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2015年11月18日水曜日

うたかたの日々

漫画家の岡崎京子さんといえば、沢尻エリカ主演で実写化された「ヘルタースケルター」 の原作者として著名である。映画の方は、見ていないが漫画のほうは読みました。人気ファッションモデルの凄まじい人生を描いた漫画です。

映画のポスター

 
監督:蜷川実花 主演:沢尻エリカ


ストーリーとしては、未完ですが完結する見込みはない。「ヘルタースケルター」連載終了直後の1996年5月に、岡崎は交通事故に遭い意識不明の重体となった。重い後遺障害が残り、それ以降は事実上の休業状態が続いている。

岡崎京子



Wikipediaでは、この様に紹介されている。

1980年代から1990年代にかけて、サブカル誌、漫画誌、ファッション誌などに多くの漫画作品を発表、時代を代表する漫画家として知られることとなった。

沢山の作品を読んだわけではないが、挿絵画家と言って差し支えない様な、優れた構図と新たな表現を生み出した漫画家と思います。心理描写の表現も優れているようだが、こちらの方面は私にはいまいちぴんとこない。私には、女性心理が絶望的に理解できないので、仕方がないのだ。

それで、今回は先月古本屋で買ってきた 岡崎京子「うたかたの日々」の紹介をしたい。



洒落た装丁の単行本です。宝島社刊で定価1600円だが、100円で買ってきた。消費税別。

ストーリーもSF的だが、絵が良かったので、楽しんで読めました。

原作は、 ボリス・ヴィアン (著)    うたかたの日々 (ハヤカワepi文庫)  伊東 守男 (翻訳)  



ストーリー:

小さなバラ色の雲が空から降りて来て、シナモン・シュガーの香りで二人を包みこむ…ボーイ・ミーツ・ガールのときめき。夢多き青年コランと、美しくも繊細な少女クロエに与えられた幸福。だがそれも束の間だった。結婚したばかりのクロエは、肺の中で睡蓮が生長する奇病に取り憑かれていたのだ―パリの片隅ではかない青春の日々を送る若者たちの姿を優しさと諧謔に満ちた笑いで描く、「現代でもっとも悲痛な恋愛小説」。

コランクロエのSFっぽいラブストーリーです。

ボリス・ヴィアン



 パリ郊外生まれ。39歳の若さで死ぬまで、作家、詩人、画家、劇作家、俳優、歌手、ジャズ・トランペッターなど20以上もの分野で旺盛な活躍をみせたマルチ・アーティスト。アメリカのハードボイルド小説、SF、ジャズを愛し、母国への紹介につとめ、同時に多大な影響も受けた。だが、文学者として名声を得るのは死後数年してからのことであった。ヴィアンが“サン=ジェルマン=デ=プレのプリンス”として君臨した時代から見守ってくれたサルトルやボーヴォワール、コクトーといった作家たちの支持によって、60年代後半のフランスは爆発的なヴィアン・ブームに沸いたのである。すべてのルールと理論を拒否し、自由自在な言語表現に徹した彼の文学は、若い世代を中心に現在も広く読まれている。


岡崎京子さんの作画を紹介したい。芸術的です。

コランクロエ





第1話から第12話まである。以下、岡崎京子の絵を彩色し、適当にコラージュしたものを各章ごとにアップする。すみません。遊んでみました。絵の見栄えが悪くなったのは、全て私のせいです。
アップして気付いたが、ピンクはスキャンすると消えるみたいだ。クロエの唇に塗ったピンクが全て消えてしまった。今度からは、赤でぬりつぶそうと思うのであった。










これでおしまい。

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