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2014年6月7日土曜日

懐かしい童謡の動画

学生のころは、試験のための勉強をセッセとし、遊び事は興味があっても深入りしない、社会人のころは、仕事のための勉強をセッセとし、仕事に関係ない教養を深めるような思索はしない。 というスタイルで、人生を送ってきて定年退職すると、私のような歪な人間ができあがる。 

仕事(研究)の成果をあげるということが究極の目的となり、そのためには無駄と思えるものは全て排除するというスタンスで生きてきた訳です。勿論、これはこれで熾烈な競争に勝ち抜いたり、
新企画に成功したときの達成感があったり、また共同で何か新しいものを生み出すという高揚感があったりして、その渦中にあると実に充実している訳です。
生きてるって感じですな。 私もそうでした。

ところで、退職してしまうと仕事(研究)は趣味になってしまい(現役と同レベルの仕事が可能である人は限られている)、能力の劣化とともに仕事(研究)への熱意が薄れてしまうのである。 
仕事(研究)の評価レベルと能力レベルの差が大きくなり、さらにはその仕事自体(研究分野)が地盤沈下したりする。 私の場合、現役の時代から研究分野は沈下しつつあり、退職数年前には関連分野の国際学会は激減していた。 その中で些細な改良仕事(研究)をしても、評価どころか採用さえされないのが通常になっている。 全ては自己責任なので、現状はそれであって何ら差し支えないが、過去になした仕事も徐々に(私の分野では急速に)忘れ去られていく。 こちらの方は、一層つらい。 

個人情報の保護のため、名前は特に秘すがドイツのK教授は、実に優れた論文を1985年から95年にかけて出版し、その当時はよく引用され私も読んで感心しその結果を使ったりしたが、退職し名誉教授(Emeritusの方)になってからは、論文をぽつぽつ発表はしているが全く引用されていない。過去の良い仕事も、MathSciNet で調べる限り殆ど引用されていない。 忘れ去られているのだ。 

そして、彼ほど優れていない研究者であった私の仕事はもっと早く忘れ去られるのである。

人は老い、また仕事も老い、忘却の彼方へと流れていく 

のである。

そして、・・・・  私は、インターネットという巨大なサイバー空間で、パソコンを通じて、過去できなかった何の役にも立たない遊び事をしようと思ったのだ。 鬱状態の解消のためだけどね。 

前回の記事で、桃太郎の鬼退治の故事伝説を書き、その童謡動画を見て面白かったのを
突如思いだしたのだ。 幼少のころ、覚えた歌詞はいまでもうろ覚えであるが憶えてはいるのだ。

そこで、思いつく限りの童謡動画を遊びでアップしてみるのだ。 

最初は、 桃太郎 である。

  1. 桃太郎さん 桃太郎さん お腰につけた 黍団子 一つわたしに 下さいな
  2. やりましょう やりましょう これから鬼の 征伐に ついて行くなら やりましょう
  3. 行きましょう 行きましょう あなたについて 何処までも 家来になって 行きましょう
  4. そりゃ進め そりゃ進め 一度に攻めて 攻めやぶり つぶしてしまえ 鬼が島
  5. おもしろい おもしろい のこらず鬼を 攻めふせて 分捕物を えんやらや
  6. ばんばんざい ばんばんざい お伴の犬や 猿 雉は 勇んで車を えんやらや





2番目は、ゾウさん 

作詞 まどみちお 作曲 團伊玖磨 

ぞうさん ぞうさん おはながながいのね ・・・・・
 

と、コピペしてみて、無断転載は著作権侵害なることを知った。 
従って歌詞を全文は書けない。 動画のほうは大丈夫だと思う(今のところ)。 
遊びで、童謡を聞いたりするのも楽ではない。
 

 まどみちお は、今年2月28日に104歳で死去しました。 奇しくも私の誕生日です。
  團伊玖磨 は、 2001年5月17日に満77歳で没。

3番目は さっちゃん 

著作権の関係で、これまた歌詞をコピペできない。 哀切きわまるとても良い歌詞なのに残念だ。



この歌は「近所に住んでいた少女サッちゃんのことを歌っている」と作詞の阪田寛夫が語っている。このサッちゃんのモデルとなった少女は、阿川佐和子であるとされている。 しかし、
『実は阿川は関係無く、幼馴染の少し影のある少女が転園したときの思い出を書いた曲』らしい。

現在の阿川佐和子です。 さっちゃんでなく、さわちゃんだろうね。


美人に写っている写真を選びました。 

色々と都市伝説がこの歌にはあるそうだ。 さっちゃん

4番目は、 赤とんぼ


三木露風作詞・山田耕筰作曲



夕焼小焼の、赤とんぼ
負われて見たのは、いつの日か

山の畑の、桑(くわ)の実を
小籠(こかご)に摘んだは、まぼろしか


十五で姐(ねえ)やは、嫁に行き
お里のたよりも、絶えはてた

夕焼小焼の、赤とんぼ
とまっているよ、竿(さお)の先



5番目は、ちょうちょう

ちょうちょう ちょうちょう 菜の葉にとまれ 
菜の葉にあいたら 桜にとまれ 
桜の花の 花から花へ
    とまれよ遊べ 遊べよとまれ

野村秋足作詞



6番目は、 あめふり

作詞:北原白秋、作曲:中山晋平

あめあめ ふれふれ かあさんが
じゃのめで おむかい うれしいな
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

かけましょ かばんを かあさんの
あとから ゆこゆこ かねがなる
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

あめふりあらあら あのこは ずぶぬれだ
やなぎの ねかたで ないている
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

かあさん ぼくのを かしましょか
きみきみ このかさ さしたまえ
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

ぼくなら いいんだ かあさんの
おおきな じゃのめに はいってく
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン




思い出の童謡を聞いて、なんとなく心が和んできたのだった。

次回また同じような記事を書くかもしれない。 そのときは、別の曲を選ぶつもりである。

それでは、ごきげんよう。 さようなら。

(追記: もう1曲あげるのをすっかり忘れていた。 情けない。 前回の記事で触発されたのは、ももたろう と でんでんむしむし であった。)

かたつむり  文部省唱歌    著作権には無関係である。



でんでんむしむし かたつむり
おまえのあたまは どこにある
つのだせ やりだせ あたまだせ

でんでんむしむし かたつむり
おまえのめだまは どこにある
つのだせ やりだせ めだまだせ



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