2年前に眼球手術を行った。
そのしばらく前から、右目がにじんできてよく見えなくなってきた。
眼科医に検査してもらったところ、翼状片が両眼とも出ており右目を手術することを勧められる。
神戸海生病院の主治医の先生と相談して、一日入院で手術することになった。
地元の病院で、自宅から歩いていけるところにある。
カソリック系の最新設備の整った病院だ。
外国人もよく見かける。 有名人もたまにみかける。
病状の翼状片とは、結膜(白目)の下の組織が増殖し、角膜(黒目)に入り込んでくる病気。
充血、異物感を自覚する。
角膜中央部に向かって進向すると、乱視が出現し視力が著しく低下する。
グロな画像で申し訳ない。
まったくこの通りの症状で、視力が低下して見えずらくなり、
視力のもともと悪い左目だけで見ているような状態だった。
原因は、長期間にわたる紫外線暴露が原因と言われているが、正確には不明。
Fijiのような太陽の熱射の厳しいところに行ったこと?
と思ったが、長期間ではない。
治療法としては、点眼や内服では消退できないので手術が選択される。
次のような手術方法が取られた。
翼状片(白い出っ張り部分)を切除し、再発を予防するために切除したその部分に
正常の結膜を持ってきて縫い付ける。
若き名医である、田口浩司先生に手術をして頂いた。
時間は、40分位だが目の前のライトが眩しく青や赤の形で迫ってくる。
先生がメスを使って翼状片を取り除いているのがわかる。
さらに糸で正常な結膜を縫っているのも感じでわかる。
手術後しばらくは、局部麻酔がきいてたのでそれほどでもなかったが、
きれると痛くてたまらない。
眼球全体に鈍くて重い痛みがあり、目玉を動かすとチクチク痛み涙がでてくる。
トッテモ イタイ
その日痛みどめの薬も飲まず、病室でいたみに耐える。
翌朝診察の結果、きれいに取れているそうで手術成功に安堵する。
術後のケア(感染や結膜障害防止の点眼液)も昨年の3月には終わった。
ヤレヤレ
あとは、現在の話。
しかしながら、目の調子は元に戻ったわけではない。
もう一方の翼状片が残っているし、全般的にものが見えにくい。
老眼も進んでいるのだろう。
今や現役のときのように、長時間パソコンの前に座りつづけることはできない。
3時間も続けて論文書き(今はブログ?)をやっていると、
目が真っ赤に充血して画面を見れない。
それやこれやを考えると、定年というのは学者商売の潮時だったかもしれぬ。
40年と半年もやってきたので、
もう趣味の数学研究で定年後をすごしてもいいのじゃないか?
と弱気に、「見返る」ものは何もないが、後ろ向きになっている私であった。
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