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2017年5月7日日曜日

神戸北区 六条八幡神社

神戸の神社紹介シリーズである。今回も遠出して、北区にある六条八幡神社を取材した。わざわざ出かけたのではなく、新開地にある母の施設に見舞いに行ったその帰りの取材である。

4月24日の事なので桜は散り、ツツジが花を咲かせ始めている。

湊町公園のツツジ


枝垂れ桜はまだ満開である。


公園のプランタンにはパンジーも植えられていて、野鳥も楽し気にロープの上に止まっている。


長閑な春の一日である。

午後1時頃に神戸電鉄新開地駅で乗車して箕谷駅で下車する。


神戸市バス 箕谷駅前 停留所


停留所の正面に志染川が流れていて橋が架かっている。その橋のたもとに箕谷駅周辺案内図がある。


この地図を頼りに六条八幡神社へと向かった。 今回の散策では、無動寺若王子神社にも立ち寄る予定である。

橋から眺めた志染川 


丹生山系山々

前回の箱木千年家訪問のときと同じく、神戸市バスの111系統に乗り込む。 神戸北区 箱木千年家と衝原湖

この市バスである。

福地で下車  停車場には無動寺六条八幡宮への指示板がある。これで道に迷わなくてすむ。


その途中の田園風景


しばらく歩くと標識が立っている。八幡神社まで200mと記されている。


山間の道を進んでいくと崖下に三重の塔の屋根と神社の建物が見える。


どうやらこれが六条八幡神社らしい。しかしその入り口がわからない。少し歩くと竹藪の繁る下りになる。


そこを抜けるとこのような開かれた風景になる。路はこの丘の斜面に付けられていたようだ。

前方には畑が広がっていて、その畑を巻くようにして歩けば神社の参道に至る。


かなり大きな駐車場のある神社です。

大鳥居  石造りの明神鳥居です。 額束には 六条八幡宮 とある。


社碑 郷社 八幡神社 とある。

その脇にある社  ご祭神は確認していない。


参道 このようにだだっ広い。



ここで六条八幡宮の基礎データをWikipediaから取得する。

六条八幡神社

六條八幡宮
Kobe Rokujo hachiman-jinja01s3872.jpg
所在地兵庫県神戸市北区山田町中字宮ノ片57
位置北緯34度46分03.4秒
東経135度07分49.8秒
座標: 北緯34度46分03.4秒 東経135度07分49.8秒
主祭神八幡大神
社格旧郷社
創建伝長徳元年(995年)
本殿の様式三間社流造銅板葺
例祭10月第2日曜日
主な神事流鏑馬神事(10月第2日曜日)


六條八幡宮(ろくじょうはちまんぐう)

兵庫県神戸市北区に鎮座する、旧山田村13箇村総鎮守たる神社である。


格式は高くないが、ここ山田の地を束ねる親玉たる神社である。


ご祭神:

八幡大神 (はちまんおおかみ)  応神天皇のことです。




歴史:

創建

社伝によれば、六條八幡宮の所在する山田の地神功皇后の行宮が所在した霊地であり、そこに平安時代中期の長徳元年(995年)、周防国の僧、基灯八幡三神を祀る宝殿を建てたのが当社の起源であるという。

八幡三神とは通常 応神天皇、比売大神、神功皇后の三柱をいう。

その後、保安4年(1123年)、当時山田庄の領主であった源為義が、石清水八幡宮の分霊である左女牛八幡宮を勧請し合祀したという。六條八幡という呼称はこのことに由来する。


室町時代以降

室町時代の文正元年 (1466年)には、三重塔が建立される。近世に至り、貞享5年(1688年)、今に在る本殿が再建された。

廃仏毀釈の禍を受けた明治時代に神宮寺が廃された。 明治になると、近代社格制度のもとで郷社に定められた。以降、八幡大神を祭神とする。

それでは神社の参拝とまいりましょう。

境内の入り口に立つ常夜灯

    能舞台  かなり老朽化している。 神戸市指定文化財である。


    その屋根部分 看板には、本殿一棟、舞台一棟 神戸市指定有形文化財と記されている。


    舞台中


    由緒板



    拝殿


    本殿屋根



    社務所

    御神木楠  

    市民の木大イチョウ


    手水舎


    拝殿前狛犬四基  こちらは大きい方の狛犬 立派な面構えをしている。



    小さいほうの狛犬  こちらは年代物のようである。



    以前書いたかもしれぬが、狛犬二基は一方が口を開けもう一方は口を閉じている。これは阿吽(あうん)の形で、物事の始まりと終わりを示している。

    拝殿内  舞台のようになっている。


    逆方向から見た拝殿

    側面から見た拝殿

    拝殿横にある常夜灯


    本殿入り口の社額 六条八幡宮 とあり金色の題字が眩い。

    本殿


    本殿内通路  奥が本殿の社屋  


    本殿は閉鎖されており正面からは写真が撮れない。残念でした。それでも隙間から本殿を守る狛犬を写すことができた。

    四基の狛犬が上下に鎮座している。



    本殿屋根部分


    薬師堂  僧 基灯が創建した円融寺の遺構といわれている。


    三重塔  国重要文化財である。 こんな田舎にあるとは思えない立派な三重の塔です。


    Wikipediaからの説明。


    三重塔(国の重要文化財)

    室町時代中期の文正元年建立の和様の三重塔
    建立当時の地元の有力者であった鷲尾綱貞の世話を得て建てられた。大工藤原周次・小工藤原光重という2人の作であることが棟札の墨書によって確認されている。
    総高13~19.1mで檜皮葺の屋根を持ち、初層内部には仏壇を置いて阿弥陀三尊像を安置している。大正3年(1914年)4月17日に国宝指定(所謂旧国宝)、戦後重要文化財の指定を受ける。
    平成14年(2002年)には屋根の大規模な修復が行われた。

    修復が行われて15年ほどなので、まだまだ美しい偉容を誇っています。

    三重塔屋根下層部


    三重塔前に立てられている石灯籠

    境内社

    住吉神社  住吉三神、神功皇后を祀っている。




    稲荷神社  宇賀魂命を祀る。






      山王神社  ご祭神は大山祗命




    大歳神社   大歳神高良大神を祀る。



    神馬を収納する社



    その神馬 流鏑馬の例祭があり、その際に使われるのかもしれない。


    戦没者慰霊碑


    忠魂碑

    最後に三重塔を仰ぎ見る。


    これでおしまい。次回はひきつづき無動寺を紹介する。

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