夏といえば、怪談である。 怪談といえば妖怪、幽霊である。 妖怪といえば、水木しげるである。
という事で、水木しげるの描いた妖怪をアイウエオ順に調べて見ようと思ったのだ。
水木しげるの妖怪文庫 河出文庫 でみると、各巻60匹位が紹介されている。
それで、1回に5匹づつ位紹介すれば50回位で終わると思う。 著作権の関係で水木しげるの描いた画像をゲットできるかどうかは、お楽しみである。 ロングランになる予定で、最期までいけるかどうか心配ではある。 暇な爺の午前中の閑潰しであるが、こんなことでもしないと時々気が狂いそうになる。とにかく始めよう。
[あ] 青女房
青女房(あおにょうぼう)または青女(あおおんな)とは、鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』、熊本県八代市の松井文庫所蔵『百鬼夜行絵巻』などの江戸時代の妖怪画にある日本の妖怪。
『今昔画図続百鬼』によれば、眉毛がぼうぼうに伸び、お歯黒を黒々と付けた女の姿で描かれている。解説文中では、荒れ果てた古御所で、誰かが訪ねて来るのに備えて常に化粧をしているとある。本来の意味での青女房とは、貴人に仕える若い女性、もしくは未熟な女性を指すが、そうした女性をもとにした創作妖怪として、石燕が描いたものといわれる。
こちらは、熊本県八代市の松井文庫所蔵『百鬼夜行絵巻』より「青女房」
鳥取県境港市・水木しげるロードに設置されている「青女房」のブロンズ像は、これ。
赤えい(妖怪)
赤えい(あかえい)
江戸時代後期の奇談集『絵本百物語』(天保12年(1841年)刊)に見える巨大魚。原典には「赤ゑいの魚(あかえいのうお)」の名で記載されている。
竹原春泉画『絵本百物語』のうち、三巻の六丁 「赤ゑいの魚」。それと知らず赤ゑいの魚の背に舟を漕ぎ着け、上陸する船乗りたち。
体長3里(12㎞)の巨大なアカエイで、船の乗客員背中を陸だと勘違いして上陸したら動いたという、言い伝えがある。
このような画像があったが、アニメの絵で実際に水木しげるが描いたものではない。
水木しげるが実際に描いたのは、これである。
鬼太郎とゆく 妖怪道五十三次 やのまんブックス の十番箱根図 の左隅に描かれている。
赤舌
赤舌(あかした)
『画図百鬼夜行 前編 風』(鳥山石燕、江戸時代)に登場する妖怪。水門の上に、爪のある手と毛深い顔を持ち、黒雲に覆われた獣のような姿が描かれているが全身像は不明。開かれた口には大きな舌がある。
これは、水木しげる画。
悪樓(あくる)
悪樓(あくる)は、日本神話に登場する巨大幻獣。日本武尊が吉備穴海(きびのあなうみ)で背に跨って闘い、たいじしたという悪神。
鬼太郎とゆく 妖怪道五十三次 やのまんブックス の二十四番金谷図 の中央に描かれている巨大魚です。 これは、水木しげる画。
作者は不明ですが、画像検索から見つけました。
足長手長
足長手長(あしながてなが)
九州に伝わる妖怪。1種のみの妖怪ではなく、足長人(あしながじん)と手長人(てながじん)の2種の総称である。
大抵の場合、手長を肩に乗せて現れるため、「足長手長」と対で呼ばれることが多い。鳥海山に現れる足長手長は人に悪さをする。
足長手長が現れると、天候が急変するといわれる。
次回につづく。
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