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2017年6月20日火曜日

冠動脈造影CT

日々老化の具合を深めている昨今である。頭のほうだけでなく身体のほうもあちこち不調が出てきて慢性化している。重いものを持ったり、長時間歩いたりすると腰痛がでてくる。
長い間椅子に座ってブログを書くこと以外は、特に腰に悪いことはしていないと思うのだが、実はこれが諸悪の根源かもしれぬ。現役のときは今より長時間椅子に座って不健康な生活をしていたので、その長いツケが溜っていたのかもしれぬ。

それに疲れやすくなった。ワイフの大病と母の施設入り以来の疲れが今ごろになって出てきたのかなとも思う。それともどこか内臓の具合が悪いのかもしれない。

などと、役態もない日々の思いを記してから今回の忘備録を始める。

丁度1週間前の6月12日になるが、神戸神鋼記念病院冠動脈造影CTを受けてきた。5年前の2月に狭心症で冠動脈のステント手術をうけたが、その予後を検査するためである。かかりつけの医院である竹内内科からの要請であった。

その時の手術を思い出しながら書く。

6年前の冬だったが、常づね坂を登ると動悸が激しくて不調であった。九州での学会参加の時に急に心臓の具合が悪くなり、急いで帰神し竹内内科で診察して頂いた。精密検査を受けると、冠動脈の一部が詰まって細くなり狭心症の症状がでていた。

それで紹介状を書いて頂いて、労災病院でカテーテル手術を受けることになった。後で、母が腰椎の圧迫骨折でこの労災病院に入院するとは当時思いもしなかった。

この手術は、腕の大動脈からカテーテルを用いてステントを冠動脈の狭窄部分に挿入するという手術である。

カテーテル手術の要領



このように冠動脈が動脈硬化で詰まっていて狭心症を起こしていたのである。


右側の薬剤溶出ステント治療というのを行った。


下の画像左下の部分にステントが入れられた。


私の場合は血管が太くて約2㎝のステントであった。比較的安全な手術で、術後の心臓の不調は全くない。そうなので一応は完治したのであろう。

その時の手術同意書
 という経緯であった。

7時45分の朝一番のバスに乗ってJR六甲道まで出て、灘駅で下車。徒歩で10分足らずの線路沿いに神鋼記念病院はある。

神戸製鋼所発祥の地に建てられている。今は灘浜に移転しているが、創業当時はこの地でした。



神戸神鋼記念病院



エントランス

呼吸器センターの別棟もある一大総合病院である。



予約受付は8時30分だが、20分も前に着いたので手持ち無沙汰である。受付開始まで病院内をウロウロする。

玄関ホール 

ここで、TVドラマ 上流階級〜富久丸百貨店外商部〜のロケが行われたそうです。

ホールのステンドグラス奥が中庭になっていて、母と子供達の像がある。


その頭上には病院の建物が迫っている。


8時半になったので、受付で検査手続きをとる。初診になるので、診察カードを作ることになり検査の同意書と共にその作成書類も書かされる。面倒なことである。

そして放射線診断科のほうに向かう。検査時刻は9時だがすでに多くの人が待合で待機している。

それでも9時10分ころには看護師に呼ばれ、検査のためパンツ1丁(+手術着)になり狭い部屋で検査を待つ。

冠動脈造影CT検査の説明書


検査室では緊張の連続である。この機械 東芝製 One Aquilion である。寝台に乗せられて心臓の冠動脈、念のため肺の検査もしたのである。色々と検査の説明を受ける。緊張のためか脈が速かったので、脈をゆっくりにする薬を注射された。



点滴をとり、スプレーで舌の裏側に血管を拡張する薬を噴霧される。ニガッ!
動いている心臓が1瞬だけ止まるその瞬間に撮影を行うので、興奮していては拙いのである。そのため息を吸ってはいて止めるの練習を何度か行う。

両手を延ばしたこんな姿勢です。


造影剤を点滴から注入。頭が熱くなり、その後一時的だが全身も熱くなる。・・・・・

で検査は終了。都合40分ほどでした。でも非常に疲れた。やっぱり検査とか手術は嫌である。

検査技師から動脈のあちこちに硬化した箇所が見られるということを聞き、特段命には別条ないだろがやはり不安である。次回竹内先生からの結果報告が恐ろしい。まだ命は惜しいらしい。

検査終了後、渡された会計ファイルを玄関ホールの「2計算のかた」窓口に持っていく。診察券を入れると、会計用番号札というのがでてくる。5116番とか書かれているレシートみたいな紙である。

その会計処理が終わり次第、ホール待合室の電光掲示板に番号が示される。それで、自分の番号がきたら、自動精算機で支払いをするのである。診察券を精算機にいれ、金額の表示があるので、現金もしくはカードで支払うのである。そうすると領収書がでてくる。



ワイフの入院のとき、神戸市民病院で最新のシステムだと思ったが、同様のシステムがこの神鋼記念病院でも導入されていたのであった。

医療費自動精算機


時代はドンドン進展するのである。そして私はその進展にしばしば戸惑うのであった。

これでおしまい。





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