これが長崎県美術館。ガラス張りのとてもモダンな建物です。
その入り口。
長崎県美術館 | |
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施設情報 | |
前身 | 長崎県立美術博物館 |
専門分野 | 長崎ゆかりの美術、スペイン美術 |
事業主体 | 長崎県 |
管理運営 | 公益財団法人長崎ミュージアム振興財団 |
開館 | 2005年 |
所在地 | 〒長崎県長崎市出島町2番1号 |
長崎県美術館(ながさきけんびじゅつかん)
長崎県長崎市にある、公益財団法人長崎ミュージアム振興財団が運営する美術館。
外交官須磨弥吉郎の寄贈したコレクションを基礎にしたスペイン美術、
長崎ゆかりの美術の収蔵が特徴。
外交官の個人コレクションがベースになっている。この方である。
A級戦犯容疑者であったというが、政治にうとい私は存じ上げていない。
今度は、国立国会図書館のデータべ-スのほうで調べた。
須磨弥吉郎 すま やきちろう(1892〜1970)
職業・身分 | 外交官、政治家 |
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出身地(現在) | 秋田県 |
生没年月日 | 明治25年9月9日〜昭和45年4月30日 (1892年9月9日〜1970年4月30日) |
号・別称等 | 須磨昇竜山人 |
大正8年(1919)中央大学法学部卒。同年外務省に出仕。
昭和8年(1933)南京総領事となり、国民政府との交渉にのぞみ、その後、14年情報部長、15年スペイン駐箚特命全権公使等を歴任。
21年A級戦犯容疑者として拘留、公職追放。23年釈放、26年追放解除となり、28年衆議院議員に当選(当選2回)。
ユネスコ日本理事長などを務めた。美術品蒐集家としても知られ、スペイン駐箚中に収集した作品のうち約500件が長崎県美術館に所蔵されている。
美術館横の巨大スクリ-ン前で、幼稚園児童に図書館の係の方がなにやら説明をしていました。
私が写したかったのは、こいつ。解説のお姉さまではない。初見のゆるキャラです。
さるくちゃん
長崎さるくのキャラクターである。 男女の2バージョンがある。 その身上調査:
観光サイト「長崎さるく」のマスコットキャラ、さるくちゃん。
「さるく」とは長崎弁で、「まちをぶらぶら歩く」という意味です。
長崎さるく博をきっかけに誕生しました。見た目はうさぎのようで、顔にひらがなで「さるく」の文字が入っているのが特徴です。
長崎の各名所に5体の立体さるくちゃんが設置され、観光客を温かく出迎えてくれています。
ぶらぶら歩きがさるくなのか。 へのへのもへじみたいな奴だね。見比べてみた。
その内の1体が県美術館にいた訳だね。これが男性の現代服バージョン。
Twitterもやってるようだね。 長崎さるく
美術館案内にもどる。
館内はガラス張りのこのような構造になっている。
藤城清治展とボデゴンの神秘の垂れ幕が吊るされている。2階部分が会場。
パンフ
裏面には、館内の平面図が示されている。
常設展の拝観料はこのようになっている。
コレクション展 観覧料金
一般 | 大学生 | 小中高生 | シニア (70歳以上) | 備考 | |
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普通観覧料金 | 400円 | 300円 | 200円 | 300円 | |
団体割引料金 | 320円 | 240円 | 160円 | 240円 | 15名以上 |
特別企画展の藤城清治展の拝観料はこれである。
一般 | 1,400(1,200)円 |
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高校・大学・70歳以上 | 1,000(800)円 |
小学・中学 | 700(500)円 |
小学生未満 | 無料 |
◎( )内は前売り、および15名以上の団体料金。
藤城清治展の案内チラシ。
その裏面
会期等の基本データは、これ。
会期 | 2015年04月01日(水) ~ 2015年05月31日(日) |
---|---|
開館時間 | 10:00~20:00(最終入場19:30) |
休館日 | 4/13(月)、5/11(月) ※4/27、5/25は臨時開館 |
会場 | 企画展示室 |
キャッチコピー:
今回のテーマ、そして副題は「聖なる光」。
人の創造力に光という神秘的な力が加わって生まれる
芸術「影絵」が、長崎で一層の輝きを放ちます。
影絵自体は、どこかで見たような記憶があるのだが、作者の藤城清治は知らなかった。記憶があるのは当然で、パルナスピロシキの宣伝や、NHKの『木馬座アワー』のキャラクターとして、「ケロヨン」を創作したとある。
探せばあるものである。そのパルナス宣伝動画。懐かしいですね。
パルナスの歌 歌:中村メイコ ボニージャックス
ケロヨンのぼうけん ポスター。
調べてみて分かったのだが、知らないのが恥ずかしいくらい、実に著名な影絵作家でした。
藤城 清治(ふじしろ せいじ、1924年4月17日 - )
日本を代表する影絵作家。
聖書、童話などの多彩なモチーフから独自の世界をつくりだしている。
略歴:
慶應義塾大学経済学部卒業。
紫綬褒章、勲四等旭日小綬章、日本児童文芸家協会児童文化特別功労賞等受賞。
Wikipediaには詳しい年譜が記載されている。 藤城清治
また公式ホームページもある。
藤城清治美術館
現在91歳になられるが、旺盛に新作品に取り組んでおられる。
展示作品や影絵シアターは見ごたえがありました。
写真撮影は、当然厳禁ですが、ボールペンでメモを取るのも許されません。ボールペンのインクが飛ぶ可能性があるからです。メモを取る場合は、鉛筆を係の方が貸してくれます。備え付けの鉛筆に限ります。シャープペンなど、以っての他です。以上注意事項。
それで、ここでは買ってきた絵葉書の画像をまず紹介する。それと鑑賞券ね。
絵葉書の入っていたビニール袋。
著作権の問題があるので致し方ないが、これだけの画像では不満ですよね。それで、例のNAVERまとめサイトを利用するのである。孫引きで、コピペの責任をこのサイトに押し付けてしまう魂胆だ。他人の褌で相撲を取るのである。それでも大半はこのサイトからもコピペできません。
個人で楽しむだけの、著作権に抵触しない(であろう)、藤城清治の作品集。
彼の作品は膨大で、美術館ではもっと多彩な作品が見れます。
お近くの方は、実際に美術館に行かれることをお勧めします。こちらは、福岡市博物館で開催されている藤城清治展のパンフ。
ついで、藤城清治美術館のパンフ内画像。
彼はまた、邱永漢の『西遊記』の文庫本の表紙絵も描いている。挿絵を担当していたとある。この小説は読んだように記憶している。1977年発行とあるから、35年以上前だね。大昔だ。
この画像をアップする。
藤城清治展の紹介はこれでおわり、つぎは常設展ボデゴンの神秘の紹介。
パンフ
こちらの基本データは、これ。
17世紀のスペインでは、宗教画や肖像画だけでなく、静物画が独自の発展を遂げ、それらは一般に「ボデゴン」と呼ばれます。
本展では、長崎県美術館の開館10周年の節目に合わせ、開館以来友好関係にある、スペイン随一の美術館である国立プラド美術館のコレクションから「ボデゴン」の優品8点を紹介し、その一見、卑近ながらも深遠な世界の一端に迫ります。
国立プラド美術館へは、行ったことがある。ゴヤの作品群を見ました。圧倒的でした。いつかその記事が書けるであろうか。
この展示会では、このような作品が展示されている。
日本を代表する影絵作家。
聖書、童話などの多彩なモチーフから独自の世界をつくりだしている。
略歴:
慶應義塾大学経済学部卒業。
紫綬褒章、勲四等旭日小綬章、日本児童文芸家協会児童文化特別功労賞等受賞。
Wikipediaには詳しい年譜が記載されている。 藤城清治
また公式ホームページもある。
一般財団法人
藤城清治美術館那須高原
〒325-0301
栃木県那須郡那須町湯本203
TEL.0287-74-2581
FAX.0287-74-2582
栃木県那須郡那須町湯本203
TEL.0287-74-2581
FAX.0287-74-2582
藤城清治美術館
現在91歳になられるが、旺盛に新作品に取り組んでおられる。
展示作品や影絵シアターは見ごたえがありました。
写真撮影は、当然厳禁ですが、ボールペンでメモを取るのも許されません。ボールペンのインクが飛ぶ可能性があるからです。メモを取る場合は、鉛筆を係の方が貸してくれます。備え付けの鉛筆に限ります。シャープペンなど、以っての他です。以上注意事項。
それで、ここでは買ってきた絵葉書の画像をまず紹介する。それと鑑賞券ね。
絵葉書の入っていたビニール袋。
著作権の問題があるので致し方ないが、これだけの画像では不満ですよね。それで、例のNAVERまとめサイトを利用するのである。孫引きで、コピペの責任をこのサイトに押し付けてしまう魂胆だ。他人の褌で相撲を取るのである。それでも大半はこのサイトからもコピペできません。
個人で楽しむだけの、著作権に抵触しない(であろう)、藤城清治の作品集。
彼の作品は膨大で、美術館ではもっと多彩な作品が見れます。
お近くの方は、実際に美術館に行かれることをお勧めします。こちらは、福岡市博物館で開催されている藤城清治展のパンフ。
ついで、藤城清治美術館のパンフ内画像。
彼はまた、邱永漢の『西遊記』の文庫本の表紙絵も描いている。挿絵を担当していたとある。この小説は読んだように記憶している。1977年発行とあるから、35年以上前だね。大昔だ。
この画像をアップする。
藤城清治展の紹介はこれでおわり、つぎは常設展ボデゴンの神秘の紹介。
パンフ
こちらの基本データは、これ。
会期 | 2015年04月23日(木) ~ 2015年07月26日(日) |
---|---|
開館時間 | 10:00~20:00(最終入場19:30) |
休館日 | 第2・第4月曜日(休日・祝日の場合は火曜日が休館) ※4/27、5/25は臨時開館 |
会場 | 常設展示室 第1室 |
17世紀のスペインでは、宗教画や肖像画だけでなく、静物画が独自の発展を遂げ、それらは一般に「ボデゴン」と呼ばれます。
本展では、長崎県美術館の開館10周年の節目に合わせ、開館以来友好関係にある、スペイン随一の美術館である国立プラド美術館のコレクションから「ボデゴン」の優品8点を紹介し、その一見、卑近ながらも深遠な世界の一端に迫ります。
国立プラド美術館へは、行ったことがある。ゴヤの作品群を見ました。圧倒的でした。いつかその記事が書けるであろうか。
この展示会では、このような作品が展示されている。
・ トマース・イエペス《ブドウの樹のある風景》1645年頃 ©Photographic Archive. Museo Nacional del Prado. Madrid
その他には、つぎのような絵画が展示されている(ないのもある)。
ピカソやダリ、ミロの作品も1点づつある。
これで、 長崎県美術館鑑賞はおしまい。 III につづく。
(追記:長崎県美術館の屋上からの眺望と設置されていた彫像の画像も、付録としてアップしておく。
+(余計な爺さんの写真)
このように屋上の一部もガラス張り。中央の爺さんは無視すること。
北村西望 作 花吹雪
富永直樹 作 クスコの少女
富永直樹 作 荒海の男
富永直樹 作 新風
北村西望 については、次回以降に紹介の予定。 富永直樹については、機会を見てそのうちに。
(追記おわり)
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