環境省の管轄である。そのホームページより:
西表野生生物保護センター(IWCC)は、イリオモテヤマネコの保護活動の拠点として整備された施設です。みなさんにイリオモテヤマネコをはじめとする西表島の自然について知ってもらい、野生生物や自然環境保全への理解や関心を深めていただきたいと思っています。
西表島と言えば、私に真っ先に思い浮かぶのがイリオモテヤマネコである。小学生のころから、私も切手を収集していたのだが、学生のころには発行されていた「自然保護シリーズ切手」の1枚にイリオモテヤマネコを描いたものがあり、その見事な凹版印刷で強く記憶に残っていたのだ。
特別天然記念物であり、実物に遭遇するのは難しいのだが、センターで見られるのでないかと思い出かけた。しかし、現在保護している個体はないという事で、生きている実物には会えなかった。
この施設です。
入り口は、2重になっている。消毒マットが敷かれており、カエルツボカビ菌(カエルに病気を起こす)が入るのを防いでいる。同様のマットは、大原港、上原港にも設置されている。
パンフ
Wikipediaによるデータ。絶滅危惧種に指定されている。
イリオモテヤマネコ | |||||||||||||||||||||||||||
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イリオモテヤマネコ剥製(国立科学博物館)
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||
CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Prionailurus bengalensis iriomotensis (Imaizumi, 1967) | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
Mayailurus iriomotensis Imaizumi, 1967 Felis iriomotensis (Imaizumi, 1967) | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
イリオモテヤマネコ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Iriomote cat Iriomote wild cat | |||||||||||||||||||||||||||
イリオモテヤマネコの生息図
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イリオモテヤマネコ(西表山猫、Prionailurus bengalensis iriomotensis)
哺乳綱・ネコ目(食肉目)・ネコ科・ベンガルヤマネコ属に分類される、ベンガルヤマネコの亜種。
1965年、沖縄県の西表島で発見された。20世紀に入って発見された中型以上の哺乳類は稀有であり、当初は、ネコ類でも原始的な形質を有する新属・新種と発表された。しかし、現在は遺伝情報の分析により、独立種ではなく、アジア東部に生息するベンガルヤマネコの亜種に分類されている。国の特別天然記念物。
センターでは、西表の野生動物に関する資料や剥製などが展示されている。館内は撮影可。
1階部分は、展示場が2階まで吹き抜けになっている。そこでは、西表島の地理や、野生動物に関するビデオが放映されている。
中央円筒部分の内側の展示。 中央に西表島の鳥瞰地図があり、周りを島の写真や沖縄民謡の歌詞が取り巻いている。
西表島に生息する動物の剥製。
イリオモテヤマネコ
その他の動物の剥製。
イリオモテヤマネコについで特記すべきは、カンムリワシ。
東南アジアに広く分布し、日本では石垣島、西表島に留鳥として生息します。
八重山では「鷲ぬ鳥節」という民謡にも歌われており、もっとも身近な猛禽類です。
そのゆるキャラも存在する。
ぱいーぐる
この別棟には、怪我した個体を治療、回復を図るためのリハビリ部屋もある。写真はそのための檻。元気になると、ここから出して広い部屋で保護する。現在は空き部屋。
西表島の幹線道路は、ヤマネコをはじめとする生きものたちにとって大切な、自然環境豊かな生息地の中を通っています。 道路には、カエルやカニ、ヘビやトカゲ、シロハラクイナなど小さな生きものたちはもちろん、ヤマネコ、カンムリワシ、キンバト、セマルハコガメなど希少な生きものたちもたくさん現れます。 幹線道路の制限速度は40km/hです(集落内はもっとゆっくり)。 集落を一歩出たら、そこはもうヤマネコの森です。どうか、生きものたちの「おうち」の中を横切っているのだ、と感じてあげて下さい。そして、生きものたちが飛び出してきても止まれるスピードで走ってあげて下さい。 特に、ヤマネコにとっては交通事故問題が深刻です。 夕方暗くなる頃~夜にかけて運転する方は注意して下さい。危険箇所にはゼブラゾーン、道路標識、移動式看板(最新の目撃情報によって移動)があります。 |
また、西表島の幹線道路には、ヤマネコなど生きものたちが危険な道路にあがらなくても無事に横断できるように、道路の下にトンネル(アンダーパス)がたくさん入っています。 でも、あまり人が近づくと、警戒心の強いヤマネコは、せっかくのアンダーパスを利用せず、道路上にあがってしまうかもしれません。 アンダーパスはむやみにのぞかないようにして下さいね。 |
交通事故死したイリオモテヤマネコ
1日、沖縄県・西表島(環境省西表野生生物保護センター提供)
その他にも、重大な危機がある。 このページを参照して欲しい。 イリオモテヤマネコに迫る危機
センターでは、広報活動の一環としてオリジナルグッズの販売も行っている。
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このセンターを訪問した際は、ぜひ買ってあげてください。
今日は電波状況が悪く、画像のアップや文字変換に時間がかかり過ぎる。仕方がないので、ここでおしまいにする。イリオモテヤマネコのゆるキャラのマーヤを紹介したかったが、画像のみとする。
IX につづく。
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