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2017年9月26日火曜日

沼津港深海水族館

伊豆三島旅行記の3回目にあたる沼津港深海水族館の紹介である。深海にスポットを当てた水族館は全国でも珍しい。小さいけれど楽しめる水族館でした。お勧めです。

沼津港深海水族館を見上げると、そこにはうろこ雲が広がっている。秋になりましたね。


沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム  の入り口

シーラカンス・ミュージアムは水族館の2階部分にある。沼津港深海水族館の愛称ではない。




ここには充実したホームページがある。パンフとそのページを参考にして訪問記を書くことにする。

パンフ 4つ折り1枚ものである。


フロアーガイド

駿河湾の生き物紹介 + 水族館入場券(デザインが4種類ある。)



原則年中無休で、入場料金はつぎのようになっている。

入場料金

大人 (高校生以上)こども(小・中学生)幼児 (4歳以上)
¥1,600¥800¥400
※65歳以上の方、100円引き(証明書をご提示ください)

2人は65才以上なので100円づつ割引して貰った。

入り口にある 深海の生物のレリーフ


パンフのフロアーガイドに沿って見学を始める。 写真は興味の向くままでたらめに写したので各コンセプトにある水槽内とは限りません。

1.浅い海・深い海

異なる種類なのに、似ている生物。同じ仲間なのに、まったく違う姿の生物


館内のデコレーション  深海を模している。


キングクラブ  オーストラリア海溝に生息する。


その親玉


シロウニ 深海のウニは白くなるとは知らなかった。




イズカサゴ   海深150~250mの砂地に生息している。ヒレに毒を持つ。




カワテブクロ  太目のヒトデですね。ネーミングはピッタリ。



アミメハギ  こいつはよく見ます。 沿岸の魚で深海魚ではない。




深海の中をさらに進む。


アカシマシラヒゲエビ 

ドフライン イソギンチャク  110年ぶりに東京湾で採取された深海のイソギンチャク。 



チンアナゴ  万博記念公園ニフレルの水槽にいましたね。




ニフレルで。


へコアユ




同じくニフレルで。


2.ヘンテコ生き物

天国に一番近い島ニューカレドニアの生物を水槽展示しました。


ラボウテッドラス  綺麗なベラの仲間。



バシノモス  ダイオウグソクムシかと思った。こちらは後で出現した。




ペインティッドフロッグフィッシュ  アンコウの顔をしているが黄色い蛙魚ですな。
 


メスメイト パイプフィッシュ  タツノオトシゴのようには見えない。立ち泳ぎのアナゴという風情。






珊瑚礁の大水槽



バリアリーフ アネモネフィッシュ  色違いのクマノミ




3.深い海

深海生物には、怖い?気持ち悪い?といったイメージが多いようです。ここでは可愛らしいものや、チャーミングなものなど、ユニークな深海生物をご紹介しています。

ヌタウナギ  最も進化していない魚と言われる。 眼も顎も存在せず、触ると大量のヌタを出す。



ウチワエビ


こいつもニフレルにいました。


以下深海魚の標本

ミツクリエナガチョウチンアンコウ


生きている時はこんな風に泳いでいる。



ユウレイイカ

泳いでいるところ  一つ目入道やね。

ギンザメ

釣り上げられたギンザメ  目がコワイ。



リュウグウノツカイ
大きくなるとこんな風になる。


サケビクニン  素手で触ると溶けてしまうといわれている。




リアル画像はこれです。 深海魚らしく不気味な顔立ち。



4.駿河湾大水槽

日本一深い湾「駿河湾」には沿岸から深海まで様々な生物が生息しています。この水槽では、代表的な駿河湾の生物たちを紹介しています。
マッドスキッパー  ムツゴロウみたいで愛嬌がある。





大水槽




タカアシガニ




5.深海のプラネタリウム

真っ暗な部屋の中で青白く光るのは、深海に生息する発光魚です。いったいどこが光っているのか?なぜ点滅しているのか?じっくりとお楽しみください。

カーテンの中に入ると光の乱舞

深海の発光魚であるヒカリキンメダイの群泳です。実は本物でなくスクリーンです。



2階に上ってシーラカンス・ミュージアムに入る。

6.古代の海

コモロの深海に暮らす2体の剥製シーラカンスが海中で泳ぐシーンを再現。
また、世界で初めて撮影されたシーラカンス遊泳映像が見られます。

このお喋りするシーラ爺が出迎えてくれる。 目玉の動く口パク爺。


シーラカンスが捕獲されたアフリカ コモロ諸島を再現したベースキャンプがある。


シーラカンスを釣るのに使用されたカヌー

生きてい化石といわれているシーラカンスがいかに古代から生き延びてきたかを化石から説明している。4億8千年前カンブリア紀からです。


海底ジオラマ  三葉虫が海底を這いオーム貝が泳ぐ海をゆったりとシーラカンスは泳ぐ。


7.生物の進化研究室


巨大なシーラカンスの魚拓のほか、さまざまな企画展示を開催している部屋です。テーマによっては、魚類だけでなく、昆虫や両性爬虫類に出会えることもあるかもしれません。



カラージェリーフィッシュ  色付きクラゲで黒、白,青が見受けられた。



8.冷凍シーラカンス

世界でも希少な冷凍個体を展示、0.6mm幅でCTスキャンを行い、立体映像も再現しました。
最新のデータを見ながら、生態の謎に迫ることができます。
冷凍シーラカンスの剥製 頭部


内臓器官の解説板


シーラカンス剥製標本

内臓の立体見本

9.深海の世界


2015.7.18リニューアル。CGを使った深海の映像や深海についての詳しい解説、さらに多くの深海生物を展示しています。


深海映像での古代ザメ


深海を生きる古代ザメ ミツクリザメ

深海生物の標本陳列

その内の一つ ヤマトトックリウミグモ

生きている化石 オーム貝

ダイオウグソクムシ

鯨骨生物群集の写真  鯨の死骸に集まる様々な深海生物。




10.透明骨格標本



深海生物を中心に多くの透明骨格標本を展示。ダイオウグソクムシの透明骨格標本も見られます。


色んな種類の魚の透明骨格標本が展示されている。最近水族館で良く見受けられるようになりました。販売されているが1万円以上するものがありとても購入できない。


透明骨格標本(とうめいこっかくひょうほん)

生物の骨格を観察するため様々な染色法を用いて作成される標本。 一般にアルシアンブルーとアリザリンレッドが用いられる。 解剖による乾燥状態での骨格標本作製が難しい小型の動物や胚に対して有効な観察手段である。 主に分類学や比較解剖学、発生学などの研究分野で広く用いられてきた(by Wikipedia)

サンプル


ダイオウグソクムシ 透明骨格標本

腹側
背側

あんまり透明になってないね。

深海魚たっぷりの見学でした。メンタコ君のさよならの挨拶。


これでおしまい。

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