動物のやきもの リサ・ラーソン
期日がせまり、頼まれていた論文のレポート報告をしなければならない。それで、趣味のブログ書きは4日連続で休んでしまった。
その間、日常業務(主夫見習い業)の他は、その報告書作りのための勉強ばかりやっていた。私のかっての専門分野に近い論文なのであるが、正直なところ今読んでみるとそれ程面白い訳ではない。 しかし、頭の再鍛錬になったのは間違いがない。
論文の内容を理解して、証明確認の為、検証計算をしていたので、それだけでアップアップになり、とてもブログを書く気持ちにならなかったのだ。 難しい計算ではないが、面倒な計算でレポート用紙40枚以上も使った(といばる)。 ようやく、昨日報告を書き終わり、メールで送り一件落着。 ほっとした。
それで、不特定少数の読者のため、今日からまた午前中のブログ書きを再開する。 身内の為ではない。今やワイフは、このブログを週に1,2度しか読んでいない。それもまとめての流し読みである。恐らく、私の身内の読者は皆そうであろう。 まあ、お気楽記事しか書いてないので当たり前か、と思いつつ始めよう。
今回は、スウェーデンの陶芸家リサ・ラーソンの紹介である。 信楽に行った時、滋賀県立陶芸の森 陶芸館 のパンフを見て知ったのである。 よく知られているように、彼女はユニクロのTシャツとかパーカーに描かれている動物のモデルとなる陶器のデザイナーである。
これがトレードマークの猫。
パンフは、これである。
来年の3月7日から6月7日まで、特別展「リサ・ラーソン-北欧スウェーデンの動物のやきもの」が開かれる。
スウェーデンの陶芸家 リサ・ラーソン(1931年生まれ)。動物や子どもたちをテーマにした彼女の作品は、世界中の人々に愛されています。
滋賀県立陶芸の森では2015年春、そんな彼女の作品を一同に会した待望の特別展、「北欧スウェーデンの動物のやきもの リサ・ラーソン」を開催します。
人物紹介を、Wikipedia の英語版から引用する。日本語版はない。
Lisa Larson
Lisa Larson, born in 1931, is a well established ceramicist and designer in Sweden as well as on the international scene. Famous among others for her sculptures Small Zoo (1955), ABC-girls (1958), Africa (1964) and Children of the World (1974–75).
Small Zoo (1955), ABC-girls (1958), Africa (1964), Children of the World (1974–75).
などのシリーズ作品が有名である。
Larson was born in 1931 in the south of Sweden. Studied at College of Crafts and design in Gothenburg 1949-54. Then employed at Gustavsberg porcelain by the Artistic Director Stig Lindberg. Larson left Gustavsberg in 1980 to work freelance for a number of Swedish companies including Duka, Kooperativa Förbundet and Åhléns. In 1992, she founded Gustavsberg Ceramic Studio with a few of her old colleagues. In the studio, new design and small scale production still takes place.
(訳) ラーソンは、1931年スウェーデンの南で生まれる。グーテンベルグの工芸デザイン大学に1949年から54年まで学ぶ。芸術部門の支配人であるスティグ・リンドベリに認められ、グスタフスベルク製陶所に採用される。その後1980年にグスタフスベルクをやめ、フリーランスとして Duka、Kooperativa Förbundet、Åhléns を含むスウェーデンのいくつかの会社で働く。1992年にグスタフスベルク陶器スタジオを彼女の古くからの友人たちと創設する。そのスタジオでは、新しいデザインや小物の制作もなされている。
下手な訳だが、許されよ。会社名は日本語訳がわからんので、そのままにしてある。
以下、パンフの記事を参考にした。
1) リサ・ラーソンは23歳という若さでスウェーデンを代表する製陶所、グスタフスベリ・ファブリカに迎えられる。その認められるきっかけになった作品が、Wikipediaにある写真に写っている花瓶。
2) 50年代、リンドベリに勧められて作ったネコにはじまる「LILLA-ZOO-小さな動物園シリーズ」は、リサの最初の大量生産作品で、26年の在籍期間中には、こうした動物シリーズを初めとして約320種類もの作品を制作し、スウェーデンを代表する人気作家となる。
そのころの彼女です。
3) 1992年からは、彼女達の所有するスタジオに場所を移し、作品を作り続ける。彼女は、北欧スウェーデンにおける、80歳を超えてもなお現役で輝き続けるアーティストである。
大したおばあさんである。 それしか言いようがない。
現在のリサ・ラーセン。
彼女の作品は、人気があり、大量生産の作品とは言え、古い作品には高値が付いている。
ABC-Flickor シリーズの作品で、248,000円で売れたそうです。
同じく、ABC-Flickor シリーズの作品で、388,800円で売却済。
絵付けがとても良い。ふんわかとした安らぎの表情は、とてもかわいいですね。1つ欲しいが手が出せん。
動物園シリーズとかアフリカシリーズにおける、動物の造形は勿論だが、特にその表情が面白いと思う。
作品を見ていこう。値段は考えないようにしよう。
動物たち。
動物園とアフリカシリーズ
ABC-Flickor シリーズ等での女性像
このような陶板も制作している。
これらの作品を是非入手したいと思われる方は、このページを見てください。
財力が有りさえすれば、カード支払いで幾つでも取得可能である。
大部分は無理だが、私にも買えそうなのがある。
21,600円 だが、残念なことに在庫切れ。
ということで、今回はおしまい。
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