カテゴリー(作成中)

2017年4月16日日曜日

神戸北区 箕谷神社

神戸電鉄山の街駅やきもち地蔵尊を参拝しおわってから、お隣の駅である箕谷駅に向かった。お目当ては、駅と箕谷神社の取材である。箕谷へは神戸市バスで何度か来たことがあり、その帰りに神鉄箕谷駅に来たことがある。その時駅の山側に赤い八幡鳥居が見え、箕谷神社があることを知った。それで写真取材に行こうと思い立ち、この日3月18日に実行したという次第。

箕谷駅  木造の駅舎で無人駅である。自動改札で乗り降りできるようになっている。


駅のプラット  有馬方面


この周辺は有馬街道沿いの丹生山田の里になる。 神戸市とは思えない田園の街が広がっている。

駅構内に掲げられている丹生・帝釈山系ハイキングコースの絵地図。この地図を見て丹生神社箱木千年家に行ってみようと思ったのです。既に両所ともに取材済みで、これらもそのうち時間を見つけて記事にしたいと思っている。 

新開地方面の線路




駅構内から見える箕谷神社鳥居  朱塗りの常夜燈も見える。


鳥居の横手にある地蔵尊の社


鳥居の社額  



ここで、神社の基礎データを 神社庁 および、しばしばお世話になっている 神戸の空の下で。~街角の歴史発見~ さんから取得する。


箕谷神社 (みのたにじんじゃ)

神戸市北区山田町下谷上字五池谷83-1



御祭神: 武甕槌命 (たけみかづちのみこと)


雷神、かつ剣の神とされる。相撲の元祖ともされる神である。

ご配神: 経津主命  (ふつぬしのみこと)


刀剣の威力を神格化した神とする説がある。
経津主神武甕槌神と関係が深いとされ、両神は対で扱われる事が多い。

天児屋根命 (あまのこやねのみこと)


石見神楽より。左側のお爺さんだと思われる。

比売命 (ひめのみこと) 



この画像は弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと)である。

由緒:



慶安5年(1652)、京都の大原野神社を勧請して、同年2月5日に寿福寺住職真賢が開眼。以来、箕谷の辻宮として崇敬されてきた。

その問、元禄2年(1689)9月5日、本殿重修にはじまり、天保10年(1839)、鞘社を造営した。

昭和40年(1965)9月の台風により倒壊するも、同年12月に改修した。更に、昭和48年(1973)12月、現状のように整備改築した。

昭和40年(1965)の改修時に、辻宮を、現在の箕谷神社と改名した。


由緒板





ブログ 神戸の空の下で さんは、実にわかりやすい丁寧な説明文を書かれています。過不足がありません。文章にそのお人柄が現れています。 私も見習いたいと思っていますが、難しいですね。

解説文をそのまま引用します。

丹生山田の里を東西に横切る山田道と有馬温泉へと向かう有馬道が交わる箕谷に、かつては「辻ノ宮」と呼ばれて道行く人々を見守り続けていた小さな神社があります。神戸電鉄箕谷駅のホームからすぐのところに鎮座しているこの神社は、箕谷神社。450年ほど前に京都から勧請された神社です。

784(延歴3)年に長岡京へと都が遷された際、桓武天皇自ら鷹狩を楽しまれたという洛西の地・大原野桓武天皇のそばに仕えていた藤原一族も大原野の美しい風景に魅せられ、藤原氏の氏神である春日大社から武甕槌命などのご祭神を勧請して大原野神社を建立しました。箕谷神社は、1652(慶安5)年にその大原野神社を勧請した神社で、近隣の真言宗寺院・医王山寿福寺の住職である真賢上人によって建てられました。山田道有馬道の辻の位置にあることから「辻の宮」として人々の崇敬を集めてきました。

 「辻の宮」はたびたび社殿の改築が行われています。1689(元禄2)年9月5日には本殿が修築され、江戸時代後期の1839(天保10)年には鞘社が造営されました。1939(昭和14)年には荒廃していた鞘社の改築が行われています。さらには、1965(昭和40)年の台風で倒壊した際にも3ヶ月後の12月には無事再建されています。このとき神社の名前も現在の「箕谷神社」に改められました。

それでは写真による紹介を始める。

二の鳥居  坂を上った境内の入り口に建てられている。



境内奥の三の鳥居  こちらの鳥居は小さい。




社務所
社務所横に石の階段があり、石造りの八幡鳥居が聳えている。


狛犬二基


手水舎

拝殿  左右に奉納と刻まれた渡し鳥居にしめ縄がかけられている。


拝殿奥



石灯籠

本殿の屋根部分


境内には脇社が二社ある。

白龍大明神の鳥居と社


(箕谷)稲荷神社の鳥居

そのお社

境内からの眺め  神戸電鉄の線路が見えている。


小さな境内を出て道路沿いに出れば、その上には高速路の橋桁!


電車や高速道路の無い時代には、山の奥深いところにあった神社です。この100年で時代は激変しましたね。これから先はどのように変化していくのでしょうか。

これでおしまい。


0 件のコメント:

コメントを投稿