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2017年9月29日金曜日

神戸北区 日下部天満神社

今回は神戸の神社シリーズで北区の日下部天満神社である。淡河八幡神社取材の帰りに立ち寄った神社である。当初の予定には含まれていなかった。神戸北区 淡河八幡神社 I 神戸北区 淡河八幡神社 II 神戸北区 淡河八幡神社 III

神戸電鉄 道場南口駅より北北西へ280mの距離にある。徒歩約5分(老人の足で若人ならば3分)。

道場南口駅  初めて来ましたがこんなオレンジ屋根瓦の駅舎だったんですね。



道場南口駅 周辺案内図 これを見ると付近に神社が5ヵ所あるのがわかる。日下部天満神社岩﨑天王稲荷神社愛宕神社大歳神社八多神社である。この案内図を見て最も近い日下部天満神社にお参りをすることに決めた。残りの四社もそのうち機会を見つけて取材したいと思っている。


八多川にかかる天神橋  神社の天神様に因んだご神牛のレリーフが橋柱に埋め込まれている。




八多川



この橋を渡ってしばらく歩くと石垣と高い杉の木が見える。その足元に石鳥居二基拝殿がある。

真新しい石垣と玉垣神社の境内を取り囲んでいる。


Wikipediaには記載がないので、いつもの如く兵庫神社庁神戸の空の下での記事を参考にして基礎データを記述した。 神戸の空の下で。~街角の歴史発見~ 

ご祭神:

菅原道真公 (すがわらのみちざね)

今回は怒った道真公の像




天之水分神 (あめのみくまりのかみ)

龍神です。画像はイラストから。


火産霊神 (ほむすびのかみ)

絵馬から。犬が吠えついている炎神様です。実体はありません。



愛鬘尾命 (うけのりかみのみこと)

別名 天忍穂耳命(あまのほしほみみのみこと) こちらのイラスト画像です。



由緒:


社伝によると創建は、鎌倉幕府成立直後の正治2年(1200年)に、この地の地頭日下部則康が神諭を受けて社殿を建立したとある。

16世紀半ば頃、この地域を治めていた松原越前守貞時によって松原城が築かれ、領地内の総鎮守とされた日下部天満神社は手厚い庇護を受けることになった。しかし別所長治方についた松原氏は、勢力を拡大してきた織田信長公の勢力と衝突。松原義富公が守る松原城羽柴秀吉公旗下の中川清秀公 ・ 塩川国満公 ・ 山崎家盛公 ・ 池田輝政公に包囲され、一斉攻撃によってあえなく落城の憂き目に会った。総鎮守だった日下部天満神社にも累はおよび、新たにこの地域の領主となった荒木村重公によって山林以外の神領は没収されてしまった。

安土桃山時代に入り、太閤秀吉公の治世となる。公は有馬温泉を大層気にいり湯治に訪れた。公は有馬湯治の際、当社を度々参拝し、墨附等を始め多数の品を寄進した。しかし、天保12年(1841年)4月、社坊相応院護摩堂宝蔵等の火災により、宝物等の大半を焼失し、現在2、3を残すのみである。

明治4年(1871年)にはその山林も国に上地されてしまう。
 
歴史も由緒もある立派な神社であったが、変遷の結果現在のこじんまりとした神社に落ち着いたようです。神社のお隣は公園になっていて子供たちが遊んでいました。


それでは境内の参拝を始めよう。

お隣のお寺さんである成徳寺のほうからも参道があるがこの時は扉が閉まっていた。それで脇参道から境内に入る事となった。

脇参道前の石鳥居  真新しい鳥居で階段には手すりがついている。



拝殿鳥居  天満宮 と書かれた石の神額が掛っている。脇参道前の鳥居とほぼ同じ。



常夜燈 左右二基づつある。



手水舎  なみなみとご神水が鉢に張られている。




拝殿  
新装なったという感じの拝殿本殿です。

拝殿 神額   奉納 天満宮 塩川幸三郎 とある。 塩川幸三郎さんについては何のデータもない。この地域の有力な方だったのであろう。



狛犬二基  小ぶりでこの神社では従の守り神である。こちらは年期を積んでいそうです。



狛牛二基  こちらが主たる守り神である。 天神様にはご神牛と決まっている。年月の結果角も身体も丸くなってしまっている。



四基ともしめ縄を巻いて貰っている。

本殿屋根  真鍮の飾りがねが張ってあり造りも手が込んでいる。



社殿側面




境内概観


神事の際に奉納相撲がここで行われるようだ。





上で見るように神社内は実に綺麗に整備されています。神主さん始め氏子さんのご努力の賜物なのでしょう。

境内社猿田彦神社




白山 稲荷社

白山 稲荷大明神を祀る。

山ノ口 養父神社





この本家の養父神社は取材したことがあります。2年前になりますね。森の中にあります。狼の狛犬が特徴でした。 養父神社

本家 養父神社拝殿



小森大明神を祀る社




神社の後方には鎮守の森が広がっている。


参拝をおえ道場南口駅まで帰ってきた。これでおしまい。






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