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2018年6月5日火曜日

ナポリ旅行記 LV

今回はナポリでの最後の晩餐を記録する。といっても単なるグルメ記事ですが。

ホテルで一休みしてから夕食をとるためにトレド通りに繰り出す。ナポリの最終日なのでレストランに入りピザばっかりでなくまともなものを食べようということになった。

夜のトレド通り  アーケードのイルミネーションがもう点灯している。

通りの横道にレストランらしき店舗が幾つかならんでいる。1店目は気が進まなかったので2軒目の店に入る。

イタリア国旗が屋根上に吊るされていて出店部分の内がスルーで見えた。外観からは良さそうに思える。何も調べず行き当たりばったりなのだが、息子は調理師をやっているので何となく鼻が利き、この店で良いだろうということになったのである。

タベルナ トレド という店であった。出店部分のLED電飾 


店内に入ると予想にたがわず中々感じの良い店であった。

テーブル席でのワイフと息子二人  個人情報の保護のためボカシを入れなければならぬのが面倒。彼らはもう飽きてしまい当ブログ記事は読んでいないから素顔を晒してもばれないのだけれどね。

壁にメニューがかかっている。写真はアンドレマルローに似た感じだが店主かもしれない。


まづこのお勧めのワインを注文する。 LACRYMA CHRIST DEL VESVIO である。ベスビオ産のキリストの涙である。

その由来:

神話のころ、悪さをして天国より追放された大天使サトゥルヌスは、追放の際に天国の土地の一部をこっそりと持ち出しました。が、慌てたせいで、天から盗んだ土地を地上に落としてしまったのです。そしてその場所にナポリの町が出来上がりました。町が広がるとともに、そこに住む人は野蛮で悪の限りを尽くすようになります。その悲惨な様子を見ていたキリストは思わず涙しました。すると、涙の落ちたところからぶどうの木が生え、おいしいワインが生まれました。人々はそのおいしさに感動し、おいしいワインを造り始めるようになったと伝わる。

クリスマスのお祝いによく飲まれるそうです。そんな由緒あるワインとは露知らず。



パン フランスパン  オリーブオイルをかけて食べると美味でした。


前菜のトマトとモッツアレラチーズのサラダ  バルサミコ酢がかかっている。


同じく前菜のタコのぶつ切りサラダ  青いオリーブが入っている。切り口からもわかるように新鮮なタコで美味。地中海産ではなくナポリ産と思いたい。


ムール貝のリゾット  イカと貝入りの洋風オジヤ。皿中にバジルの葉っぱが散らしてある。あんまり美しくはない。



海鮮パスタ  ムール貝、アサリ、大エビが太目のパスタに山盛りである。絡めてあるソース味が絶妙であった。


定番のポンフリ

鱸のグリル


給仕がナイフとフォークで見事に身だけをほぐし出してくれました。


食事の友  PERONI

ナポリ名物イワシの唐揚げ   たっぷりレモンをかけて食す。ビールのつまみにピッタリ。思わず笑みがこぼれる。


正式名はわからないが要するにミートスパゲッティです。硬めのパスタで味は日本で食べるのと大差はない。


ケーキのデザート  名前は勿論憶えていないが甘い焼き菓子。フォークが菓子に突き立ててあるところが粋ですね。(後注:ワイフに教えて貰ったところによるとナポリ名物のババというスポンジケーキにラム酒のシロップをかけたものだという。)


あますところなく全員で完食する。満足満足。

そして店を後にしてホテルへと帰るのであった。


地下鉄のトレド駅の入り口付近にある通気口


この穴を覗くと駅のエスカレータが見える。


そしてホテルに到着。

ホテルの部屋  ここでナポリ最後の夜を過ごす。


今回はこれでおしまい。


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