中トロを目にも止まらぬ速さで切っている写真。(とある神戸の魚料理店にて)
大抵の魚は食べたような気がする。思いつくまま挙げてみる。
ハマチ、カンパチ、アジ、マグロ、タイ、サーモン、ブリ、スズキ、イワシ、サバ、ヒラメ、カレイ、キス、コノシロ、・・・・・
私は、背の青い魚が結構好きですな。そういえば別府で食べた関サバは、最高に美味かったですね。これです。
サバと思えない肉片です。カンパチのような食感でいて、脂がほんのり乗っていて甘みがある。
そういえば時期のサンマも美味い。タレはおろし生姜に生醤油に限る。
それと、テッサだ。
南淡路で、3年トラフグのテッサを食べましたね。美味かったですな。 究極の魚料理はフグ料理
クエの薄造りも食べたのを思い出した。幻の天然クエ料理
エビ貝類に行こう。
イセエビ、甘エビ、ボタンえび、赤エビ、赤貝、つぶ貝、ホタテ、ミル貝、バイガイ、トリ貝、生カキ、・・・・
キリがないね。 伊勢海老のお造り。どこで食べたか忘れてしまったが、食べたことはある。
ボタンエビ 学会で札幌に行ったときに食べた。特大のやつで、味噌も美味かったのだ。
今回は、食べた刺身を追憶したかった訳ではなく、海の魚の刺身はうまいのに、川魚の刺身は概して美味くないと思っていたのを言いたかったのだ。つい脱線した。
川魚の刺身を思い起こしてみた。
まづ、鯉の洗い がありますね。
氷で〆ていても、身がべちゃとして、時には泥臭くて美味くない。
危険だけど、美味しいと聞く雷魚の刺身がある。
韓国プサンのチャガルチにいくと、生簀にいて刺身を作ってくれるのだけど、私は食べたことがない。寄生虫が恐いのと、見た目美味そうに思えぬ。
雷魚の刺身
調べてみると、真偽不明だが、このように記述されている。
雷魚も刺身にすると淡白で美味く、ヒラメなどの代わりに握り寿司のネタとして盛んに食べられた。
Wikipediaで再調査。
ライギョ(雷魚)
スズキ目・タイワンドジョウ科に属するカムルチー Channa argus を指す日本での呼称だが、広義にはタイワンドジョウ科 Channidae に分類される魚の総称としても用いられている。
和名に「ドジョウ」の名があるが、コイ目・ドジョウ科に分類されるドジョウとは全く異なる。
細長い体とヘビに似た頭部から、英語では"Snakehead"(スネークヘッド)と総称され、釣りや観賞魚の愛好家はこちらで呼ぶことも多い。日本には自然分布していなかったが、カムルチー、タイワンドジョウ、コウタイの3種が移入されている。
スズキの仲間なんだね。だったら書かれているように美味いかもしれぬ。でも生で食べないように!こんなんになります。
寿司好き男性の体内に寄生虫がびっしり
そういえばピラニアの刺身も美味いと聞いたことがある。
ピラニアの姿作り。やっぱり顔が恐い。現地では、普通に刺身で食べちゃうそうだ。寄生虫は大丈夫なのかと思ったが、調べて見るとほぼ100%いるそうです。食べるべきではない。
味自体は、小骨は多いが淡泊で美味だそうである。スープとか、グリルで食べるとうまいらしい。
これは、寄生虫大丈夫なような気がする。 それで調べてみた。
やっぱりダメです!
それについて面白い記事を見つけたので引用する。 友釣 酔狂夢譚
アユに寄生虫がいることを知っていましたか? |
ほとんどのアユに横川吸虫の幼虫(0.14~0.15mm)が寄生しているそうです。
小さいので肉眼で見ても判らないそうです。
セゴシなどの生食をしたり、生焼けを食べたりすると、アユに寄生していた被嚢幼虫(メタセルカリア)が小腸に寄生し、成虫(1~1.5mm)になります。被嚢幼虫(メタセルカリア)は、体内で1週間で成虫(雌雄同体)になり、小腸粘膜に寄生し 10日で卵を生むようになるといわれています。
横川吸虫 生活史(横川宗雄:横川吸虫症.公衆衛生1984; 48: 828―831.) |
横川吸虫は全国で確認されていて、アユの他に白魚、ウグイ、オイカワ、フナ、コイなどに寄生しています。寄生部位はウロコの周辺が多いといわれています。
セルカリア、メタセルカリアが大量に寄生すると衰弱して、異常遊泳したり、衰弱死して岸にうちあげられたりする。
アユは皮が薄いため横川吸虫の幼虫メタセルカリアはウロコや皮だけでなく筋肉まで入り込んでいるそうです。目に入ると眼球が赤く充血する。
京都府立海洋センターによる調査では、第一中間宿主としてカワニナの他に外来二枚貝のカワヒバリガイが、終宿主としては動物だけでなくビワコオオナマズが確認されている。
第二中間宿主は魚のほかにサワガニがいる。
人へ寄生したときの症状
寄生した数が少ない場合には無症状の場合もあるそうですが、
度重なる感染で寄生数が多くなると下痢や腹痛、食欲不振、体重減少等の消化器症状を呈し、横川吸虫症といわれます。
軽症の場合には、薬剤での駆虫を行わなくても1年ほどで陰性になるといわれていますが、駆虫剤(praziquantel)の服用で退治できます。
生食以外の感染
川魚をつかんだ手に幼虫がついて、感染する。
川魚調理に使ったまな板を良く洗わずに野菜などを切ったりするとそれに付着して感染する。
予防
アユや白魚の生食や、生焼けを食べない。
魚をつかんだ手やまな板は良く洗い、まな板は熱湯で消毒する。
病院で寄生虫検査を受けて、陽性ならば駆虫剤を服用する。
ということだ。
マスの刺身も食べたことがあるが、サーモンと同じように思っていた。
このような記事があった。
川で釣ったマスを生食するのは危険です。鱒の寄生虫は半端じゃなく、それで命を落とす人もいまる。実際に、アニキサスにやられ意識不明になって救急車で運ばれる事態になった例がある。
幸い、命は取り留めましたが....。
マスを刺身で食べる時は、必ず30分以上は冷凍庫に入れてから食べること。30分以上冷凍庫に入れれば、寄生虫は完全に死ぬそうである。スーパーで売っている養殖ますは、この処理をしているので、安心して食べられる、とのことである。
ヤマメの刺身
これも食べた事がある。掛け値なしに美味しい。サケ系統は皆美味しい。
イワナの刺身
昔、六甲山の谷川で素手で捕まえた。養殖の焼き魚は食べたことがある。刺身はないが、きっと美味しいに違いない。
こうやって見ていくと、川魚も海の魚同様、刺身は美味いが、寄生虫の危険が常に伴うので、美味くないとインプットして敬遠しているのだと確認した次第である。
とにかく、川魚は生で食べないほうがよろしい。
今回はこれでおしまい。
0 件のコメント:
コメントを投稿