聖堂天井 天窓が沢山開いているがステンドグラスの装飾はない。壁面右側が天国への回廊になる。
その展示物の幾つかを観賞する。
金糸で刺繍された豪華な司教の祭礼帽と祭服
銀製の聖骨箱 男性の頭部の形をしていて13世紀から15世紀にかけての遺物。お骨を入れる容器である。
その右側にあるのが十字架の形をした聖十字架箱である。木製のキリストの十字架を保存している。
司教冠 非常に貴重なものでエメラルド、ルビーなどの宝石で飾られている。
その右横にあるのがフランス製の優雅な聖杯で1300年代の作成とされる。
聖母子像 慈愛に満ちたまなざしのマリア像である。
聖人のブロンズ像
その奥にみえる棺が聖遺物箱で当時の名高いエンブリアーキ家の工房で彫刻されたもの。側面の彫刻は牛骨に彫られている。
銀の際段飾りと聖杯 18世紀ナポリの銀製品店の傑作とされる。
右下にあるのは聖書のカバー。
中央祭壇にある 十字架に架けられたキリスト像 その足元にはマリアと聖人の像が並ぶ。
聖人を描く祭壇の一部 着色された大理石板が使用されている。 各扉内のフレスコ画は聖人達を色鮮やかに描いている。
十字架上のキリスト
聖堂壁面
右側のフレスコ画は15世紀前半の作品でナポリで活躍していた画家の作品である。右端の石柱は当時あった小礼拝堂につづいていた。
中央と左側にはマリア像を描く絵画があり、それぞれ板の上に金箔を用いて着色されている。
これで博物館の見学は終了し地下聖堂へと入ってゆく。今回はこれでおしまい。
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