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2016年8月4日木曜日

微分方程式講義(2016年版)試験問題の解答と講評

平成28年度 数学Aの試験問題とその解答を公表する。 

試験問題

解答



70点満点で、点数配分はつぎの通り。


、問 は、各 15点
、問 は、各 20点 

部分点は、原則 5点 刻みで与えた。

全般の講評としては、かなり出来ている。前年度の出来が良くなかったので、今回は幾分易しくしたからであろう。それにしても40点以上が半数を超えているので、総体的に言って学生の皆さんがよく試験勉強したからだと思える。大変良い事である。教えがいがあったというものだ。

全問よく解答されていた。特に3番は標準的な問題であり大多数が正答していた。

で基本的な誤りあった。解 y =(5/2 x³ - 5Cx⁵)⁻⁵  は間違いである。  u =y⁻⁵ から y=u⁵  は言えない。 これは罪が重いので減点の対象とした。
2 で変数分離法で解答したものに対しても、正答ならば満点を与えた。
4 では ロンスキアンの定義を忘れているものが殆どであった。基本解行列の行列式です。わすれないように!

採点は厳しめにしたが、満点が3名いた。

09A15052
09D15057
09D15099

65点を取った学生さんんも8名いる。

09A15007
09A15060
09A15063
09A15079
09D15005
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09D15067
09D15074

以上の学生さんは、秀が期待できる。3回目のレポート採点がまだだが、大勢には影響しない模様。優の学生さんが、半数近くなるかも知れぬ。FDの立場から言えば問題があるかもしれぬが、採点基準を明示している以上、これで成績提出します。

追記: 成績講評の際に、満点がもう1名いるのを見過ごしていた。ここに修正しておく。従って4名も満点であった。素晴らしい!

09A15044  

追記2: レポート3の採点も済ませた。成績の集計をすると予想外の良好な結果になった。何と秀(90点以上)が37名もいる。合格者の大半は優である。不合格者は9名。履修者総数119名なので、驚異的に良い成績であった。試験問題が易しかったので、この結果に繋がったのだろう。