美かえる カラフルプロジェクト
ブログを始めた頃に散歩シリーズをやっていて、その時に見つけた彫刻や銅像は写真を撮って記事にしたものでした。あの頃はほぼ毎日が日曜日で、つぎはどこへ散歩に行こうかと思っていた。2年ほどで私を取り巻く環境はえらく変わってしまったのである。
散歩シリーズ: 加古川散歩 早春の六甲近辺散歩 六甲アイランド散歩
垂水界隈散歩 高砂市町散歩
散歩シリーズはそれ以来全くやっていなかった。そりゃそうだ。気儘な散歩が出来るような状況ではなかった。自由に動く時間はなく、母親の見舞いがてらに神戸案内の写真を撮る位しかできなかった。今も状況は変わっていないけど、できれば運動不足解消にためにも散歩シリーズを復活させたいと思っている。
と、いつもの日々の感想を書いてから記事を始める。
今回は、神戸駅前 みどりと彫刻のみちの紹介。 母親の施設に行く前に、神戸駅から湊川神社に立ち寄りその帰路に写真を写して、その後日を改めて(母親の見舞い日に)写真を撮り直したものである。 神戸兵庫区 湊川神社
写真を撮ったのは1月16日と1月19日で、かなり前だが記事にせずに放っていた。今回思い出しながら写真記事にする次第である。
後で調べて分かったのだが、神戸市の広報でこのみどりと彫刻のみちは紹介されている。
これによると、彫刻写真は上の広報ページを見てくださいで終わりになってしまうが、使用されている写真が意外と古い。それで一応は最新の写真ということでこの記事を書くことにした。
まあ、写して来た写真を無駄にするのが嫌なのと、あらためてこれらの彫刻をゆっくり見たいと思ったからです。思い付きのコメントを書き加えたいというのも理由の一つだ。
順番は、上の地図通りにする。写し忘れもあり、これらの他にも新しい彫像はあるがそれらは省略する。
1.石とパイプ
作者 河口 龍夫
素材は丹波石とステンレススチール。
石の真ん中をパイプが突き抜けている。自転車がパイプの上に乗っかっている訳ではない。
強い意志でもって硬い岩をも貫徹せよ!
2.そりとそぎのあるかたち
作者 澄川 喜一
私は噴水のほうに目が行ってしまい、彫刻のほうはお供えだと思ってしまった。
本体は写真左端にある作品です。市の広報ページにある拡大画像はこれです。
素材は、ブロンズと黒御影石。
石の上に乗っかっているのはソリで、そのブロンズ板が反っているからなのでしょうか?
このソリにぶら下がってみたい。
3. 波状面上HIP
作者 今井 由緒子
素材は、ステンレス。インパクトのある作品です。 ここの多聞通りを歩いていてこのステンレス像を見つけて、他の彫刻も撮ろうという気になった。
タイトルはマンマですね。HIPってお尻だよね。 ワオッ! 波の上に胴体とお尻が乗っかかっている、と思ったがその通りでした。
4. リンゴのハ-ト
写し忘れていました。もう一度探して写真を撮るのは面倒なので、広報ページにある画像を引用する。
作者 山口 牧生
素材は、 黒御影石。
切り口がハートになるようにリンゴを切るのは至難の技と思える。切ったあとは皮を剥きにくいしね。
作者 江口 週
素材は、 黄竜山岩。
どういう作品の意図があるのでしょうね。組み合わさっていたはめ込みが外れ1個の個体へと戻ろうとしている風にも見える。
いずれにせよ、人はつまるところ弧であるしかない。
6. 追憶
作者 新谷 英子
素材は、 ブロンズ。
女性はなにを追憶しているのでしょう。上半身が粘土と同化しているのは、何らかの寓意があるのでしょうか。 新谷英子さんの作品は神戸には幾つも見られます。思い浮かぶのは、六甲ライナーの住吉駅構内の作品 オーロラ です。
7.若い女
8.霧笛
作者 廣嶋 照道
素材は、 ブロンズ。
タイトルの意味は分からんけど、少女の姿態がのびやかに表現されていてとても良いですね。
健やかな精神は、健やかな身体に宿る。
9.大地のうた
作者 廣嶋 照道
素材は、 ブロンズ。
大地に根差した強い女性のたおやかさが表現されている。自分の進むべき未来をしっかりと見据えている。将来の肝っ玉母さんですね。
素材は、 ブロンズ。
大地に根差した強い女性のたおやかさが表現されている。自分の進むべき未来をしっかりと見据えている。将来の肝っ玉母さんですね。
10.天翔ける女神
作者 松本 雄治
素材は、 ブロンズ。
肉感的な女神なんだけど、童女の純真さが現れている。髪が引っ張られるように伸びているのも面白い。私の好みの彫像です。気になるのはへそと性器の割れ目がモロに表現されている所。
この像は立ててみると、首のねじれが不自然なのが分る。
天空に寝そべる女神 が私の印象。
11. 子供
作者 佐藤 忠良
素材は、 ブロンズ。
女優の佐藤オリエさんのお父さんである佐藤忠良さんの作品ですね。以前佐川美術館に行った時に彼の作品を沢山鑑賞しました。佐川美術館
子供なのに物思いに沈んでいる。生きることの困難さを、もうこの子は感じ取ってしまっている。
賢いことは辛いことでもあるんだよね。
佐藤忠良さんと佐藤オリエさん(勿論寅さんの映画シーンでの一場面)
12.あのね
作品 廣嶋 照道
2体からなる作品です。 素材は、 ブロンズ・御影石。
私が子供のころは、少女たちはこんな服を着てつっかけを履いて遊んでいた。あのね遊びやおままごと、おじゃみなんかをしていた。ゲーム機などの無い時代の話です。
み~つこちゃん あのね な~あに としちゃんがね ころんだの ・・・
おまけの花の写真
13. シ-ホ-ス
作者 壺井 勘也
素材は、 黒御影石。
シーホースって確か竜の落とし子と思ったが、これは違いました。伝説の生物 ヒッポカムポス の英名でした。
ヒッポカンポスの前半分は馬の姿であるが、たてがみが数本に割れて鰭状になり、また前脚に水掻きがついている。胴体の後半分が魚の尾になっている。(by Wikipedia)
それで馬とカバのあいの子みたいな容貌になっている。愛嬌がありますね。できれば胴体もあったほうが有難いのですが・・・。
14. 飛天
作者 菊池 一雄
素材は、ブロンズ。
10. 天駆ける女神 と対称な銅像ですが、こちらはデフォルメされていない。その分面白さに欠ける。豊満だが端正な身体なので躍動美は存分に表現されている。
胸の部分がテカテカに光っているのは、触っていく人が少なからずいるからだろうね。私は紳士なのでそんなことはしません。
15.若き立像’85
作者 笹戸 千津子
素材は、ブロンズ。
気の強いしっかりした若い女性の精神性が、その裸体を通して見事に表現されている。優れた作品だと思う。 このような女性を妻にすれば、尻にしかれることは請け合いです。
16. 森のシマウマ
素材は、黒御影石。
最初見たときはどこにシマウマがいるのかと思った。下部で草を食んでいるのがシマウマでした。
森の様子がその上部で表現されている。私は脳の断面図かと思った。
作品の良さが理解できない私でした。
最後にみどりと彫刻のみちの石碑。
これでおしまい。
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