今回は中央区の中山手通りにある熊野神社の紹介である。神戸高速の花隈駅で下車、北西へ道路沿いを10分ほど歩いた所にある。
大鳥居 この鳥居は阪神・淡路大震災で倒壊したが、このように再建された。参道の階段を上ったところにも新しい石鳥居がある。
由緒板 文字が見えなくなるのを防ぐためプラスチックカバーが附けられている。
社碑
幸いWikipediaにこの神社の記載がある。それとワンパターンだが、神戸の空の下で。~街角の歴史発見~のサイト 神戸・熊野神社(山手)。 および兵庫県神社庁の記事を基に神社解説を行った。
熊野神社 (神戸市中央区)
熊野神社 | |
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所在地 | 兵庫県神戸市中央区中山手通7-28-30 |
位置 | 北緯34度41分24.3秒 東経135度10分35.1秒座標: 北緯34度41分24.3秒 東経135度10分35.1秒 |
主祭神 | 伊弉諾命、伊弉冉命 |
社格等 | 旧村社 |
例祭 | 7月7日 |
熊野神社(くまのじんじゃ)
兵庫県神戸市中央区中山手通にある神社。熊野神社の一つ。
由緒:
神社は、昔「宇治野山」といわれた一角にある。 宇治物部氏族の創建で、福原遷都の際、遷都造営役の五条大納言藤原邦綱により再建されたという。 藤原邦綱は、この付近に宇治新亭と呼ばれる邸宅を建て、福原遷都によりこの地に滞在していた安徳天皇が、京都に戻る前に宇治新亭に滞在した。
ご祭神:
- 伊弉諾命(いざなぎのみこと)
- 伊弉冉命(いざなみのみこと)
今回は天の沼矛(あめのぬぼこ)のシーン。
イザナギとイザナミは天の浮橋に立って、下界に下ろした天の沼矛でコオロコオロと海をかき混ぜて引き上げると、矛の先から滴り落ちる塩が凝り固まっていき、自然に『オノゴロ島』という島ができ上がったのでした。
50年前の写真
このあたりは八部郡宇治郷と呼ばれた地域で、8世紀中頃の書物にも地名が記されているなど古くから人々が生活を営んでいた。そんな宇治に住んでいた「宇治物部族の創建」によって宇治野山と呼ばれていた丘に祀られたのがこの熊野神社である。
それでは石段を上り、境内の参拝である。
拝殿前鳥居 新しく再建された鳥居
玉垣に囲まれた社殿
拝殿
拝殿の鈴
拝殿から本殿
狛犬二基
境内社の熊高稲荷神社
稲荷鳥居
朱塗りの社殿
狭い境内だが、喧騒を外れて拝殿の階段に腰かけ、物思いするのにはピッタリである。これでおしまい。
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