神前復興の道すがらにある。
阪神淡路大震災のときは、被害が大きくて鳥居も社屋も倒れていたように記憶している。その後も長く脇社の赤鳥居は壊れたままであった。今回取材してみて綺麗に整備されているのを見て、20年という時の経ったのを実感しました。
社碑
渡し鳥居
平成11年に新境内が造営された。
石鳥居
それでは神社データを記載する。
御祭神: 天津兒屋根命(アマツコヤネノミコト)
春日権現のこと。適当な画像が見つからないので今回はこのイラスト。
由緒:
この地の先人が、その昔、伊勢神宮参拝の帰路、大和の国(現・奈良県)にさしかかった際、重い病気にかかった。薬を服用すれどその効力がないため、以前より信仰していた三笠山山麓に鎮座する春日神社に、日夜病気全快祈願を行ったところ、次第に平癒したので、春日神社よりご分霊をいただき神戸のこの地に祀ったという。 創建は、天正年間(1573~1592)で、約420年前とされている。
住所: 神戸市灘区神前町3-7-1
毎年秋に例大祭が行われ、都賀だんじり保存会のメンバ-による「だんじり曳き」が行われる。
常夜燈
手水舎
拝殿
狛犬二基 前掛けをして貰っている。
本殿
壁が邪魔して本殿の屋根しか見えぬ。
境内には、県の文化財にも指定されている「神前の大くす」がある。
名木 神前の楠
春日社の千年楠の傾ける
大き枝支う鉄枠ゆゆし
仲郷三郎 (詩人、随筆家)
春日神社の境内にある幹回り8メートル、高さ18メートルの巨大な楠。樹齢500年とも1,000年ともいわれ、昭和34年に市の名木として、また、昭和49年に県の天然記念物として指定されました。現在、区内で最も大きな楠がこれで、震災を乗り越えて青々とした葉を茂らせています。
実際にこのように支えている。
実は大楠はもう一本ある。こちらもご神木で、半分は枯れてしまっている。
小常夜燈
脇社の稲荷鳥居 稲荷大神を祀っているが社名はない。稲荷社でいいのでしょう。
その社
稲荷社のお狐様二匹 こちらも前掛けとしめ縄を掛けてもらっている。
名称不明の二脇社の社
この神社を復興させるに当たっては、吉田清左衛門さんの大きな尽力(財力)があった。神社の向かい側に彼の旌徳碑がある。
吉田清左衛門さんは、元市会議員の吉田基毅氏のお父さんである。向こうは憶えているはずもないが、お目にかかったことがある。ついローカルな話になってしまった。
春日神社の紹介はこれでおしまい。
最後におまけを1つ。 鷹匠中学校のグラウンドの南側にこんな社がある。気が付いておりませんでした。白高大善神を祀っている。由緒、祀り神等全く不明だが、民家の前にあり綺麗に整備されている。神社庁のリストにはない。
稲荷鳥居
その社 白龍大善神を祀っているようだ。
これでおしまい。
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