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2015年12月4日金曜日

神戸北野町異人館巡り III

神戸北野町異人館巡りの最終回。 先の2回で見て廻れなかった異人館を紹介する。先月の29日の午後に追加取材をしてきたのである。暇な爺さんだからできる出来ることなのだ。神戸北野町異人館巡り I 神戸北野町異人館巡り II

と書いたが、最近はお勉強もしていないのに、皿洗いとかブログの記事の取材のためちっとも暇ではない(言いたくないが老々介護もあるしね)。神戸市の主要名所や神社仏閣を、この目で見て写真を撮って記事にしようなどと、大して意味のない事を始めたせいもある。旅行記もそうであるし、私の論文シリーズもそうである。自分としては面白いからやっているのだが、所詮世の役に立たない無益なことばかりである。それで、忙しくしているのだから何をか云わんやである。お蔭で鬱からは逃れているのだが・・・。

これでは、馬鹿が一層昂進するので、お勉強の一つだと思い論文のレフェリーを引き受けることにした。記録によると、9月8日以来である。退職以来、義理の在るレヴュー以外は全て断ってきたが、学会に少しは役に立つかもしれんと思い直したのである。これでまた、苦しみが増えるのだが、馬鹿になるよりはましである。

久々に日々の雑感を書いてしまった。

さて、異人館巡りである。まづ、神戸市バスに乗って、布引停車場で下車してチケットプラザに向かった。異人館チケットは買わなかったが、前回紹介した神戸北野異人館マップを入手した。

4つ折りのパンフで、表がこれ。


その半ページ分に、主要な異人館の説明がある。
裏が異人館マップになっている。前回紹介したマップである。



これによると、未紹介の異人館は、

1. 神戸トリックアート 不思議な領事館・ユーコロ

2. ベンの家

3. コーべニア

4. 洋館長屋(仏蘭西館)

5. 英国館

である。これら以外の異人館も順次写真紹介したい。


1. 神戸トリックアート 不思議な領事館・ユーコロ

12月になりましたね。不思議な領事館の壁にもサンタが出現していた。

 
ユーコロは、土産物屋さんです。階段上にもサンタがいて、手を振っている。


トリックアートの屋外展示


 

不思議な領事館


神戸トリックアート不思議な領事館
 
旧ヒルトン邸・明治後期築 神戸市指定 伝統保存建造物
 
パナマ領事の住居で執務室もそのままの洋館です。また、ダイニング、ベッドルーム、ライブラリー、サンルーム等も公開しています。
 マヤと中央アンデスで発掘された土器や土偶がたくさんあり、随所に展示されています。
 また、入口にある彫像「シーホース」は、頭をさわると願いことが叶うといわれており、人気です。
 
シーホース
 
 
入館料は800円。
 
神戸トリックアート館の宣伝文:
 
異人館街を見下ろすように高台に建つ異人館がリニューアル。

白亜の壁に緑の桟のコントラストも鮮やかな異人館がアミューズメントという新しい形の異人館に生まれ変わりました。

ヨーロッパで「だまし絵」として生まれたトリックアート。
「観る異人館」と「体験型」のビジュアルコミュニケーションが楽しめます。
 
   
建物に入るとスタッフが遊び方を説明してくれます。
また、絵のそばにキャプションがあるので、参考に写真を撮ってみてくださいね。




トリックアートに関しては、山ほど見たのでもう充分である。姫路 太陽公園 II



2. ベンの家



西洋のように、この館でも大小のサンタが暗躍している。


入館料は、550円。

宣伝文:

 
 明治35年(1902年)、神戸居留地に商館として建築された西洋館で、その後北野町の現在地に移築し、イギリス貴族で狩猟家のベン・アリソンの日本での自邸となりました。
  塀、壁、建具などは全て居留地に竣工した当時のまま現存しています。また、館内にはベンが世界各地で射止めた動物の剥製が展示されており、中には巨大なホッキョクグマやムース、リンクス、ヘラ鹿など、絶滅危惧種も含まれています。
動物をモチーフにした珍しいデザインのステンドグラスも使用されています。




3. コーべニア   土産物屋さんです。入場無料。


宣伝文:

北野通り ベンの家に併設するお土産物ショップ コーベニア です。
オリジナルのお菓子やグッズが勢揃いです。ちょっと笑えるおもちゃや日常のアイテムなど、ご自分用に・お土産に・・・
神戸ならではのおしゃれなデザインを提案しています。




4. 洋館長屋(仏蘭西館)


サンタだらけですね。 入館料は550円。

宣伝文:

 木造の二階建で、正面の玄関から左右対象に軒を連ねる珍しい異人館で「洋館長屋」の別名をもっています。
  現在の邸内はフランス美術品、豪華な調度品を中心に、アール・ヌーボーのガラス工芸家エミール・ガレらの作品やシャガール、パリ期の藤田嗣治氏らの絵画等も展示しています。


洋館長屋(仏蘭西館)
ヴィトンのトランク
洋館長屋(仏蘭西館)エミールガレ





5. 英国館


 
入館料750円。
 
宣伝文:

イギリス人が居住していた洋館です。典型的なコロニアル様式でイギリスが色濃く出ている建物です。夜には本格的なバーを営業中。幅広い年齢層に人気!



 それ以外の異人館も紹介する。



6. 北野美術館


2011年 4月より「モンマルトルの丘の画家たち ~神戸北野異人館街・パリ市モンマルトル地区 友好交流展~」を開催している。


宣伝文:

モンマルトルの丘は、フランスのパリを見渡すことができる高台にある地区の名称。
世界的に有名な多くの芸術家たちが愛し住んでいたモンマルトル、今も多くの画家が訪れるモンマルトル。
神戸北野・山本地区と友好提携をしているモンマルトル地区と、その芸術家たちの作品を紹介しています。



入り口には、東村アキコ(と思える)の漫画のパネルが飾られている。
(後注:気になって調べたところ、間違っていた。ななじ眺さんの「あるいとう」の原画でした。)


 

説明文:

 神戸北野美術館(こうべきたのびじゅつかん)は兵庫県神戸市中央区にある美術館です。
歴史的建造物である明治31年(1898年)築の 旧アメリカ領事館官舎を館施設としています。

北野通りに面する石垣上に1898年に建設された異人館で、戦後は1978年までアメリカ領事館官舎として使用され、その後アールヌーボーのガラス美術を展示した公開異人館「ホワイトハウス」を引き継いで、1996年11月に神戸北野美術館として開館しました。


 
 
7. パラスティン邸
 
 
結婚式場として使われている。
 
 
宣伝文:
 
 
白と緑のツートンカラーが優しい印象のこの館は、明治末にロシアの貿易商によって建てられたもの。1階は喫茶室として営業しており、希望者は2階の室内を無料で見学できます。展示会やパーティ、ウェディングなどの会場としても人気。 


 
8. ラインの館
 
 
 
 
 
 入場は、無料。それで嬉しくなって様々な角度から写真を撮った。
 
 
 

説明文:

 この建物は大正4年(1915年)に建築されましたが、木造二階建下見板張りオイルペンキ塗りで、開放されたベランダ、ベイ・ウィンドなど、明治時代のいわゆる異人館の様式をそのまま受け継いでます。


昭和53年の一般公開の際にこの館の愛称を公募した結果、「ラインの館」となりました。
 先の震災では、煙突の落下や内部の壁のひび割れなどの被害を受けたため、修復工事を行ないました。  現在は、1階に休憩室・展示室・お土産物コーナーを配置し、2階には北野異人館街の歴史や震災関係の展示などを行い、皆様に気軽に入館いただける雰囲気づくりに努めています。


面白かったのは、中庭に3匹の犬の銅像があったこと。この3匹である。かってこの舘で飼われていた犬でしょうね。仕草がユーモラスで各犬の個性を表している。

 
 
 
 
以上で3回に渡って主な異人館は全て紹介した。記事を書くのにくたびれました。
 
これで異人館めぐりはおしまい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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