13. 柿本神社
著名な神社でWikipediaにも記載がある。
柿本神社 | |
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拝殿 | |
所在地 | 兵庫県明石市人丸町1-26 |
位置 | 北緯34度39分00.75秒 東経135度00分05.8秒 |
主祭神 | 柿本人麻呂朝臣 |
社格等 | 旧県社 |
創建 | 伝・仁和3年(887年) |
本殿の様式 | 一間社流造銅板葺 |
別名 | 人丸神社 |
例祭 | 4月第2日曜日 |
主な神事 | 秋季除火大祭(10月18日) |
柿本神社(かきのもとじんじゃ)
兵庫県明石市人丸町にある神社。人丸山の頂上に鎮座するが、山名も当神社に因むものである。旧社格は県社。旧くは「人丸神社」と称し、地元では「人丸さん」とも呼ばれる。
御祭神:
柿本大明神とも称される柿本人麻呂朝臣
「万葉集」の最高の歌人として知られている。万葉集、古今集など合わせて400首以上の歌が載せられている。
祭神は歌聖と仰がれることから歌道の神としての信仰を集め、そこから学問文芸の神としても崇められる。
由緒:
社伝によれば、仁和3年(887年)に明石の岡(現・県立明石公園)にあった楊柳寺(後の月照寺)の覚証という住僧が夢中に柿本人麻呂の神霊がこの地に留まっているのを感得し、寺の裏の古塚がその塚であることが判明したために塚上に人麻呂を祀る祠を建てて寺の鎮守としたことに創まるという。
ただし創祀の事情に関しては、人麻呂が水死させられたという説があるので本来は非業の死を遂げた人麻呂の怨霊を慰めるために祀られた可能性もある。
その他の創建の可能性もあるが、省略する。
柿本人麻呂の死去から1,000年に当たるとされた享保8年(1723年)に霊元上皇の執奏により正一位の神階と「柿本大明神」の神号が宣下されるとともに女房奉書が下賜され、命日とされた3月18日に盛大な一千年祭が営まれた。
明治7年(1874年)2月に村社に列し、同12年6月に郷社、大正15年(1926年)3月には県社に昇った。
柿本神社は、歌仙・柿本人麻呂を祭神としています。学問・文学の神様として崇敬されているだけでなく、「人麻呂」の名から「ヒトマル」→「火止まる」で火除け、「人生る」で安産の神としても信仰されています。
ダジャレで、神様の効能が決まるのである。
仁和3年に月照寺の僧・覚証が、人麻呂の霊が明石に留まっていることを感得し、月照寺の裏に祠を建てて祀ったのが始まりと言われています。その後、明石城築城に伴って月照寺とともに現在地に移されました。享保8年には正一位柿本大明神の神位神号がおくられました。
柿本人麻呂は、大和⇔任地の西国を何度も往来したとされ、明石大門(明石海峡)の和歌も残されています。
天離る 夷の長通ゆ 恋ひ来れば
明石の門より 大和島見ゆ
柿本神社のマップ (柿本神社のホームページ より)
山門 立派な青銅の屋根葺きである。柱はコンクリ製になっている。震災で損傷したんでしょうね。
山門に掲げられている「人丸山」の額
両サイドの硝子戸の中には、阿吽の随身を表す人形が祀られている。
左の吽形随身
右手の阿形随身
反射してはっきり見えない。そこで、検索を駆使して居ながらにして画像を発見。便利な時代になりましたね。
本殿 七五三詣りの参拝者ですね。
縣社 柿本神社の石碑
由緒書
狛犬二基
この狛犬は、工芸品で砂岩で造られている。台座は花崗岩。
明石市内の石造り狛犬の中で最も古いものという。
本殿に掲げられている柿本神社の額
本殿内にある正一位柿本大明神の額
コンクリ製の手水舎
手水舎の耳のある亀 (正しくは「ひきい」という龍の子どもである。)
末社の五社稲荷神社
拝殿
左右(阿吽)のお狐様二匹。
御神木の筆柿 安産のお守とされる。
御神燈
その後に連なっている社が、天神社と三宝荒神社。
天神社
三宝荒神社
歌碑
ともすれば 迷いがちなる 敷島の みちのあかしの 神に学ばむ 野崎英夫
なぜか境内に大砲が置かれている。
筆塚
伊藤明瑞師の碑
伊藤明瑞は、天才書家であったそうです。
16歳の時の写真
長じてからの写真は見当たらない。詳しくは、Wikipedia を参照。 伊藤明瑞
播州明石浦柿本太夫祠堂碑
碑面には双龍が施されており、通称「亀の碑」と呼ばれるこの碑は、寛文4年に明石城主松平信之によって建てられた、1712文字よりなる人麻呂伝記となっています。この碑文を誤らず読み上げると、台座の亀が動き出すと伝えられています。
現在では読める人はいないでしょう。従って動き出す心配はない。
その他、境内には「八房梅(はちふさうめ)」「盲杖桜」があるが、花がないので画像は省略する。
東参道を下る石段前の石灯篭。
東参道入り口にある大鳥居(東鳥居)
人丸山 柿本神社 の石碑
常夜灯
天文科学館を巻くようにして西の方角に下っていく。
このような石塔が祀られている。葵の紋があるので、松平家ゆかりの人物の墓所かもしれぬ。
このような石段を下りてゆく。
坂を下りきったところにある、亀の水。
水汲み場
亀の口から湧出する清水。
その後方にある、柿本神社の西鳥居。
これでおしまい。
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