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2015年10月3日土曜日

神戸関帝廟

今回は、神戸の中国寺院として名高い関帝廟の紹介。中国のお寺だけあって、色彩は豊かです。20年位前になるが、義父の葬儀がここで行われたので、とても近しいお寺である。また義母の葬儀もここで行われた。葬儀の際に、魂を見送るしきたりというかお祭りのような行事がある。葬儀の時は、親戚一同が出席し、紙で作った邸宅や神銭を燃やして、盛大なお葬式でした。

祖先の安楽を願う鬼節(お盆)には、中国の伝統行事「水陸普度勝会」が行われる。ワイフは、9年前に義母の初盆で関帝廟におまいりに来て、NHKから取材をうけて初のTV出演をしたそうである。

 
 
このような紙でこしらえた死後に住む冥宅です。神銭を燃やす。



関帝廟は、皆様のご存じのように三国志関羽を祀るである。神戸だけでなく、横浜の中華街にもありますね。中国寺院らしく、開放的なお寺です。やはりお参りに来られている人は中国人が多い様子。

この関帝廟は、純中国風の建築かと言えばそうでなく、「華和(中日)折衷」となっている。

中華会館のホームページより:

関帝廟について


関帝廟は1888年に鎮座した寺院です。
関帝廟関帝聖君(関帝)が主神ですが、神戸関帝廟関帝の他に大慈大悲観世音菩薩(聖観音)と天后聖母(媽祖)もお祭りしており、それぞれの祈願をして頂ければと思います。

現在の関帝廟は1948年に建てられたものが1995年の阪神淡路大震災など過去に何度も被災し、1999年にそこから復興したものです。全体的な特徴としては日本の伝統的な建築様式中国風の意匠や様式を取り入れた形となっており他にあまり例を見ない「華和(中日)折衷」となっています。
 
 

パンフ
 
裏面には、参拝の仕方などが説明されているが略す。
 
それでは、写真紹介を始める。

山門

中国の雰囲気漂う関帝廟のシンボル的存在である。
「関帝廟」の扁額は戦後初代の住職 釋仁光が台湾に行って世界的に有名な書道家 于右任(元蒋介石の秘書)にお願いして書いてもらったものである。



石碑

礼堂に通じる
 
 

中門

台湾檜の一刀彫で、黄河龍門の鯉になる故事になぞらえて台湾で作ったものです。別名「登龍門」とも言われている。試験で合格した者だけがこの門を通 って出世するからです。


 
裏側から見た中門
 

礼堂
 
石碑2基に廟の由緒が刻まれている(らしい)。

関羽の顔出し看板。 こんな所に顔出し看板があるとは、ついぞ思わなかった。後方に写っているのは唐獅子の石像。


唐獅子  こちらは左側にある石像。


右側にある唐獅子は雄で、外にて商売し、また苦労して働き、お金を貯めて家族を養うと言う事から唐獅子が持っている小判にお札をあてて右回りにさすると。。。お金持ちになれるとか… 左側にある唐獅子は雌で、女の人は家内安全、子孫繁栄と言う事から、唐獅子が抱いている子供の唐獅子をさすると。。。。良い子宝に恵まれるとか…

中門の額飾り灯篭

本堂

本堂の屋根に一際目立つ青龍は北京の紫禁城と同じ皇帝色の瓦の上に飾られています。宝玉をつかんで、お互いにらみ合っている青龍をみると幸せになるという言い伝えがあります。




 
本堂内部
 
向って中央には、両脇に養子の関平(右)、家来の周倉(左)を従えた主神・関帝を、右には聖観音像を、左には天后聖母を祭祀しています。また、入口を入った右側には福徳正神、左には玄天上帝(指南宮)をおまつりしています。
        
本堂内部
 
四阿(あずまや)
 
四阿の擬宝珠を四方にふきおろし、壁がなく八本の柱だけの雨をしのぐ 休憩所です。 詩人、墨客が庭園を望み、心和ませる憩いの場所とされています。 「八角亭」や「清心亭」の別名があ ります。
 


また境内には、純日本式の子安地蔵尊の祠がある。



これでおしまい。

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