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2015年6月14日日曜日

新余部鉄橋訪問記

行ってまいりました。余部鉄橋です。昨日次男が約4時間の長距離ドライブで連れていってくれた。その旅行記は次回に書くことにして、今回は写してきた新余部鉄橋の写真集です。

前回の記事 余部鉄橋 で、


近々行ければ、新橋梁や駅の写真を沢山撮りたいものです。

と書いたが、その予告通り写真をバンバカ撮ったので見て楽しんで頂ければ嬉しい。

余部道路をでて、余部へ向かって走るとコンクリの新橋梁が見えてきた。


田圃の前から写した橋桁の様子。スマートで、見たところ高速の橋桁のようですね。

橋梁の後方に赤い旧橋梁の一部が見えている。手前にあるのは、余部小学校。

橋の麓には、道の駅あまるべがあり、その横手が駐車場になっている。


ここで車を駐車する。 橋の下一帯が整備され公園になっている。旧橋梁も一部残されていて、観光のスポットとして売り出し中である。自家用車だけでなく、観光バスも駐車していたのだ。

周辺案内図



地図でいうと、このような配置になっている。


平成25年の5月3日に、余部鉄橋空の駅」が開設された。まだ2年しか経っていない新しい駅というか施設である。
 



道路の向かいには、山陰本線 余部橋りょう と書かれた橋桁の一部が残されている。


昭和61年の年末に起った車輛転落事故で亡くなった方々を慰霊する観音像。



 

 
そして、下から見上た新橋梁旧橋梁旧橋梁は、意外に細い幅の鉄骨で構築されている。


さらに見上げる。

駅方面の橋桁を下から望む。

旧橋脚跡に造られている東屋。


地上から余部駅まで登る山道が左下に見える。



ここで、兵庫県香美町の作成したパンフを用いて、新旧の橋梁の簡単な説明をおこなう。
前回の記事にも書いたが、明治45年に東洋一を誇る鋼トレッスル式高架橋として、余部鉄橋が完成する。昭和32年には、3次にわたり長期修繕計画が行われ橋梁部分の抜本的取り換えが行われた。そして、昭和34年には、余部駅が誕生する。

昭和61年末の列車転落事故を受けて、列車運行の安全性と定時制の確保を図るため、平成3年に「余部鉄橋対策協議会」が設立される。協議会は、防風壁を備えたコンクリート製の新橋梁の建設を進言し、その計画により架け替えを行うことになる。

新橋梁は、耐風性に優れるエクストラドーズドPC橋が採用されている。透明なアクリル製の防風壁が設置されており、風速 30m/s での運行が可能になった。

このような経緯である。

コンクリ舗装がなされた山道を登って、40m上の 「空の駅」 余部 へと向かう。

展望施設の案内図。旧橋脚に掲示されている。


このような階段が空の駅までつづいている。
 


路の途中にある、旧余部駅開設当時の写真と記事の掲示板。パンフにあった昭和34年の記事。


当時の県知事であった、阪本勝氏が開設を記念して揮毫した書の石碑。



登上階段途中からの、余部鉄橋の写真。


同じく階段途中での、橋の真下からの写真。


同じく駅への登り道からの写真だが、電信柱が景観の邪魔をしてるね。


この山道からは、余部漁港の景色が見える。

 
 
 
 


そして、再び余部鉄橋の雄姿。


やはり山道の途中にあった、余部観光協会の観光マップの看板。


 
そして、余部駅に到着。

ここで 余部鉄橋 空の駅 のパンフを紹介する。 舗装された旧鉄橋の写真が表紙になっている。




空の駅というのは、実際の駅のことではなく、この展望施設全体の事を指している。

上の写真にあるように、舗装された旧線路の反対側は、そのままにして残されている。



山道を登り切ったところにあるのが、旧線路の舗装されていない部分の終点。

 

 
ここから余部駅のプラットに上がることができる。
 
丁度特急が通過するところであった。
 

あっという間に目の前を通り過ぎ、


走り去っていったのであった。


列車が去ったあとの線路。 ・・・・ 何の意味もない写真である。



列車の走っていない、現役の線路。プラットも真新しい。トイレは完全閉鎖式である。


駅名板の前で、ガッツポーズを取る爺さん。余部まで来たという証拠写真。


ここから見る日本海の景色。


 
 旧線路上で、快哉を叫ぶ爺さん。よっぽど嬉しいらしい。


空の駅 展望施設前でカッコをつける爺さん。

ここが展望施設で、

1)高さ40mの余部鉄橋跡を歩くことができる。 足元を見ないで、海を見ながら歩くこと。 

2)ベンチに座って日本海の眺望を楽しめる。

お子さんが寝そべってはダメですよ。と言っても子供は聞かない。


突き当りには、金網が張られている。その先は、こうなっている。

 
観光客は結構いましたね。このような風情でした。

新旧2本の線路で、旧線路上を歩いて駅の入り口まで戻る。

 
駅入り口からさらに階段を登ると、撮影スポットにでる。
 
橋梁とほぼ同じ高さからの写真。
 


橋梁よりも高い地点からの写真。


違いは線路が見えるかどうかだけ。
 
鎧駅方面のトンネル
 

列車の走っている所を写したかったが、1時間後なので無理。


今度は、駅からの下りで写した鉄橋の写真。

そして、地上に戻ってきた。 新橋梁の真下からの写真。


 
 道路向かいにある広場に掲示されている、余部鉄橋の説明パネル。
 

 



仔細は、 余部橋梁 を参照されたい。

橋の下を流れる川。

 
由縁は知らぬが、雙葉のブロンズ像が川べりに建てられている。


道の駅 あまるべ に展示してあった余部鉄橋の模型。


 
新余部橋梁の写真は以上沢山アップしました。満足です。これで今回はおしまい。

(追記:夢千代のように、余部橋梁を列車で渡ってみようというイベントがある。と言っても、ダイヤ定刻の列車に乗るだけだが、一層の感慨深いものがあるだろう。そのような希望を持つ方のために、香美町の用意したパンフがある。参考のためにアップしておく。余部ー鎧間は、大人140円、余部ー香住間は、大人200円である。



 
 
 

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