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2015年6月5日金曜日

丸山漁港 朝の風景

3月に淡路島を訪問したときに、丸山漁港の紹介をした。のどかな良い所です。
淡路島西淡地区遊歩 II

先週の木曜日に今度はワイフと2人で行ってきた。1泊2日の小旅行で、気分転換と休息のためです。ワイフは息子の店のお手伝いとボランティアで過労気味。私も大した事はしていないのに疲れている。ということで出かけた。三の宮発の高速バスがあるので、とても便利です。

淡路島西淡地区遊歩 I

前回と異なり、ブログ記事の取材をする積りは全くなかったのだが、例の如くデジカメは所持してた。 そして翌日の早朝、丸山漁港を散策した。とても気持ちが良かったので、その時写した写真をもとにして、短い記事を書きたい。

この日は曇っていて、漁港からの景色はこのようでした。


漁港を歩いていると、漁船が朝の漁を終えて、網から魚を取り出している所に出くわした。


船上で、網に絡んだ魚(アイゴ)を取り外していた。魚屋では余り見受けられない魚である。背びれに毒をもつので、刺されない様に注意深く取り外さねばならない。漁師さんは、熟練の技でそれを行っていた。掛かった魚の数は少ないので、不漁で商売にはならないのだろうと思った。


アイゴ


港の岸壁に並べてあった蛸壺

壺を結びつける綱


蛸壺漁の漁船

蛸壺漁の行い方であるが、文献によるとこのように書かれている。

タコ壺は海底に設置するのであるが、千メートル以上もある一本の幹縄に、百数十個の壺と重り石を取り付けた壺縄をひとつの単位とする。幾つかの壺縄を海底に仕掛けておき、毎日あるいは2,3日おきに揚げ縄して、壺に入ったタコを捕えて、再びその場に設置するという作業を繰り返す。

(鷲尾圭司 明石海峡魚景色  長征社刊  より)



やはり時期があり、冬場と夏場が盛んであり、夏場のタコは麦わらタコと呼ばれ美味だそうである。


丸山漁港で水揚げされたタコ。 



蛸壺漁は非効率であるため現在はほとんど行われておらず、蛸壺発祥の地といわれる明石でも蛸壺専門の漁師はたった2人といわれる。

朝の漁港散歩をしてから、我々は丸山海釣り公園の石テーブルで、朝食を取ったのである。


パンは三宮のそごうで購入、缶コーヒーは地元調達であった。曇ってはいたが、清々しい朝の食事でした。

公園から対岸の鳴門を望む。


湾内では、このようなカゴ網を仕掛けていた。餌の魚を入れた網を、次々海中に放りこんでいた。何が獲れるかは不明。ワタリガニ等のカニ類と思うが、タコが入ってくるのかもしれぬ。


ずっと見ていたかったが、そういう訳にもいかぬので宿舎へと戻っていったのであった。

今回はこれでおしまい。

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