なかなか充実した旅行でした。その報告をしたい。見学の詳細については、各項目毎に記事にする予定なので、今回は旅行の概略を写してきた写真を基にして説明する。それでも脱線するので長くなってしまう。悪い癖だ。
25日の朝8時40分ごろに自宅を出発。神戸市バスでJR六甲道駅まで行く。ここで、鳥取行の特急券と乗車券を購入。
三の宮駅で、スーパーはくと3号に乗り換え鳥取へと向かったのである。
所要時間は、 六甲道発 09:33 ⇒ 11:57 鳥取着 という訳で、約2時間半で鳥取までいけるのである。意外に便利なのだ。
三の宮駅構内で特急待ち。ワイフは、駅の外のパン屋で朝飯を調達。
やって来ました。 スーパーはくと3号。
列車内の様子。椅子は木製でどっしりと落ち着いた造りになっている。ゆったりしている。かっての新幹線車両よりはるかに広い。快適である。
この席で、入れたてのコーヒーとフイッシュバーガーとサンドイッチを食す。楽しい遠足旅行の始まりである。こちらが前方方向。
車窓からの景色を楽しんでいるうちに、もう鳥取駅に到着。
駅で名探偵コナンのラッピング列車に遭遇。とても良い機会だったので、ばっちり写した。
鳥取県は、まんが王国として売り出そうとしていてその目玉が名探偵コナンなのである。
その全貌。以前記事で紹介したのとは、車両が異なっている。 ラッピング列車と電車 I
コナン列車の横でご満悦のデブ爺。
特急スーパーはくとの車輛。先頭に Jiro Taniguchi のサインがある。あの漫画家の谷口ジローである。彼は、鳥取商業高校卒です。
この方ですね。私も愛読者です。2011年フランス政府芸術文化勲章シュヴァリエ章を貰っています。作品は、芸術作品といっても過言ではない。機会を見つけて記事にしたいと思っとります。
駅内に展示されていたしゃんしゃん傘。
毎年8月に鳥取しゃんしゃん祭が開かれる。その踊りに用いられる傘ですね。今年で、51回目で8月2日から15日まで行われる。 鳥取しゃんしゃん祭
(写真:©鳥取しゃんしゃん祭振興会)
鳥取しゃんしゃん祭がギネスの「世界記録(最大の傘踊り)」に認定されたそうだ。何と1688名!
駅にはこのような垂れ幕も飾られていた。
ふるさと 大きな星が 出とる
鳥取東高校の書道部の学生が書いたのだろうね。
駅構内には、「名探偵コナンミステリーツアー」関連の展示物が沢山ある。爺が邪魔だが、コナンをリーダーとする「少年探偵団」のメンバー5名の像がある。鳥取砂丘に因んで、砂で彫像されている。 鳥取砂丘と砂の美術館
爺が座ったので、一応5名全員の顔が見える。
ワイフの指示に従った訳だが、それでも見えにくい。それで、私が写した。よく見えるようになった。
色付きで復活させよう。少年探偵団のメンバーの氏名をあげておく。
江戸川コナン 下段中央
灰原哀 下段(向かって)右
吉田歩美 下段左
円谷光彦 上段左
小嶋元太 上段右
の5人で構成されている。 クリックすると、Wikipedia 内検索ができます。コナンに詳しくない方への配慮である。
ミステリーツアーのポスター
鳥取駅は、2年前に改装され、駅構内の商業施設シャミネも充実している。
駅前にある、鳥取県の巨大観光ガイドまっぷ。
駅前のバスターミナルから、コミュニティバス 「くる梨(くるり)」 の
緑コースを利用して、鳥取県立博物館へむかう。100円循環バスで、格安。このバスです。名を緑ポンチョという。
少し説明すると、
鳥取市100円循環バス「くる梨(くるり)」
というのが運営されており、市内の観光地全てを周りまた市民の足となっている。タクシーは意外と走っていないので、駅以外ではつかまえるのは困難である。それで、この循環バスを利用するのが便利。路線はこのようになっている。大体1時間に3本運行。
10分少々乗って、仁風閣・県立博物館 で下車。ここら一帯は久松公園になっている。
Wikipediaでは、こう説明されている。
久松公園 | |
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久松山と仁風閣
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所在地 |
鳥取県鳥取市東町二丁目
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分類 | 都市公園(歴史公園) |
面積 | 7.37ha |
運営者 | 鳥取市 |
久松公園(きゅうしょうこうえん)
鳥取県鳥取市東町にある都市公園(歴史公園)である。
園内の名所施設として、
● 久松山
● 鳥取城跡
● 鳥取県立博物館
● 仁風閣
がある。鳥取県立博物館の2階特別展示室で、お目当てのレオナール・フジタ展が開催されているのである。私は、全くもの知らずで久松山を「ひさまつやま」と読んで馬鹿にされていたのだった。
これが公園の石碑。上に石が乗っかっているのだが、(知らずに)省略した。
レオナール・フジタ展の掲示板。
鳥取城のお壕。
お壕の通路入り口にあった童謡 ふるさと の石碑。地元出身岡野貞一の作曲である。
この方である。 「おぼろ月夜」、 「春が来た」、 「春の小川」、 「もみじ」 など多くの名曲を作曲した。彼の人となりは、わらべ館の項目で説明する予定。
石碑の前には、このような装置があり、下のボタンを押すとパネルの歌手が「ふるさと」をうたうのである。私は、さだまさしを押してみました。
懐かしい曲ですね。作詞者の高野辰之に焦点をあてた動画。
ここが、北の御門跡。
鳥取城の石垣が奥にみえる。その奥にそびえているのが久松山。
この広い道を左手に折れると博物館の建物が現れる。その石碑。
この建物である。
最近は息子の注意を守って、個人情報の保護のため、なるたけ人物は写さないようにしている。写ったとしても、その人物が特定できないよう配慮しているのである。
博物館の入り口。
ワイフの後姿に関しては、個人情報保護の埒外である。
2階がレオナール・フジタ展の展示会場になっている。
休憩所
充実した嗣治の作品群が展示されており、満足した。感動的ですらあった。その報告は、次回以降の記事にまわす。
レオナール・フジタ展を見終わって、1階の展示室も見回る。
パンフ
パンフに記されているように、博物館の構造はこのようになっている。
1階自然展示室では、鳥取県の大地の成り立ちから、鳥取砂丘や大山の生物、そしてオオサンショウウオをはじめとする貴重な生きものまで、多様な自然の姿を紹介します。
鳥取砂丘の大写真ですね。それと、生きた(大きくない)オオサンショウウオがいる。ホルマリンづけの巨大オオサンショウウオも展示されている。120年位生きていたらしい。
- 死亡当時の全長143cm、体重44.3Kgでした。特に体重についてはこれより重い記録は見つからず(当館調べ)、世界最大級のオオサンショウウオの標本です。
あとは、色々動物の剥製や、昆虫の標本、魚の剥製などがある。
歴史・民族展示室
旧石器時代から江戸時代までの郷土の歴史や人々のくらしのようすと、今も行われている祭りや伝統行事などについて紹介します。
あまり熱心に見ておりません。殆ど素通り。
近代美術展示室
鳥取藩ゆかりの絵師や、鳥取県の近現代美術など郷土と関連の深い美術作品を博物館のコレクションの中から紹介します。随時、展示替えをして、多様な作品に触れていただきます。
洋画家・前田寛治の作品が思いのほか沢山展示されていて、見ごたえがありました。
その他に佐伯祐三や児島善三郎の作品あった。画像は、残念だがアップできない。
博物館見学を終えて、お隣の仁風閣を見学する。
仁風閣(じんぷうかく)は、フレンチルネッサンス様式の西洋館である。中国地方屈指の明治建築として名高く、1973年6月2日には国の重要文化財に指定されている。
仁風閣の周辺が、宝隆院庭園になっている。
この仁風閣にまつわる薀蓄話その他の写真記事は別稿で書く予定なので、今回はそのお姿の写真を1枚だけ。
爺さんは、「るろうに剣心」の緋村剣心の真似をしている。
宝隆院庭園を散策しよう。
この名園は、十一代藩主・池田慶栄の未亡人・宝隆院のために十二代藩主・池田慶徳が扇御殿とともに作った池泉回遊式の庭園です。
久松山を背景に自然林を活かした渓流の岩組、滝口がなる景色は美しい。
鶴をかたどった池には、豪壮な亀島を浮かべ、地形の変化に富む。
美しく整備された庭園です。鳥取城の石垣が庭園から見える。
松の木が支えられている。謂われのある名松やもしれぬ。
徳川末期の造園の特徴をよく現しているとされる。
庭園から、仁風閣を望む。
茶室
庭園の別の方向から仁風閣を望む。
仁風閣正面に植えられている松。見事な枝ぶりである。
仁風閣の裏手に鳥取城跡が広がっている。日本100名城の1つだが、現在は石垣や天守台しか残っていない。
これがその城門。
このような石段を登って、
武家屋敷風の建物が残っている。
この建物がわらび館。
卵型の標石。
館内の見学記も別稿にまわす。
かくして、4時半には鳥取駅の南口に戻ることができて、宿舎のレーク大樹が用意してくれた
バンに乗り込むことができたのであった。そして20分ほどで、湖山池畔の宿舎に到着したのである。ここには、温泉がでる。夕食前にゆっくりとお湯につかる。それについては、次回に説明する。
無くてはならない夕食の大グルメ写真。詳細は省くが、左端はノドグロの干物で絶品。美味し。
これに追加のお刺身。剣先イカ、中トロ、ハマチ、甘エビである。
蓋を取り忘れたが、野菜とお肉の焼き物。普通の味。
ワラビの炊き込みご飯。鳥取米だそうで、中々美味。
地酒の日置桜、超辛口。一合生酒で頂く。私の好みからは、少々ずれている味。
完食しました。いつもの如く、部屋に戻ってバタンキューでした。
今回は、ここでおわる。次回の II につづく。
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