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2017年2月4日土曜日

エジプト旅行記 XXIII

1月6日

メナハウスホテルでの朝。 前回ホテルの説明をしていなかったので、ここで簡単な説明を加える。 英語版のWikipediaから適当に抄訳したもの。 ガイドブックでは、チャーチルルーズベルトカイロ会談を行ったホテルと記されている。


1943年11月25日です。 蒋介石も同席していたのですね。知りませんでした。


メナハウスホテル


The Mena House Giza , Egyptザ・メナ・ハウス・ギザ 、 エジプト


メナハウスホテル

エジプトのカイロの郊外に位置するホテル。エジプトの観光&ホテル総合商社(EGOTH)が所有。

歴史:
Egypt - Exterior, Gizeh Museum [Mena House], 1891. Brooklyn Museum Archives, Goodyear Archival Collection.

Mena House Hotelからの眺め


メナハウスは当初狩猟用のロッジとして建てられた、"Mud Hut"( "泥小屋")と呼ばれる2階建ての小屋であった。この建物は、 エジプトのイスマイル・パシャ王のために1869年に建てられた。

イスマイルパシャ

Isma'il Pasha.jpg


王はロッジを売却し、その後英国人の手に渡る。彼らは、1886年にザ・メナ・ハウスとして一般に公開した。 ホテル名は、最初のエジプト王朝メナ(Mena)王に因んで名づけられた。

第一次世界大戦中、ホテルはオーストラリア軍によって徴収され、1939年にオーストラリア人によって再び占領され、オーストラリア軍の病院に転用された。

その後オベロイホテルが1972年にホテルの経営を引き継いだ。特に1977年12月、エジプトイスラエルは、和平合意を求めて(米国と国連代表も参加して)このメナハウスで会談を行った。
このメナハウス会談の結果は、エジプトシナイ半島の主権を回復させたキャンプデービッド協定につながった。

第二次世界大戦時中、連合国の対日方針が議論されたカイロ会談の舞台でもある。

その後EGOTHの所有となる。

ということで、歴史的にも重要な役割を果たしたホテルである。

The Mena House entrance, Egypt.エジプトのメナハウスの入り口。


有名な滞在客: 

前述のチャーチル、ルーズベルト、蒋介石 以外に

アーサー・コナン・ドイル卿とその妻
エジプトファルーク王(モハメド・アリ)
リチャード・ニクソン大統領
アガサ・クリスティ 
ロジャー・ムーア
セシル・B・デミル
チャールトン・ヘストン
フランク・シナトラ
チャーリー・チャップリン

などである。

全く知りませんでしたが、そんな最高級のホテルなのでした。年金生活者の私が泊れるとは思いもしません。個人旅行に近いツアーに参加しただけですのにね。円高、エジプトポンド安のお蔭でしょう。

メナハウスの絵葉書


それではホテルで写した写真とグルメ写真を紹介する。 

朝7時に朝飯を摂るため息子達と一緒にホテルの部屋をでる。朝靄がかかっている。

後方が客室の並ぶ棟  広い中庭で一面に芝生が敷かれている。


大ピラミッドクフ王のピラミッド)が庭から見える。


浅いプールがあり、その水面に映るピラミッドが写真スポットである。


思いがけず超高級ホテルに泊まりご満悦の爺さん


レストラン前



昨日は暗くて良く見えなかったレストランの建物



さて朝食は、ブュッフェ形式で私の選んだのはこれ。見ればわかるので説明は省略する。ブルーチーズをパンに乗せてせて食べると美味でした。野菜はしっかりとっています。


卵ポタージュスープとコーヒー


デザートのスモモ(酸っぱい)、ナツメヤシ、グレープフルーツ


 以上完食。

朝食をおえてホテルの中庭を散策。


このゲートをくぐりエレベーターで2階の部屋228室に戻るわけだ。何故か階段はない。部屋番号は奇しくも私の誕生日の番号であった。それで部屋番号を覚えている訳だ。


写真奥はエントランスの建物


この建物


エントランスに植えられていた一輪草のような花。


 朝日と朝靄に煙るホテル中庭の風景




部屋に帰り一休み。8時10分前になったので、エントランスに向かう。 ここにバスが駐車する。

その入り口にトナカイと共にいるサンタさん。 エジプトではまだクリスマスが続いている。


ホテルのロビー 立派な造りで、床は大理石!


イスマイル・パシャ国王の銅像


階上は広間になっている。野次馬根性で少し覗いてみた。


このような重々しい雰囲気の歓談室がある。


一般客には立ち入り禁止であった。凄いものですなと感心して、ロビーで待つ。すぐにバスが来てギザのピラミッドに向かう。ホテルからは10分もかからない距離にある。

次回からはピラミッド観光編である。今回はこれでおしまい。

エジプト旅行記 XXII

アブ・シンベル神殿観光を終えて、バスに乗り込みむ。来た道を引き返して、アスワン空港へと向かう。 行きと同じく300キロ近い距離なので3時間半くらいかかる。

昼食はエジプト弁当で、大きな紙箱にチキン、サフランライス、サラダ、ナン、ゴマペースト、イチゴとバナナが入っている。バスの内で食した。味の方は大したことはない。美味とは言いかねる。写真は撮らず。

30分位走ったところで、バスの車窓から思いがけないものが見えた。


ラクダである。 トラックでラクダを運んでいるのだ。 びっくりである。 狭い荷台で文句も言わず大人しく座っている行儀のよいラクダ達でした。


アスワン空港を目指してバスは砂漠の中をひた走る。

その車窓写真  変わり映えのしない砂だらけの景色なので4枚だけにする。





空港が近づいてきたようである。


3時前に空港に到着。すぐにチェックインをする。アスワン空港は軍の利用する空港で、セキュリティーが非常に厳しい。
空港の写真は撮れなかった。カメラを撮る雰囲気ではないし、誰一人写真を撮っているものはいない。それで空港の画像を探してみたところ、運よく見つかりました。つぎの2枚です。

空港入り口



チェックインカウンター

チケットには出発時刻が午後5時と記されてあって、大分待たないといけないと思っていたところ、予定時間の3時半に出航することになった。サバを読まれていたみたいです。搭乗機はSM3012便で観光客専用のチャーター便で全員が揃ったので、予定時間に出発となった。

幸い窓際の席だったので、離陸までの様子を写真に収めることができた。

管制塔


レーダー基地?

飛行機の格納庫?

軍用ジェット機

機は離陸し、曇っているが、上空からサハラ砂漠の広がっているのが見える。 岩山が砂の間から顔をのぞかせ、尾根や谷間を砂が流れているようである。


眼下に流れるナイル川  その周りに緑地が広がる。

蛇行するナイル川

建設中の巨大施設と思うが何だろう?


午後5時にカイロ空港に到着。 これがエジプト航空の搭乗機。 


カイロ空港第一ターミナルビル  ピンボケですね。


日中ならばこのように見えます。


待機していたバスに乗り込んで、ギザメナハウスホテルに向かう。


以下ホテルに到着するまでの車窓写真

暫く空港からの高速道路を走る。 

高速路の出口ゲート


一般道路に出るが、シシ大統領の車が通過しているとの事で道路は渋滞していた。

アブドルファッターフ・アッ=シーシー


エジプト軍事学校(Egyptian Military Academy)の壁に描かれているペイント。 この学校は、軍事のエリート校で、サダト、ムバラク、そして現在のシシ大統領の出身校である。





渋滞が続いていたので壁のペイントの写真を撮れたが、いささかピンボケですね。

名称は分からないが、ライトアップされた建物を写してみた。


ナイル川沿いの公園

空港から1時間20分位かかって、ようやくギザメナハウスホテルに到着する。

メナハウスホテル玄関  中に入るのにセキュリティ―チェックを受けねばならない。


格式の高い5つ星の立派なホテルです。ピラミッドの見える位置にあり広大な敷地をもつ。 メナハウスホテル 

ホテルの中庭


このホテルのプロモーション動画がありました。

LIVE THE LEGEND  

The Mena House is one of the most unique hotels in Cairo, with its own rich & colorful history. Set on 40 acres of gardens, this palatial hotel is located in the shadow of the great pyramids of Giza.

とあって、王侯貴族ご用達の5つ星ホテルでした。
ロビーにあるバー  ここでウエルカムドリンクを頂く。ハイビスカスジュースだったと思う。


チェックインを済ませて部屋に入る。落ち着いた感じで、ちょっと一休みをする。



夕食は別の棟にあるレストランでとることになる。


レストラン入り口

夕食のメニュー パン、バター、そして前菜のマカロニの入っていないグラタン。


クルトン入りの野菜スープ カボチャみたいだね。


炒飯と白身魚の野菜煮込み


ビールは、ステラサカラの2種類。缶でなく瓶ビール。ここら辺も格調の高い所です。


そしてデザートはチョコレートケーキ。


以上完食しました。格式高いレストランなので、こちらのマナーの悪さを感じて給仕の方に気を使ってしまった。

レストランの隅に置いてあったお菓子の家。食べてはいけないのは理解しています。


夕食を終え部屋に戻り、お風呂につかってからぐっすりと寝たのであった。
今回はこれでおしまい。