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2017年1月31日火曜日

エジプト旅行記 XV

この所疲れが溜ってきて、体調が悪い。身体中の骨が動くたびにぽきぽき音を立てる。長く歩くと疲れる。左目が白内障になっていて見えずらい。老眼も進んでいる。頭の具合も悪くて、うまく頭が回らないし何をしても調子良くいかない。失敗ばっかり。物事を思い出すことができない。日々の主夫業も疎かになるときがある。鬱になっているらしい。昨日は何もできずグータラと半日寝ていた。本調子とは言えないワイフから、食事の後かたずけをせず顰蹙を買った。悪いとは思ったが、仕方がなかった。無駄な旅行記を長時間書き続けていたかもしれない。とにかく無理をせず体調の回復するのを待つしかない。身体も頭も老化して、自分が何の役にも立たない、何も出来ない無意味な存在(事実だが)だと感じて悲しくなる。老人性鬱の典型的な症状ですな。

という、いつもの泣き言を書いてから旅行記のつづきを書く。

今回はホルス神殿の観光を終えて、馬車で船に戻り昼食を取るまでの記録である。

行きとは別の馬車にガイドさんと同乗して船着き場にむかう。道路は車と馬車で非常に混雑していたので、エドフの町を迂回していくことになった。私にとっては町の様子を写真にとる絶好の機会になった。その道すがらの街並み写真である。

イスラム寺院の尖塔  ガラぺーヤを着た人が客を物色しているようである。


バザール 左にあるのが馬車代わりの三輪自動車。


道路沿いの商店街  電気店にはSAMSUNGの広告版が掲げられている。韓国の電化製品は至る所に浸透している。日本製は駆逐されたのかもしれぬ。


エドフの町のメインロード  道路工事中なのかな?


道路脇のビル

しばらく走ると、このように渋滞に巻き込まれてしまった。


それで脇道を通っていくことになる。3~4階建てのレンガ造りの建物が並んでいる。下の階は商店で上の階が民家になっているようである。


人なつっこい子供がこちらの馬車を見て歓声をあげたりする。日本人が珍しいのかなあ~。


通路では子供たちが遊んでいる。 洗濯物を乾している風景とか、ガラぺーヤを着たご婦人が店番をやっていたり、何人かかたまってお喋りをしている。


町の人は大体このような服装である。裏通りには、ガラぺーヤを着ている男性はそんなにいない。


窓の小さいレンガ積の建物を幾つも通りすぎて船着き場に到着する。


そして船室へと戻ったのだが、2度目のビックリで今度はワニであった。ワニはエジプトではソベク神として祀られていてワニのミイラなんかも残っている。


船は船着き場を離れていく。 M/S GRAND SUN という我々の乗っているアマルコIIより豪華なクルーズ船も停泊していた。



クルーズ船は何隻も停泊していて、方向を変えたりしてそれぞれの目的地に向かう。


我々の次の目的地はコム・オンボ神殿である。

サンデッキに上り、そこからナイル流域の川岸の風景を眺める。

観光遊覧船が停泊している。


寺院跡のようである。



石切り場のようであるが、正直何であるかわからない。鉄塔も立っているしね。


ここは神殿跡みたいだ。殆ど崩れ去っているが建物の跡が残っている。


このような景色を眺めつつ遅めの昼食をサンデッキで摂った。ビュッフェ形式である。いつもに如く私の選んだ品目をアップする。

メインディッシュ

チキン、牛肉のソーセージ、白身魚のフライ、蒸しジャガイモ、野菜の炒め物、カリフラワー、マカロニ等。


小皿にはライス、揚げナス、レタス、キューリ、ハムサラダ。


野菜コンソメスープ


ナンなどのパン数種類。


デザート ナツメヤシと柿があった。


それにステラビールである。350ml缶なので大したことはない。以上皆で分け合って完食する。

このようなスタイルで昼食を楽しんだ。


昼食を終えて、再びナイル川風景の見物である。

建設中の橋


民家のようです。


棗ヤシの林が見える。


船は穏やかな川面を滑るように進む。



この椅子にのんびりと座り周りのナイル川風景を楽しむ。


対岸にビルが見えてきた。

約2時間でコム・オンボ神殿に到着する。

船室からの眺め。  神殿はナイル川につきでた丘の上に建っている。


船着き場のすぐ前に神殿がある。今回はこれでおしまい。次回はコム・オンボ神殿の見学記。

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