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2018年5月9日水曜日

ナポリ旅行記 XLIV ナポリ歴史地区 (3)

今回から王宮の見学を始める。1回目は外回りが主となる。

王宮 現在は王宮博物館となっていて、横幅が169mもある長大な建築物である。

王宮西ファザード


王宮の基礎知識を与えるためいつもの如く Wikipediaを引用する。

王宮 (ナポリ)


プレビシート広場に面したファサード

パラッツォ・レアーレ・ディ・ナーポリ(Palazzo Reale di Napoli)王宮

ナポリにある、かつてナポリ王位や両シチリア王位についていたブルボン家の王宮
初期の王宮スペイン王フェリペ3世の居城であったが、彼は一度もここを訪れなかった。宮殿の建築家にはドメニコ・フォンターナが選ばれた。建物は、16世紀初頭からスペイン副王の古い住居があった場所に建てられた。18世紀に入ると、宮廷は内陸にあって海からの攻撃が及ばないカゼルタ宮殿に移った。

今日見られるのは17世紀に建築された宮殿であるが、多くの追加や変化がある。18世紀半ばのルイージ・ヴァンヴィテッリと、宮殿が火事で損傷した後に1838年にガエターノ・ジェノヴェーゼが加えた補修などである。加えて、第二次世界大戦中の爆撃で受けた損傷により改修されている。建物の西ファサード(プレビシート広場に面す)は、12世紀にナポリ王国を建国した際からの代々の王の像が展示されている。ルッジェーロ2世フェデリーコ2世(神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世)、カルロ1世アルフォンソ1世(アラゴン王アルフォンソ5世)、カルロ2世(神聖ローマ皇帝カール5世)、カルロ3世(スペイン王カルロス3世)、ジョアッキーノ1世(ジョアシャン・ミュラ)、初代イタリア王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世らの像である。

現在の王宮と隣接した館は、サン・カルロ劇場、美術館、ナポリ国立図書館、ナポリ地方観光局を含む官公庁の庁舎として使用されている。


プレビシート広場
王宮対面にあるサン ・ フランチェスコ ・ ディ ・ パオラの教会


1824年に完成された。スイスの建築家ピエトロ・ビアンキが設計競技で選ばれれて建築された。外観も内部もローマのパンテオンを模したデザインになっている。

その弧を描くように建てられている回廊



教会前に立つ二基の騎士像 馬上の人物が誰なのかは資料がなくわからない。



王宮西側ファザードにある歴代のナポリ王の像



ホーエンシュタウフェン家フリードリッヒ二世像

アンジュー家シャルル一世像



アラゴン家アルフォンソ一世像


ノルマン王ルッジェーロ像
入り口天井部分


カール五世像


ブルボン家カルロ三世像


ジョアッキーノ一世像
1806年、ナポレオンのイタリア遠征で活躍した軍人で、ナポリ王となり、ナポリの都市計画や主要建築物は1815年まで続いた仏軍支配下で建設されていったという。





ヴォットリオ・エマヌエーレ二世像

王宮内部は豪華な大理石で装飾されている。

天井および階上につながる大理石の階段




壁面にある騎士の甲冑のレリーフ


同じく甲冑のレリーフと馬車台

壁面の装飾  全面大理石のレリーフで飾られている。


王宮内部 18世紀新古典主義の様式に則った白亜の壮大な建築物です。


二階廊下


ここから先が博物館になっています。


博物館の豪華な展示品の鑑賞は次回です。今回はこれでおしまい。

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