毎度大常夜燈と本宮を見てかっての大阪商人の財力は大したものだと感心しておりました。
それでは境内の末社巡りを始める。そのまえに手を清めねばならない。
手水舎と石灯籠 星宮の横にある。
末社の星宮
金星の神さまといわれている。
また竈神は、荒神さん(家の守護神)といわれ、炊事場に祀るお札も授与所に置いています。
ご祭神:
国常立命 (くにのとこたちのみこと)
竈神 (かまどのかみ)
また竈神は、荒神さん(家の守護神)といわれ、炊事場に祀るお札も授与所に置いています。
ご祭神:
国常立命 (くにのとこたちのみこと)
竈神 (かまどのかみ)
神額
末社の后土社(こどしゃ)
后土は土地の神を指し、鬼門を守護している。昔は神木が祀られており、神饌の余りや祭器の破棄すべきものは、すべてこの神木の下に納めたともいわれている。
ご祭神: 土御祖神 (つちのみおやのかみ)
ご祭神: 土御祖神 (つちのみおやのかみ)
神額
末社の五社
住吉の神職七家祖神を祀っている。春と秋の2回お祭りが行われる。七家とは、住吉大神をお祭りされた初代神主・田裳見宿禰 (たもみのすくね) の七人の子より始まる神職の家である。
ご祭神:
ご祭神:
大領の祖神・板屋の祖神・狛の祖神・津の祖神・高木の祖神・大宅の祖神・神奴の祖神
神主の祖先を祀る社です。こういう社もあるのですね。あとで紹介するが境内には著名神主を祀る社もあります。
五社を祀る社殿
左から 神奴社、大宅社
高木社、 津社、 狛社、 板屋社
大領社 の七家祖社である。
末社の招魂社
神職や崇敬者を代表するような人をはじめ、特別の奉仕をした人々や殉職者や偉業者など、住吉大社に縁の深い人などを祖霊神として祀っている。
ご祭神: 諸霊神 (もろもろのみたまのかみ)
拝殿 こちらは朱塗りでなく年代を感じさせる社殿です。
神額
末社の薄墨社
ご祭神の国基は、和歌の名手として誉れ高かったといわれ、その秀歌により「薄墨神主」と讃えられた。
ご祭神:
国基霊神 (くにもとのみたまのかみ) 第39代・津守神主
歌人かつ神主を祀る社です。
津守国基
1023-1102 平安時代中期-後期の神職,歌人。
治安(じあん)3年生まれ。摂津住吉神社(大阪府)神主。「後拾遺和歌集」にとられている名歌にちなんで薄墨の神主の異名がある。康和4年7月7日死去。80歳。家集に「津守国基集」。
治安(じあん)3年生まれ。摂津住吉神社(大阪府)神主。「後拾遺和歌集」にとられている名歌にちなんで薄墨の神主の異名がある。康和4年7月7日死去。80歳。家集に「津守国基集」。
薄墨にかく玉章と見ゆるかな
霞(かす)める空に帰る雁(かり)がね
社殿
神額
末社の斯主社(このぬししゃ)
ご祭神の国盛は、住吉大社の神職でありながらも、ほかの神社の仕事も兼務するなど、さまざまに活躍し、有徳敏腕の人であったといわれている。
ご祭神:
国盛霊神 (つもりくにもりのみたまのかみ) 第43代・津守神主
神額
末社の今主社(いまぬししゃ)
ご祭神の国助は神職でした。2度の元寇でモンゴルが北九州に攻めてきたときには、国を挙げて祈願し、住吉大社でも朝敵降伏を祈ったといわれてます。また、生前より霊感が異常にすぐれていたそうです。
ご祭神:
国助霊神 (くにたすけのみたまのかみ) 第48代・津守神主
神額
末社の八所社(はっしょしゃ)
京都にある八坂神社の祇園信仰の社です。
(注:祇園信仰とは、疫病・厄除け・暦・方位の神さまです。)
ご祭神:
素盞嗚尊 (すさのおのみこと)
神額
末社の新宮社(しんぐうしゃ)
住吉大社より東側にある墨江小学校前の旧熊野街道には熊野神を拝むために、一里ごとに熊野三所権現が祭られていました。その「熊野九十九王子」の一つ「津守王子」が新宮社であるといわれ、現在は住吉大社の境内で祭られている。
ご祭神:
伊邪那美命 (いざなみのみこと)
事解男命 (ことさかのおのみこと)
速玉男命 (はやたまのおのみこと)
立て看板には王子社とある。
常夜燈 招魂社の裏手辺りに置かれていた。
歌碑 全部は読めないので解説はできない。無知のなせるところである。
今回はこれでおしまい。次回は南門からの参拝をおこなう。
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