このところ、遠出はしていなかったのであるが、ワイフの申し出により白浜、串本、新宮、太地、熊野三山、瀞峡、十津川と紀伊半島を巡る1泊旅行に参加した。 早朝に出発して翌晩遅くに帰るという非常にハードな旅行であったが、梅雨時期であるにも関わらず、天候には恵まれ無事に予定通り全ての見学を終えることができた。これも、ひとえに息子がドライバーとして頑張ってくれたお蔭である。感謝。
私もサイバー取材でなく、リアルつまり現地取材が出来て、記事を書く上では大変に有益であった。サイバー空間の中には存在しないものが、やはり実世界には数多存在していて、それは現地にいって実際に見ないとよくわからないのだ。 今回は、老いてポンコツ化しつつある自分およびその周辺が、如何にして大過なく生きていくかという重い課題を考える機会でもあった。
記事ではそんな鬱陶しい話は書かずに、例によって インターネット利用の観光地訪問記でしかない。
旅行で見聞きしたことに関して、記事にしたいテーマは沢山あって、そのテーマ毎に何回かに分けで報告したい。
1回目は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参拝道」登録10周年である。 丁度今日7日で
10周年になるそうだ。勿論そんなことは、つゆ知らずに熊野本宮大社に出向いたのだ。
ここには、何年か前に日帰りバスツアーで行ったことがある。
Wikipedia より引用。
熊野本宮大社
熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)は和歌山県田辺市本宮町本宮にある神社。
熊野三山の一つ。家都美御子大神(けつみみこのおおかみ、熊野坐大神〈くまぬにますおおかみ〉、熊野加武呂乃命〈くまぬかむろのみこと〉とも)を主祭神とする。
現在の社地は山の上にあるが、1889年(明治22年)の大洪水で流されるまで社地は熊野川の中州にあった。明治以後、山林の伐採が急激に行われたことにより山林の保水力が失われ、大規模な洪水が引き起こされ、旧社地の社殿は破損した。現在、旧社地の中州は「大斎原」(おおゆのはら)と呼ばれ、日本一高い大鳥居(高さ33.9m、横42m、鉄筋コンクリート造、平成12年完成)が建っている。
これです。
熊野宮といえば、八咫烏 (やたのからす:注)が有名です。 3本脚だったのか。知らんかった。
日本神話の勉強不足です。 2本脚のは、熊野川にも何匹か見受けたのだが・・・。
注:日本神話において神武東征の際、高皇産霊尊によって神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされる烏。
これが、境内への石段です。日曜だけに沢山の人が参拝に来ておりました。
登る階段の途中にある、抜戸大神の祠です。 本宮参拝まえに、
ここを参拝しないといけないそうだ。そう書いてあった。
注: 抜の漢字が違うが該当漢字を見つけられない。
このような、世界遺産登録10周年記念の看板もありました。 商魂逞しいですね。
そして、大きなしめ縄の飾ってある山門を抜けると、
拝殿である。
御社殿は、四殿からなる。
このような外観です。
お祀りしてある、神々はつぎのようになっている。
第一殿 | 西御前 | 熊野牟須美大神・事解之男神 | |
---|---|---|---|
第二殿 | 中御前 | 速玉之男神 | |
第三殿 | 證証殿 | 家都美御子大神 | |
第四殿 | 若宮 | 天照大神 |
10周年記念日の前日の催しとして、熊野鬼城太鼓の実演がありました。
こちらは、平安装束の熊野古道巡礼マスコットガールです。
宣伝のため、駆り出されています。
昨日の新聞の記事に、世界遺産に熊野古道30キロ延長申請という記事が載りました。
7日で登録から10周年を迎える世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」について、和歌山県が計30キロ以上の追加登録を目指し作業を進めている。歴史的価値の証明など必要な条件を整え、国を通じて再来年2月末までに申請を実現したい意向だ。同県教委は「未登録の参詣道も価値は同じ。世界遺産としてつなげたい」としている。
「中辺路(なかへち)」「大辺路(おおへち)」、高野山に至る道など20カ所以上(計30キロ以上)
を候補としてリストアップした。
3コース増やすのは観光場所の拡大により大儲け、いや地域興進を図ろうという訳です。
良いことだと思います。放っておけば荒れ果てるにきまっている。
その10周年の記念式典、前日のアトラクションとして、熊野鬼城太鼓の演奏がありました。
これは、なかなか見どころ、聞きどころがありました。
男衆2人の大太鼓と、女性の小太鼓も加えた演技がありました。
男衆のほうを動画でアップします。 女性の加わったほうは、撮影時間が長い(4分!)ため、
インターネット接続状況の極めて悪い自宅のパソコンからアップするのは無理であった。
何度やっても途中で切れてしまう。 仕方ないので諦める。
演奏をお聞きになっている、カメラマンと熊野古道巡礼マスコットガールである。
今回はこれでおしまい。 ごきげんよう。
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