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2014年4月13日日曜日

Malaysia 旅行 2013.8.26~31 (III) 

28日は、ワイフの計画通り オランウータンの赤ちゃん見学ツアーに参加する。 
ホテルに駐在している旅行社にこのツアーを前日に申し込んだ。 
国内からは、前もって予約できなかったのだ。 

ホテルの朝食は、ビュッフェ形式で地下の レストランでとる。 パンは豊富である。 
メニューも一通りそろっている。 

 
 


私は、2皿も取ってしまった。 おい おい 朝から食べすぎだろう。 



食事を済ませてから、ホテルロビーで運転手を待つ。 運転手は、空港で我々を待っていてくれた人だ。 なかなかフレンドリーな運転手で、ガイド役も兼ねている。 

 
スモッグで日は登っているものの、空は曇っている。
 
ペナン島から長い橋を渡って、対岸に移り油やしの林をずーっと抜けていくと
Lake Town Resort というリゾート地があり、そこにある
アミューズメントパーク内にオランウータンの島がある。
 
 
 

パークは、かなり広いのだが、この日観光客は少なかった。



船着き場には、水槽がありこの池で捕られた魚が展示されている。 
値段の付いているところを見ると、観賞用でなく食料にするらしい。

小さな遊覧船にのって10分程進むと、そこがオランウータンの島だ。

オランウータンの子供達が、保護されており、成人に達するまで育てられる、そのための島だ。
マハティール前首相の肝いりで作られた施設だ。

 
日本の経済成長を見習おうというルックイースト政策で有名ですね。


                          目の前の島がそうだ。 

島に上陸すると、柵越しだがオランウータンが出迎えてくれる。 

 
子供のオランウータンは、実に可愛い。美しい2つの黒目がとてもチャーミングだ。
仲間と遊んでいる様は、ほほえましい。 つぶらな瞳で、しぐさが可愛いのだ。
一匹のオランウータンには、タカシという名が付けられている。 タカシーと呼ぶ。
 

しかし、年を取ってくるとこのようにブサイクになってしまう。 人間と同じだ。 
 
この施設では、治療も行っている。 
病気になったオランウータンをここに連れてきて治療するのだ。
 
 
隔離中のオランウータンの子供です。
 

あっという間に1時間が経ってしまい、島を去る時間が来てしまった。 船着き場に帰り着く。


次の見学は、マングローブ林と炭焼き工場だ。 
 
 
マングローブと聞いて、私はてっきりフィジーで見たような、海中に生い茂っている木だとばかり
思いこんでいた。 このような木だとね。
 

実は違っていた。 
 
マングローブ とは、海水と淡水が混じり合う潮間帯(ちょうかんたい)に生息する植物の総称です。マングローブという名前の木があるわけではありません。
世界中には100種類以上のマングローブがあり、赤道付近の常夏の国々に多く分布しています。
 
我々が連れて行ったもらったのは、次のような沼地に群生している樹木の森だった。
 

背は高く、この木は大量の水分を含んでおり、それゆえ重い。 
このことが、木の水分を飛ばしたとき、良質の炭になることを保証する。 


沼地帯にマングローブの群生があり、 樹木自体は Lenggadai と呼ばれている。


ここは、様々な鳥や蝙蝠、へびやトカゲなどの爬虫類、カニやハゼなどの集う場所でもある。



この木で作った橋を巡ることにより自然を観察するのである。

 

次いで連れていってもらったのは、マングローブの木を素材とする炭焼き工場だ。 
ここでは、担当の青年が実に詳しくまた熱心に炭焼きのプロセスを説明してくれた。
1つの窯は、レンガで作成しその寿命は約10年であること。 作成中の窯も見せてくれたのだ。
何回かの過程を経て、木から徐々に水分を飛ばしていく要領をかなり細かく教えてくれる。
要するに蒸し焼きにするのだが、木の並べ方とか蒸気の出す窓、火入れの時間などを細かく
調節しないと良い炭はできない。 
出来た炭は宝石のような輝きをもち、叩くと鉄琴のような金属音がでる。 

私は、木の皮を擦り取るチョイナの使い方も教えてもらい、試してみたのだ。 重労働である。
体中真っ黒になって働く。 素晴らしい事だ。

日本の焼き鳥屋さんで使っている炭は、備長炭とか言っても実は輸入されたこの炭を使っている
場合が多いそうだ。 火力が強く、遠赤外線の効果が高い。 
ゆえにこの炭で焼いた焼き鳥は美味。


 





有意義な面白い見学であった。 炭を買って欲しいと言われたが使い道がないので断る。
私は、焼き鳥屋を経営しているわけでない。只の退職爺だ。 すまん。
 

見学の帰りに、Taiping 湖に寄る。 なんの変哲もない湖である。  

 
レインツリーの並木が美しい。 木上にはリスがいる。
 
 
 

遅い昼食は、セルフのインドレストランで取る。運転手に連れて行ってもらった食堂だ。
 
 
ワイフの注文したのが鶏で、私は魚だが何の魚かわからぬ。 シイラかな?



私は全て食べたが、ワイフは残した。 美味しいとはとても言えない。 

ともあれ、1日観光をすませ、ホテルに帰りつく。 

昼食がまずかったのと疲れたので、夕食はホテルのレストラン マルコポーロでとることにする。
ここは、中華料理の店で、前菜としてエビのボイルと、メインとしてあひるのローストを注文。
勿論ビール付である。 まあまあの味であった。 満腹して就寝。 

翌29日は、初日のリベンジでジョージタウン見物を再実行する。 101系統のバスにのり、
ターミナルまで行く。 ここから、前回行きつけなかったコーンウォリス要塞へ行くのだ。
今回は、建物の感じが分かってきたので、方角違いはやらない。 
海岸線の道路沿いに歩き、ビクトリア時計台に到着。 





この店で絵葉書を買う。 向かいにあるのが、コーンウォリス要塞だ。

 

無事に到着。 コーンウォリス将軍 の像です。


英国統治時代の煉瓦造りの砦で、海に向かって設置された大砲に迫力がある。





これは、爆薬庫です。 

要塞見学後、カピタン通りを下り、ペナン博物館、観音寺、カピタン・クリンモスク 
その他名前の知らない中国寺院を見物。

 




 

爺さんが歩き疲れたという顔をしている。


ようやく到着しました。 ここが、目的地のクーコンシーの入り口です。 
ペナン島随一の豪華な寺院です。
中国福建省から渡ってきた裕福な邱一族の先祖が祀られている。


 
寺院の中を見ていきましょう。
 


お寺は中国寺院の例にもれず金ぴかです。 中央の立派なお寺の内部です。 

 
この中は、実は撮影禁止です。 探してきました。
 

 
  中国式の彫刻や細工が見事です。

この寺院の見学をすませたのち、海岸へ向かい林一族の橋を見にいく。

途中のパッチワークのお土産物屋さんだ。 普通に年老いた英国人の女性が歩いている。
やはり、旧英国の植民地であった名残がある。 


街の至る所の壁にこのようなトリックアートが見つかる。 


これも中国寺院(コンシー)だ。 

 
西海岸には、同族一族の橋がならんでいる。 
見物をしたのは、海岸の桟橋に連なる林一族の橋だ。 
橋の奥まで林一族の住家が密集している。 
他にも、周一族や陳一族の橋もあるが、見る時間はなかった。 



これは、林家の菩提を弔うお寺だ。 他の橋にも同様のお寺がある。 

橋の奥は、このように海にせり出している。はるか先まで板敷が続いている。 




101系統のバスターミナルは、橋のすぐ近くにある。 そのバスにのりホテルへ帰る。 

シャワーを浴びて、着替えをして、そして講演をすませる。 気楽な身の上になった。   
その後、昼食をどこでとるかをワイフと相談する。 バスで30分位かかるが、イギリス資本の
スーパーマーケット タコスへ行くことに決める。 3階建てで、3階が商品のおいてある
メインフロア、1,2階がモール街になっている。 飲食街もある。
私の好きな魚売り場を見に行く。




日本では、見かけない魚もちらほら。 アジの仲間だろう。
 
果物は豊富にある。 ドリアンとランプータンです。 安い!
 



1階のレストランで、ビールを飲むためにサンドイッチとフィシュフライを注文する。 




ビールは、カールスバーグとハイネッケンの小瓶である。 
料理は、思った以上のボリュームがあり、イギリス料理にしては美味しかったのである。 
ポンフリもビールによく合う。 しからば、という訳で地元のタイガービールを注文する。
これは、失敗。 タイガーは正直あまりうまくない。 
充分に満足して、レストランを出る。 ホテルに帰ろうとするも、渋滞の時間帯か、バスがなかなか来ない。やっと来たと思えば学生や主婦、英国人の老人(プアーホワイトという感じの)で一杯で、
身動きが取れないくらいだ。 ホテルのあるリゾートに近づくにつれ乗客は減ってきたが、それでも
満員だ。まあとにかく、無事にホテルに着いた。

夕食は、持ち帰りのケンタッキーフライドチキンにライス付というのにした。 別の店で購入した。
実物はこれです。 いかにも不味そうでしょう。 そうです。 変に油っぽくまずい。 



 
持ち帰りのパックを開けてみて、ソースが注文したのでなくチリ味だと言ってワイフが激怒する。 
ごはんのとんがらしソース味なんて、食えたものではない。 結局全部は食べられずに
残りは捨ててしまった。 

単なる感想に過ぎないが、Malaysia 料理といっても特徴があるわけでなく、基本ごっちゃ煮の
色んな味のソースかけではないのか。 本来の中華料理のほうが遥かに美味しいように思う。
毎度のホテルの朝食は、大して美味しくないのだ。 その割に大食してしまう、私が恨めしい。

講演を終え、疲れていたのか熟睡する。 

翌30日の午後の便で帰国する予定だ。 朝起きてから荷造りを全てすませる。  

午前中はフリーなので、近くのバタフライ・ファームへいく。 バスで20分ほど。 
ここがファームの門だ。 逆光かつ、空気が悪いのでこんなぼけた写りになってしまった。

 
ファームは、結構楽しめた。 以下チョウや動物(人間を含む)を写します。
 
 
 
 
 


バタフライ・ファームから帰ってきて、最終日の観光をする。
ジョージタウンのビルマ寺院と世界で4番目に大きいという寝釈迦仏を祀る寝釈迦仏寺院です。 
写真をみてください。

ビルマ寺院は、外観がこのようになっている。


寺院の内部です。 どこもあでやかというか、金ぴかでけばけばしいのが特徴です。

 



やしの木陰になっていますが、こちらが寝釈迦仏寺院です。
ビルマ寺院の向かい側にあります。 

 

お寺の内部です。



これが、ご本尊様です。 巨大寝釈迦仏。


全貌は、このようになっています。 全長33mです。


 
これで観光は全て完了。 あとは、飛行機に乗って日本に帰るだけ。

最後にジョージタウンのストリートアートの絵葉書を紹介する。
           有名なのは、自転車にのるお姉ちゃんと弟です。 



 

 

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