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2015年7月3日金曜日

仁風閣

鳥取、倉吉、由良旅行の番外編で、今回は仁風閣の紹介。この仁風閣にまつわる薀蓄話と写真記事を書く積り。 鳥取、倉吉、由良旅行 I

正確を期するため、前回の記事と一部重複するが、Wikipediaの記事を引用する。

 
仁風閣


仁風閣

仁風閣(じんぷうかく)は鳥取県鳥取市にあるフレンチルネッサンス様式の西洋館。
中国地方屈指の明治建築として名高く、1973年6月2日には国の重要文化財に指定されている。

もう少し、歴史を詳しくいうと、

1907年、当時の皇太子嘉仁親王(のちの大正天皇)の山陰行啓時の宿泊施設として鳥取城跡の扇御殿跡に建てられた、旧鳥取藩主池田仲博侯爵の別邸である。

100年程度しか経っていないのでむしろ新しい洋館であるが、建築物として国の文化財としての価値をもつ。

仁風閣」の館名は、この行啓に随行した元帥海軍大将東郷平八郎が命したもの。

館内には鳥取藩と池田家に関する資料などが展示されている。
2階のガラス張りのバルコニーからは池泉回遊式日本庭園の宝隆院庭園を一望できる。



前回写真紹介しましたね。

正面右の尖塔は館内にある螺旋階段用角尖塔である。

この写真でいうと、左側の尖塔です。



その螺旋階段がこれです。保存のため登れないが、美しい双対螺旋状の造りである。支えが全くないのです。



中を見て回る前に、パンフをアップする。



利用データ:

  • 開館時間 - 9時~17時(入館は16時30分まで)
  • 休館日 - 月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日、年末年始
  • 観覧料 - 一般150円(小・中・高校生は無料)

  • 70歳以上は無料だが、惜しくもその年齢に達していないので150円支払いました。

    2階建ての瀟洒な洋館である。 パンフは単色刷りなので、その外観や内部の部屋などがはっきりしない。

    写真撮影は、一階部分を除き許可されていたので、その内部を紹介したい。1階の部屋は、鳥取藩と池田家に関する資料などがパネル等で展示されている。文化財なので、劣化を防ぐためにも撮影禁止。

    1階から2階への階段を望む。2階ホールに仁風閣の書が掲げられている。この舘の命名者である東郷平八郎直筆の書である。

     
    東郷平八郎
     

    謁見所


    御座所

    広間

    御食堂

    2階テラス

    2階のもう一つの広間が、小さな写真展示場のようになっている。


    2階部分から見た螺旋階段。勿論降りられません。1本の木を湾曲させるのは、大した技術ではないだろうか。



    簡単に歴史を述べるとこのようになる。パンフの受け売りです。

    仁風閣がこの位置に建てられたのは、明治40年(1907)5月のことで、
    鳥取池田家の第14代当主池田仲博侯爵が、宮内省匠頭であった 片山東熊()工学博士に池田家の別邸として設計を依頼し、工部大学校で片山博士の後輩にあたる鳥取市出身の橋本平蔵()工学士が監督しています。
    片山博士は、明治洋風建築最高の傑作である赤坂離宮をはじめ、京都国立博物館など、数多くの有名建築を設計し、当時の宮廷建築の第一人者と云われた人です。

  • 設計 - 片山東熊、橋本平蔵
  • 施工 - 浜田芳藏
  • 起工 - 1906年9月
  • 竣工 - 1907年5月
  • 敷地面積 - 7,200m²
  • 延床面積 - 1,046m²
  • 構造・規模 - 木造・地上2階
  • 延経費 - 43,335円
  •  

    仁風閣は、明治40年の嘉仁皇太子殿下(のちの大正天皇)山陰地方行啓にあわせて完成され、皇太子殿下の宿舎として使用されました。
     
    また、仁風閣には、この時鳥取県下ではじめて電灯が灯され、室内のシャンデリアと、夜空を彩ったイルミネーションは、明治文明開化の到来を華々しく謳い(うた)あげたものです。
     その後、時代に翻弄され様々なかたちで使われた仁風閣は、昭和48年重要文化財の指定を受け、昭和49年から3年の月日と約2億円をかけ修理復元され、昭和51年一般公開となりました。
     


    ということで、現在美しい姿を保っているのは、昭和49年からの修復のお蔭です。

    2階の広間にあった、大型写真のパネル。「るろうに剣心」のロケシーンの写真であった。
    仁風閣ロケ模様、ということだが、かなり大規模なロケが敢行されたのがわかる。緋村剣心役の
    佐藤健(と思う)や、その他の俳優やエキストラさん達が写っている。最近の若い俳優さんの名前は、ほぼ知らないので、誰がどうのこうのと何も言えぬのだ。





     



     
     映画のポスター。  江口洋介香川照之は、勿論知っている。香川照之は、渋い良い性格俳優ですね。あの浜木綿子の子供とは、若い人は誰も知るまい。


     
    漫画は、私もジャンプ連載時に読んでいた。大変面白い作品だが、連載終了後こんなにブレークするとは思わなかった。
     
    ということで、今回はおしまい。
     

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