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2014年8月22日金曜日

翼状片手術


両翼状片という目の病気で、8月19日に手術を受けた。 2年前に右目のほうの手術を受けて、今回は左目のほうであった。左目の視力が落ちてきて見えづらくなり、このところ殆ど右目ばかりで見ているような状態だったのだ。 眼球手術

神戸海星病院の田口浩司先生に検査して頂いて、前回と同じく先生に執刀して頂けることになった。 もう少し早く行う予定であったが、先生の都合とお盆は避けるということで、この日に決まった。 先生は、手術予定で一杯で、日程調整が難しいのである。

田口先生から、このような翼状片についての説明を頂いたのだ。


前回同様説明すると、翼状片とは、結膜(白目)の下の組織が増殖し、角膜(黒目)に入り込んでくる病気。充血、異物感を自覚する。角膜中央部に向かって進向すると、乱視が出現し視力が著しく低下する。

とあって、左目もこの症状を呈していたのだ。 もう少し詳しく説明すると、 

翼状片とは・・・白目は一番下が強膜、その上がテノン嚢、その上が結膜、と言う3層構造になっています。紫外線などの影響で、テノン嚢と結膜が異常に増殖して、角膜に伸びてきたのが翼状片です。

直すには、現在のところ外科手術しかない。手術後再発すると、物凄いことになることがある、と医学ページに書いてあったが、田口先生は名医で、その優れた技術により、右目はきれいに直っていて、再発はしていない。それで、今回もぜひ先生にお願いしたかったのである。
それが叶ったのは、有難いことであった。


手術を受けるには、同意書が必要である。 こんな書類です。  



19日の8時半ごろに、自宅を出でバスにのる。8時45分ころに、海星病院につく。 入院の手続きをすませ、病室へは、9時ちょうどに係員の方に案内して頂く。 4人部屋の予定だったが、一杯とのことで2人部屋に回る。使用料金は、4人部屋の料金ということで、ラッキーであった。 さらにラッキーなことに、同室者は午前中に退院してしまい、個室同然でした。 そういえば、前回は2人部屋であった。 今回は、この病室314号室でした。 


ベッドが狭いのは難点だが、清潔で気持ちのいい病室である。 TVつきである。
9時50分から、手術前の点滴が始まり、点滴を続けたまま、10時20分に手術室に向かう。

時間は、麻酔の時間を込めて40分位であった。 左目の手術なので、結膜を切り取るとき以外は、眼球を常に左に寄せておかねばならない。目の前のライトが眩しいだけでなく、これが結構しんどい。気を抜くと、眼球が中央に戻りそうになる。

先生がメスか鋏を使って翼状片を取り除いているのがわかる。また糸で正常な結膜を縫っているのもわかる。 はっきりとはわからないが、眼球の横と下の2か所で縫っていたように思った。 これは前回と同じだが、今回は麻酔が良く効いていて痛みがすくない。

手術の動画 YouTube にあったので、アップする。 ほぼ、この通りのプロセスで手術が行われたように思う。 なお、心臓の弱い方は、絶対に見ないでください。

pterygium resection autograft surgery by Isao Otaka M.D.


かくして、無事手術は完了。

手術後は、車椅子で病室にもどる。
やはり、疲れていたらしく、昼食をたべてしばらくすると寝てしまった。 
麻酔がきれたらしく、眼球が痛くてたまらない。 眼球全体に鈍くて重い痛みがあり、目玉を動かしたり風が当たったりするとチクチク痛み涙がでてくる。 血の涙がじくじくとでてくる。 前回と同じである。

今回も痛かったが、痛みどめの薬も飲まず、ひたすら痛みに耐える。 

爺さんの目玉なぞ、アップしたくはなかったが、まあ忘備録の積りである。 これは、手術直後だが、今はもっと真っ赤だ。




 翌朝の診察の結果、きれいに取れているそうで手術成功。 田口先生のお蔭である。 
午前中に退院し、お昼は阪急六甲駅近くの中華料理店で退院祝い。生ビールを飲ませて頂いた。 

 
後は、術後の点眼(感染や結膜障害防止の点眼液3種類)である。 これは3ヶ月位続く。1日4回である。 忘れがちになるがこれを怠ると、感染症などを起こすので、ひたすら守っている。   

実をいうと、翼状片はきれいに取れたが、視力は回復していない。 どうやら、白内障があるらしい。 困ったことである。

長い間、パソコン見ていると眼が疲れてくるので、手術報告はこれでおしまい。

1 件のコメント:

  1. 中野勲 様

    中桐です。お見舞いのお言葉、有り難うございました。 お心遣いをとても嬉しくおもいました。 現在回復に向かっています。 コメントによる返事は、肉親以外原則書かないことにしています。 失礼の程、どうかお許しください。 

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