TVドラマの「夢千代日記」の第一回目は、夢千代が原爆症の治療に神戸の病院へ行き、 その帰りに山陰線の列車が余部鉄橋にさしかかるころの車内から始まる。 夢千代館でこのシーンを見ました。 結局は果たせずであったが、その象徴ともいえる余部鉄橋を見たかったのである。実際に訪づれた時は、もっと詳しい記事を書くことにして、今回は調べたことを中心にして余部鉄橋の紹介をしたい。 Wikipediaの記事ではこのように説明されている。
余部橋梁(あまるべきょうりょう) 兵庫県美方郡香美町香住区(旧・城崎郡香住町)余部、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線鎧駅 - 餘部駅間にある橋梁(単線鉄道橋)である。 そうなんである。あの懐かしい余部鉄橋は既になく、新しい橋梁に変わってしまっている。 古い記事はどうなったのだと、お思いでしょうが、読み進めるとちゃんと存在する。
ほっとしましたね。 余部鉄橋 旧橋梁は1909年(明治42年)12月16日着工、1912年(明治45年)1月13日に完成し、同年3月1日に開通した。全長310.59 m(橋台面間長309.42 m)、下を流れる長谷川の河床からレール面までの高さ 41.45 m 、総工費331,536円。11基の橋脚、23連の橋桁を持つ鋼製トレッスル橋である。23連となるのは、各橋脚上に30フィート桁、各橋脚間に60フィート桁がそれぞれ架設されているためである。 余部鉄橋の素晴らしい画像が沢山存在している。鉄ちゃんが多い故である。著作権に触れない様に画像収集を試みた。 暫し、楽しんでください。 もし問題があれば、ご連絡お願いします。 冬季の写真 鉄ちゃんならずとも、いいですね。 橋の構造図。 鉄橋建設の歴史写真。 香美町の香住観光協会のホームページから。 余部鉄橋の完成 香美町香住区余部にある鉄橋。JR山陰本線の鎧駅と餘部駅との間に位置しています。 全長309.4m、橋脚の高さ41.5mで、トレッスル式鉄橋と しては日本一の規模を誇り、山陰本線の名物です。鉄橋は、余部集落をまたいで東西の山に架け渡され、東側に東下谷トンネル、西側に餘部駅があります。 明 治42年12月着工。アメリカより輸入した鉄材を使用し、機械力の乏しい前近代的工法の中にあって、当時最高の技術を駆使。明治45年1月に完成しまし た。 明治45年1月28日、試運転を実施。2両連結の機関車が運転されました。 同年3月1日香住~久谷(新温泉町)間の営業が開始され、山陰本線は全通と なりました。 工事には、33万1,000円の費用(現在地に現橋梁と同じものを建設する場合の工事費用概算:42億円)と工夫25万人を要しました。 鉄橋が通勤路 余部鉄橋開通時に駅はなく、通勤する人たち等は列車の合間を縫って余部鉄橋を歩いて渡り、約1.8km離れた隣の鎧駅まで線路を歩いて通っていまし た。 餘部駅の完成 不便な生活が続いていた昭和30年、余部の人々は当時の 国鉄に駅の設置を強く働きかけ、さらに余部小学校児童も当時の県知事に駅設置を願う手紙を書くなどした結果、ようやく餘部駅ができることになりました。 子どもと大人が一緒に力を合わせ、海から石を運び、駅までの道やホームをつくりあげ、昭和34年餘部駅が誕生しました。念願の一番列車が到着し、村中総出で歓迎、大喜びしました。 不幸な事故もあった。 悔やみきれない列車転落事故 暮れもおしせまった昭和61年12月28日午後1時25分頃、福知山発浜坂行下り回送列車が余部鉄橋を走行中、最大風速約33m/sの突風にあおら れて客車7両が約41m下に転落し、水産加工場と民家を直撃しました。この事故により、水産加工場で働く地元の女性従業員5名と車掌1名の尊い生命が奪わ れ、6名が重傷を負いました。 みやび転落事故や架替工事の様子を写真紹介した動画がある。 このような労苦と歴史が余部鉄橋にはあったのだ。 さて、現在の余部鉄橋と余部駅を見よう。駅は、「空の駅」として売り出し中である。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
明治45年の完成から約100年間JR山陰本線を見守り続けてきた余部鉄橋。 平成22年、新しくコンクリート橋に架け替えられましたが、JR餘部駅側の3本の橋脚は現地保存され、このほど「空の駅」展望施設として生まれ変わりました。 展望施設ではベンチが設置され日本海の絶景が楽しめます。 また、かつての枕木やレールなども見ることができます。 地上高40mの浮遊感や日本海の美しい眺めをお楽しみ下さい。 【場所】JR餘部駅 兵庫県美方郡香美町香住区余部字ナワテ1861番地2 【お問合せ】 道の駅あまるべ Tel.0796-20-3617 香住観光協会 Tel.0796-36-1234 香美町 Tel.0796-36-1111 地上から、この「空の駅」まで来るのは麓から登っていかねばならないようだ。未確認だが、エレベーターはないようだ。 新橋梁の写真。 近々行ければ、新橋梁や駅の写真を沢山撮りたいものです。 今回は、これでおしまい。 |
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