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2014年2月6日木曜日

眼球手術

2年前に眼球手術を行った。
そのしばらく前から、右目がにじんできてよく見えなくなってきた。
眼科医に検査してもらったところ、翼状片が両眼とも出ており右目を手術することを勧められる。

神戸海生病院の主治医の先生と相談して、一日入院で手術することになった。


地元の病院で、自宅から歩いていけるところにある。
カソリック系の最新設備の整った病院だ。
外国人もよく見かける。 有名人もたまにみかける。

病状の翼状片とは、結膜(白目)の下の組織が増殖し、角膜(黒目)に入り込んでくる病気。
充血、異物感を自覚する。
角膜中央部に向かって進向すると、乱視が出現し視力が著しく低下する。


グロな画像で申し訳ない。
まったくこの通りの症状で、視力が低下して見えずらくなり、
視力のもともと悪い左目だけで見ているような状態だった。 

原因は、長期間にわたる紫外線暴露が原因と言われているが、正確には不明。
Fijiのような太陽の熱射の厳しいところに行ったこと?
と思ったが、長期間ではない。

治療法としては、点眼や内服では消退できないので手術が選択される。

次のような手術方法が取られた。
翼状片(白い出っ張り部分)を切除し、再発を予防するために切除したその部分に
正常の結膜を持ってきて縫い付ける。

若き名医である、田口浩司先生に手術をして頂いた。
時間は、40分位だが目の前のライトが眩しく青や赤の形で迫ってくる。
先生がメスを使って翼状片を取り除いているのがわかる。
さらに糸で正常な結膜を縫っているのも感じでわかる。

手術後しばらくは、局部麻酔がきいてたのでそれほどでもなかったが、
きれると痛くてたまらない。
眼球全体に鈍くて重い痛みがあり、目玉を動かすとチクチク痛み涙がでてくる。

トッテモ イタイ

その日痛みどめの薬も飲まず、病室でいたみに耐える。

翌朝診察の結果、きれいに取れているそうで手術成功に安堵する。
術後のケア(感染や結膜障害防止の点眼液)も昨年の3月には終わった。
ヤレヤレ

あとは、現在の話。

しかしながら、目の調子は元に戻ったわけではない。
もう一方の翼状片が残っているし、全般的にものが見えにくい。
老眼も進んでいるのだろう。

今や現役のときのように、長時間パソコンの前に座りつづけることはできない。
3時間も続けて論文書き(今はブログ?)をやっていると、
目が真っ赤に充血して画面を見れない。

それやこれやを考えると、定年というのは学者商売の潮時だったかもしれぬ。
40年と半年もやってきたので、
もう趣味の数学研究で定年後をすごしてもいいのじゃないか?



と弱気に、「見返る」ものは何もないが、後ろ向きになっている私であった。


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