私が小さいころは、夜遅くまで遊び呆けていると、子獲りにさらわれてサーカスに売られてしまうぞ、とよく親に脅かされたものである。 昔のサーカスには、何かこう淫靡な恐ろしさというものがあった。子供の思い込みにすぎないが、動物の芸や空中ブランコだけでなく、出し物にはおどろおどろしいものがあり、こわいけれども心惹かれるのだ。
それで、ポスターづいているが、今回はヨーロッパやアメリカのサーカスのポスターを紹介する。
きっかけは、アメリカ郵政公社が昔のサーカスのポスターの切手シートを発行した、というニュースを知ったからである。 USPS.COM
Vintage Circus Posters
Sheet of 16 Stamps | Forever $0.49
In the late 19th and early 20th centuries, companies such as Ringling Bros. and Barnum & Bailey used posters to let people know that the circus was coming to town.
とあります。 19世紀末から20世紀初頭にかけての、サーカスが町に来ることの宣伝ポスターです。
少し見えにくいが、「バーナム&ベイリー」、「リングリング・ブラザーズ・ショー」、両者の合併した、
「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム&ベイリー」、「セルズーフロート・サーカス」、
「アル・G・バーンズ・サーカス」、「ハーゲンベック・ウォレス・サーカス」のポスターが描かれている。
永久使用可能(郵便料金が変わってても、そのまま第1種料金として使える)で、
1シート $7.84 だそうだ。
米郵政省も売り上げ増のため、このようなアトラクションも催している。
The Ringling Museum on May 5, 2014 in Sarasota, Florida.
とあるから、フロリダのサラトサにあるサーカスがテーマのリングリング博物館で行われたわけだ。
アメリカのサーカス興亡史も面白そうだが、今回はポスターを見ることに専念する。
まづは、切手の大きな画像を与えよう。
「バーナム&ベイリー」
「リングリング・ブラザーズ・ショー」
「ハーゲンベック・ウォレス・サーカス」
「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム&ベイリー」
「バーナム&ベイリー」
「セルズーフロート・サーカス」
「アル・G・バーンズ・サーカス」
「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム&ベイリー」
(日本人の描かれている1枚)
以上挙げたサーカスの他にも、ダン・ライス・サーカスとか、
バルナムと大ロンドンサーカス とか、
ウォルター・L・マイン・ショウ とかもあります。
レトロな感じがして、なかなか良いですね。
これらのポスターは、今や市場では相当の高値で取引されているそうです。
今回は、これでおしまい。 ごきげんよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿