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2015年11月12日木曜日

夢の話

今朝不思議な夢を見た。随分はっきりとした夢なので、書き残したいと思った。
何故か私は死刑囚で、労働を終えてから、広い舞台の上に囚人服をきて正座させられている。舞台は相当に広くて、私を含めて数十名の囚人が一定の間隔を開けて、やはり正座をして四方に並んでいる。舞台の周りは、すっかり紅葉となり実に美しい。

(下の画像で、屋根を取っ払って数十倍の大きさにして、周りを紅葉の山で取り囲むといった風景のなかです。)


刑務所員が名前を呼んで、呼ばれた者は立ち上がって、絞首台に行かねばならぬのである。死刑の執行である。

夢では木立ちの中にあり、いくつも並んでいる。


間違えると厳罰なので、それを恐れて囚人服に縫い付けられている名札を読み取ると、岡野なにがしと書かれている。俺はこんな名前だったのかと思い、自分を見ると(夢だから見れるし、不思議とも思わない)昨日展覧会で見たパウル・クレーを日本人に焼き直した顔であった。おびえたような、しかし不遜な目つきである。私とは余り似ていない。



1番目に誰かが呼ばれ、立ち上がって絞首台に向かう。2番目に聞き取りにくいが岡野・・・と呼ばれる。俺だと思い舞台から立ちあがる。ああ、もう死なないといけないのか。まだやらないといけない仕事は沢山あるのに、それを放っておいて自分は消えてしまう。でもやりたい仕事ではないので、構わないかとも思う。(これが不思議で、死ぬる寸前まで義務の意識に捕らわれている。)でもやりたい事がもうできなくなる。 嫌でしかたないが、納得できるようにと考えをめぐらす。これでみんな消えて真っ暗になってしまう。痛がゆくて、身体中の感覚が徐々に変になってくる。 そこで、ドキドキして目が覚めたのである。不思議にも恐いという感覚は全くなかった。

フロイドの夢判断ではないので、潜在意識の解析は行わない。生と死にまつわる夢だが、性的な匂いはない。西洋人と日本人とでは、性に関する意識が根本的に違うように思う。むしろ宗教の違いが大きいのであろう。

話は変わるが、私の夢は小学生の時に気付いて以来、総天然色である。子供時代は、空を飛ぶ夢を幾度となく見た。この夢も鮮やかな紅葉の中にあり、上空から俯瞰している。



以前読んだ本で、夢には色がないと書いていたが本当なのだろうか? ネットで検索してみると、結構沢山の人がフルカラーの夢を見ているそうである。普通の夢では、色までは意識していないのでモノクロと思っているだけらしい。能の記憶容量の節約ですかね。

これで夢の話はおしまい。ブログ書きはしばらくお休みにする。

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