殆ど習慣の様になっているが、乗り込んだ電車の写真で始める。神戸電鉄 新開地駅発 三田行の準急である。
これに乗って約1時間で神鉄道場駅に到着。
駅舎東側
モダンな駅舎だが無人駅である。神鉄道場駅については記事を書いたことがあります。
神戸北区 道場
道場町案内図
予定していたのは、愛宕神社、塩田八幡宮、そしてこの地図には載っていないが、岩崎天王稲荷社の参拝であった。しかしこの地図を見て松原城址と正福寺を付け加えることにした。
まづ松原城址見学は肩すかしであったことを報告しておく。
この様な看板があったので松原城址を見に行こうと思ったのである。
松原城はたんぽぽ城という別名を持つと記されている。
記:
別名たんぽぽ城と言う。たんぽぽは「つつみ草」とも呼ばれ、城主の娘が鼓の名手であったことによる。城主松原氏は三木城の別所氏に味方したため、織田信長軍の秀吉に攻められ、天正七(1579)年に落城した。この麓の道場川原村には、秀吉にまつわる古文書や、「太閤水」や「巻取りの飴」などの伝承が多い。
現在は廃業しているみたいだが川沿いの道にお好み焼き屋たんぽぽがある。それでこの道を山沿いに登っていけば城址に到着するであろうと誰でも思う。
しかし上りは藪だらけの道で、立ち入り禁止のバリアがあり手前までも行けない。民家はあるが人影は全くない。
それで結局小山を一回りして道場川に出てくる。これしか通行の道はなさそうであった。松原城址探訪は失敗でした。
このこんもりとした小山が松原城址であるようだ。
念のため調べてみると、やはり現在は立ち入り禁止になっているようです。5年前は何とか立ち入ることが出来たようで、探訪記事がありました。ジャングルみたいだそうです。
西宮北部の城 道場城(松原城) ④
ついで道場川沿いにある愛宕神社の参拝である。
社碑
常夜燈 二基あるが共に金網に包囲されている。
拝殿 お賽銭箱は撤去されているようで、お賽銭は穴の開いているところに投げ入れる。
拝殿側面
拝殿前の鈴 神額は見当たらない。
由緒板
記:
今から三百年前の「摂陽軍談」という書物に「道場川原村は宿場町で旅人宿が多く、火災が発生しやすいので、火伏の神の炎産霊尊を祀る愛宕神社がある」と記されている。
更に、それより後の「摂津名所図会」には京都の愛宕権現より勧請し、毎年七月二十四日夜祭祀を行う。これを愛宕火という。付近には常に枯れない清泉がある。これを愛宕井と称する」と書かれている。
また、元文元年の「摂津誌」によればこの地の麗水で作る酒は「香味軽くして美なり。人好んでこれを求む」とあり、その水で練る平飴はすこぶる美味で、有馬温泉に来た太閤秀吉も感心して、税を免除して奨励した、と伝えている。
巻取りの飴のことです。
江戸時代の飴屋の図
愛宕神社は宿場町にあった神社です。清泉の湧き出る水処でもあったという塩梅です。
これがその昔は清泉の湧き出していたという井戸跡ではないかしら?
ご祭神は関連記事がないので困っていたのだが、由緒書きを読んで判明する。
ご祭神: 炎産霊尊 (ほのむすびのみこと)
カグツチのことだが、こんなモンストのキャラしか出てこない。
境内といっても駐車場位の広さしかないし、実際駐車場になっている。
境内を見ていこう。
手水鉢 雨水が溜っている。
境内社の 道場戎神社
社碑
社殿 こちらの社もお賽銭箱はなく、小穴が開けられている。お賽銭はこちらからどうぞ。
社殿の屋根部分
社殿中 板塀に中に祠が置かれているだけで何もない。
社殿側面 なんと、物置と接している。
唯一面白いと思ったのがこれ。社殿屋根部分の烏天狗の彫り物でした。
これでおしまい。
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