今回は絵画シリーズで、19世紀始めの西洋の色彩版画の紹介である。
具体的にいうと、ロンドンでルドルフ・アッカーマンが20年に渡って発行した版画集「芸術、文学、ファッションの宝庫」(Repository of Arts, Literature, Fashions)(通称アッカーマンの宝庫)にある版画を紹介したい。
Rudolph Ackermann (20 April 1764 – 30 March 1834)
ルドルフ・アッカーマンは、ドイツのザクセン州、シュトールベルグの馬車・馬具師に生まれ、後パリを経てロンドンに定住し、出版人として大きな成功を収めた。彼が1796年に創立したアッカーマン社は、18世紀の終わりから19世紀の初めまで、この時代を代表する素晴らしい版画集を幾つも出版している。
彼がその美術印刷に大きく貢献する契機を開いたのは、ドイツ人の銅版画家ハイデロフ(Nikolaus Wilhelm von Heideloff )であった。彼はドイツの出版人でもありファッションの版画集を出版しておりそれに大きな影響を受けた。
その1回目は、西洋女性のファッションを描いた手彩色版画の紹介である。当時の貴族階級の女性の優美さが余すことなく描かれている。
私にはファッション史の知識が全くないので画像を楽しむのみである。
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