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2015年10月16日金曜日

灘のけんか祭 I

灘のけんか祭を取材してきた。山陽沿線のガイド紙「エスコート」を見て、是非とも見に行かねばと、決心していた。大袈裟だが、朝早く自宅を出ないと、お祭りには間に合わない。1日仕事である。それで日々のブログ記事を前日に書いて、昨日朝の6時半に出かけたのであった。



エスコート」の表紙と1ページ目が、お祭りの様子を写している。


 

これを見て凄そうなお祭りだと思っていたのである。このお祭りについても、詳しくないので、今回はチャンと下調べをしていたのだ。デジカメも充電は怠らずであった。 東西垂水秋祭り

Wikipediaの解説

灘のけんか祭


 
 
灘のけんか祭り(なだのけんかまつり)

兵庫県姫路市白浜町松原八幡神社で行われる秋季例大祭の通称である。毎年10月14日・15日に行われる。一の丸、二の丸、三の丸からなる3基の神輿をぶつけ合わせる神事と、旧7ヶ村の絢爛豪華な屋台が激しく練り競う勇壮な屋台練りが行われる。
松原八幡神社秋季例祭風流」として、姫路市と兵庫県の重要無形民俗文化財に指定されている。

松原八幡神社の記事は、次回にアップする予定。

祭礼の流れをWikiに従って解説する。お祭りは、宵宮、本宮の2日間である。私が参加したのは本宮のみである。それでも十二分にお祭りを堪能することができた。沢山の報道機関が来ていて、TV放送もされていた。
  • 宵宮 10月14日
昼前ごろから、東山から順に木場松原八家妻鹿宇佐崎中村の旧7ヶ村の屋台が神社に宮入りする。その後は日が暮れる頃まで、各村の屋台同士が練り競う「練り合わせ」が行われる。夕方になると各屋台には提灯や電飾が点される。
  • 本宮 10月15日
本宮は、早朝の露払いからはじまる。松原の獅子が御幣を授けられ、神社境内、御旅山山麓の広畠で幣舞を舞う。練り播(神輿を担当する村。今年は宇佐崎)の村では、早朝の海に入って海水で心身を清める潮かきが行われる。



境内内で練り合わせしている旧東山村と旧八家村の屋台。

この日は朝から屋台が宮入りし、神社前の広場で練り合わせを行う。ただし、練り番に当たる村は、屋台の宮入りを行わず、最後に3本の神輿幟を掲げて宮入りをする。全ての村の宮入り後、神様の移った3基の神輿が練り番の村によって拝殿から練り出され、神社境内において神輿をぶつけ合う神事が行われる。



神社から御旅山へと移動する旧八家村の屋台


御旅山山頂へと登っていく旧八家村の屋台

その後、松原の獅子屋台、神官、神輿、屋台の順に、西方にある御旅山へと向う。御旅山山麓の広畠でも、神輿のぶつけ合い、屋台の練り合わせが繰り広げられる。練り合わせを行った後、獅子屋台、神輿、各屋台はそれぞれ御旅山を登り、山頂にある松原八幡神社御旅所に向かう。
夕暮れが近づくと、それぞれ山からまた練りながら降りて行き、再び麓の練り場で練り合わせてから、各村へと帰って行く。時には帰り道でも他の村の屋台と練り合わせを行う。

実に要領を得た祭礼の流れの解説である。今回の報告では、写して来た写真を中心にして、お祭りの様子を紹介したい。ところで、デジカメの調子が悪く、すぐにハレーションを起こしたり、充電が減ってしまったりする。何度も撮りなおしたのだが、写りの良くないのも混じっている。さらに充電切れで、最後まで写せなかったのは、返すがえすも残念である。

パンフ




それでは、写真報告を始める。

山陽電車白浜の宮駅改札


8時15分には到着。普段は止まらない特急がお祭りの日には停車する。ここで、カメラの不調に気付き慌てる。

松原八幡神社の境内から桜門を望む。
カメラの具合が悪く、天気が悪い訳でないのに、暗くしか写らない。コントラストが自動調節できていないのだ。それで、以下適当に明度修正してある。


桜門  この入り口を屋台が通りぬけるのである。


神社前の広場  ここで屋台の練り合わせが行われる。


広場奥が駐車場になっており、その上部が観客席。報道関係や申し込んだ人のみ入れる。


大鳥居

お祭り開始前の広場での様子。9時に開始なのだが、それまでに写した(ましな)写真。






屋台。後で確認したのだが、妻鹿の宮入の屋台だと思われる。但し、完全に確認した訳ではない。


9時になり、いよいよ本番が始まる。

宮入の最初である東山村の屋台が広場に登場。
 
これがその屋台。4人で太鼓を打ち鳴らしつつの登場。


この時点で、広場は見物客で一杯であった。



屋台を担ぎ挙げたり下げたり、「ヨーイヤサー」の掛け声で、楼門前で地周りを行う様子。

ボンボリのついたシデ棒を掛け声と共に一斉に上げる。


 



いやはや、開始早々というのに大変な人混みです。屋台を担ぐ男衆は褌一丁。


東山村の神輿幟  相当の重量であるが、これを桜門入場の際には下げて突入する。


地元の中学生も勿論参加して、シデ棒をかかげて幟の周りで押しくらまんじゅうをする。写真を撮っている方がおられたので、これはリハーサルでしょうね。


 

 
 広場の周りには、駐車場だけでなく、このような鉄骨で組まれた観客席もある。有料です。
 



屋台を持ち上げた一瞬。

お兄いさん達が、屋台を担いで練り歩く。 
 




 
ついつい、若衆のお尻に目が行くが、私にはその気はないことを明言しておく。



屋台はこのように煌びやかで、中にはとんがり帽子の太鼓の打ち手4名が陣取っている。


宮入の準備を始める。


桜門の隣にある指揮所で、各村ごとに宮入の説明を地元中学校の放送部の学生さんが行う。


その様子の動画。 


屋台から天辺にあるお飾りを取り外して、神社の境内に突入。


その後お飾りを付けなおして、境内を地回りする。境内は人で一杯なので、それ程派手な動きはない。


 
二基目の木場の屋台の入場行進。飾り提灯をかかげたシデ棒を持った一団が広場に入ってくる。



木場の屋台。

木場の神輿幟

 


同様に、広場で地回しを行い、神社境内に宮入する。

松原村の入場。 見えにくいが、中央で獅子が舞っている。


三基目の松原の屋台。 人込みが凄くて、うまく写せなかった。
 

 



屋台の正面からの写真。


同じく、広場で字回しをしてから、神社に突入する。人混みを避けて、広場を一時脱出する。

こちらは出番待ちの八家村。 右側に見えるのがその神輿幟。



四台目の八家村屋台の引き手さんは、のんびり待っている。
 

 



褌の後ろ姿も勇ましき     私の句です。

朝ごはん代わりの、タンの串焼き300円というのを食べてから、神社の方に廻った。

地廻しの終わった、木場町の屋台。



八家村の神輿幟
 


木場町の屋台の全貌。 ダンジリと違って、土台が短い。こんなので、ドスンドスンと落としたり、揺れ動かされたりするのです。中の太鼓の打ち手さんは、堪ったもんじゃないね。調べて見て判明したが、この土台のことを泥台という。ぴったしのネーミングだが、こんなのを担ぐ若衆も大変である。


境内を練り廻しする、五基目の妻鹿の屋台。


屋根上の金髪のお兄さんが獅子舞を演じていて、中々勇壮でした。疲れたようですね。

 
 

桜門を出る。
 獅子の舞

再び広場に出て、練り廻しの見学。

 八家の屋台。

妻鹿の屋台。 神社境内にいた屋台とは、異なっている。
 


その地廻し。


六基目の中村の屋台登場。傾いているが、中村の神輿幟が見える。


この屋台も絢爛豪華で立派。





屋台は、地廻しを行ってから宮入を行なう。

その様子。屋台頂上の擬宝珠とか飾り物を取り外し、男衆が一人屋根に乗って、門を一気に通り抜ける。そしてまた、元に戻すのである。


松原、妻鹿、中村の3つの神輿幟が立てかけられている。


 
お役目の済んだ、妻鹿の屋台。
 
ここで、屋台のお店の様子を写してみた。こんなお店が沢山並んでいる。
皆さん子供づれで、お祭りを楽しんでいる。
 

 
ここで、再び神社に戻って、神様の移った3基の神輿が宇佐崎村によって、
拝殿から練り出される神事を見にいく。
 
境内での妻鹿の屋台地廻しはつづいていたが、
 
 

八家の屋台は、休止中であった。


それで、これ幸いと錦織りの飾りを写させてもらった。

 
境内の様子。
 

中村の屋台が、宮入りするため取り外していた擬宝珠を再び付け直す。


そして、境内で地廻しを行う。 
 



屋台頂上のお飾り。
 
そして、20分ほど演技をして、再び頂上の擬宝珠やお飾りを取り外して宮出を行う。
屋根のおじさんは、恐いんじゃないかね。
 
 
 
 
 
練り番に当たる宇佐崎村は、屋台の宮入りを行わず、3本の神輿幟を掲げて宮入りをする。
その写真は、人が多くて撮れなかったが、その後の神社境内において
神輿をぶつけ合う神事は撮影できた。これ以降は、次回にまわす。
 
灘のけんか祭 II につづく。 
 
 

1 件のコメント:

  1. 幟にはそれぞれの村の本幟と松原には獅子屋台幟、妻鹿と東山には壇尻幟があります。神輿は神社に保管されており、神輿幟も三流ありますね。エスコートにはすべて神輿幟とひょうきされていたのであればそれは誤りですね。

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