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2014年3月7日金曜日

新開地遊歩

 

数日前、 天気がよく空気もそれほど悪くなかったので昼から散歩にでた。 
退職者の特権で、いつでも好きな時に外出できる。

自宅から、阪神新在家駅まで歩く。 そこで電車に乗り、元町駅下車。 


目のまえに、中学生の頃食べるのが楽しみであった 豚まんの店 四興櫻 がある。
今でも営業していている。


久しぶりに JR高架下の商店街 モトコー を歩いてみる。 
この商店街は、正式には 元町高架通商店街 (もとまちこうかどおりしょうてんがい)と呼ばれている。 
JR・阪神元町駅と神戸駅間の高架下で運営されている商店街である。

三宮センター街、元町商店街といった神戸の表向き商店街の裏通り商店街だ。
戦後闇市の時代にできたらしい。 

通路には、元高1番街、2番街、3番街 ・・・という名前がついており、神戸駅へ至る。

調べてみると、7番街まである。 正確には

元町高架1
モトコー2番街
元高3番街
モトコー4 (花隈南商店街)
モトコー5 (モトコーファイブ)
モトコータウン6 (あじさいの街)
モトコー7番街

という名前がついている。 
長年神戸に住んでいるが、正確な名称は知らなかった。


地図で示すとこのようになっている。

ここには、ペットショップ、メンズ、子供服などの衣料品や、パワーストーン、占い、美容院
そのほか、中古CD、DVD取扱い店、古本屋、着物の直し店、古着や中古家電製品の販売店など 
色々な店が並んでいる。

商店街を歩く。 シャッターの下りている店が思いのほか多い。 
ここもさびれている。 

 
ここは、通リの中ごろにある古本屋だ。 この通りには古本屋が多い。
 
線路を横切る道路があると、商店街の名称が変わる。 
面白くなってきたので、各商店街の入り口の写真をアップする。



 

これは、元高3番街入り口で私の撮った最新のもの。

 

モトコー4、モトコー5 の看板は、全く意識した事がなかったですね。
 
そして、ここがモトコータウン6 (あじさいの街)で、つぎが モトコー7番街。




商店街には雑多な店が並んでいる。 フィギュアの専門店。


古い玩具の店。 現在このウルトラマンは、店頭には立っていない。



次は、神戸ビエンナーレ2013のときの高架下展示場の残骸?

 

モトコー7番街には、安売りの専門店 オバタ がある。 
ここでは、 色んな物を購入した。 腕時計のバンド、ミニライト、ボールペン etc.
市価の半額以下。

モトコーのもっと詳しい情報は、 

モトコーマップ

にあります。 写真の一部は、ここからの画像です。 

ここから、国道を横切ると JR神戸駅に着く。


この駅から、エスカレーターで地下にもぐると地下商店街のメトロこうべ がある。
ここは、神戸高速線の高速神戸駅と新開地駅を結ぶ地下構造の商店街


 

高速神戸駅と新開地駅の真上にそれぞれ神戸タウンと新開地タウンとがある。
センター(星の広場)と名づけられた地下通路が両タウンを結んでいる。


センターは、今はなんとなく薄汚くなってしまっているが、かって有名だった壁画がある。







センターエリアにある卓球場は、メトロこうべの名所として有名である。


センターには、古書店も並んでいる。


昔からある、老舗の店は 上崎書店 で、
もう亡くなってしまったが、白いひげを生やした店主のおじいさんが店番をしていた。 
そのころ、本は山積みだったが今はきれいに整理されている。

 
 
昔よく インベーダーゲームやパチンコゲーム、クレーンゲームをした遊技場だ。
 

地下の新開地駅につく。 ここら辺一帯が新開地タウンになっている。

 


左手にロシアピロシキの店 よつばや があり、これがまたおいしい。


新開地駅から地上にでると、新開地本通りになる。 山側にボーリング場が見える。
この中にはゲームセンターもある、アミューズメントセンターになっている。


ここが,かつての「聚楽館」(しゅうらくかん)があった場所だ。
聚楽館は大正2年に東京の帝国劇場をモデルにして建てられ,「西の帝劇」と呼ばれていた。
 


これは、「聚楽館」3代目 だそうだ。  聚楽館について詳しいことは、

神戸のモダニズム建築  にある。

この大開通りを突っきって、湊川公園に向かう。
途中、湊川伝道館が右手にある。 日本伝道隊の教会だそうだ。




教会の中は、このようになっている。


この商店街をまっすぐ山側にのぼっていくと、湊川公園に至る。 


国道の上に広がっているという、面白い公園だ。
土は少なく、全面舗装してある。

ここから新開地本通りを引きかえすと、みちみち、赤い顔をしたおっちゃんやおじいちゃんが
ヘロヘロと歩いているのを見かける。

不良老年になった私は、途中にある飲み屋にはいる。 
赤ひげ という店で、昼間から開いている。 らもの本にも載っている。

中島らも  「せんべろ探偵が行く」 中島らも酔いどれ紀行  文藝春秋 社  



値段は、とても安い。 瓶ビール1本と、はまちの刺身、アスパラ、
白魚のおどり(生きている白魚が10匹ほどポン酢の中を泳いでいる)
で1000円少々。 






まさしくセンベロ(千円でべろべろになる)だ。

出来上がってしまった 不良じいさん は千鳥足で ボートピアに向かう。



商店街は、きれいに整備されこのように高いアーケードを持つ。
少し歩くと、両側には中層のビルが立ち並んでいる。 震災後の建物だ。



これが ボートピア神戸新開地 で競艇の場外車券場だ。


実をいうと、私はばくちをやらない。 ばくちは、親父でこりごりだ。
カッコつけてみただけで、中に入ったことはない。


新開地本通りの地図掲示板の下に、昔の本通りの写真がある。


かっては、にぎやかな通りでしたが、今はきれいだけど寂れている。

一泊1200円の三和ホテルは、今も残っている。
一度泊まってみたいと思うが、その望みはまだ果たしていない。



新開地劇場は、新しくなった。 
ここは、お年寄りだけでなく、若い女性や中年の女性もよく並んでチケットを買っている。
流行っているのだろうと思う。



出し物は、こんなんです。 大体1か月公演だ。

 
 

ここも、入ったことはない。 

私のよく行く劇場は、映画館でここ シネマ神戸 だ。 
昔は、新劇会館 と呼ばれていた準封切りの映画館。 
現役のころもよく行った映画館です。 震災後にニューリアルされ、きれいになった。



 
シネマ2のほうは、入ったことがない。 残念。


これが、新開地本通りの終わりを告げる、「BIGMANゲート」 だ。
わかりづらいと思うが、チャップリンのシルエットを表現している。

昭和11年にチャップリンがここ新開地本通りを訪れ、その記念のゲートだそうです。

これで散歩は、終わり電車にのって自宅に帰った。 4時間ほどの小旅行だ。

これを書きながら色々調べるのが面白くて、えらく長いブログになってしまった。
新開地って、興味深い場所なのだな。  










 




 

 
 

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