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2014年7月19日土曜日

楳図かずおのとんでもワールド

 

旧聞に属することだが、NHKの幼児向け番組「ノージーのひらめき工房」の4月26日放送における、「びっくりがおのかき方」というコーナーでゲストの漫画家楳図かずおが、少女のびっくりがおを描いた。

これです。 

ぎょえ~

 


それで、その番組を見ていた子供が泣き出したということで、ネット上で非難が集まり、問題になりかけたそうです。 しかし、大事には至らず再放送もなされたそうです。

楳図かずおの漫画は、最近全然見ていないなあという事で、大量のレポートの採点にウンザリしてきた退職暇老人は、気分転換と暇つぶしの為調査を開始したのである。 
実際は、Google 検索するだけだが・・・。

彼は、超有名人なので膨大な記事がありました。 Wikipedia によると、
     
楳図 かずお
2010TIBE Day1 Hall2 Opening Kazuo Umezu.jpg
生誕1936年9月3日(77歳)
日本の旗 日本 和歌山県伊都郡高野町
国籍日本
職業漫画家、タレント
活動期間1955年 -
ジャンルホラー漫画、SF漫画など
代表作『漂流教室』
『まことちゃん』
『わたしは真悟』
『14歳』
受賞第20回小学館漫画賞
(『漂流教室』ほか一連の作品)
 

漫画の好きな方は、どなたもご存じでしょうが、一応、人物紹介をします。

楳図 かずお(うめず かずお、本名:楳図一雄、1936年9月3日 - )

日本の漫画家・タレント・作詞家。和歌山県伊都郡高野町に生まれ、奈良県五條市に育つ。
初期には山路 一雄ウメヅ カズヲの名義による作品もある。
1955年に貸本漫画家としてデビュー、『週刊少年サンデー』などに作品を発表。代表作に『漂流教室』『まことちゃん』『わたしは真悟』など。作品は恐怖ものからSF、ギャグもの、時代劇まで、少年もの、少女もの、青年ものを問わず幅広いが、一般にはホラー漫画の第一人者として知られる。

という訳です。私の若いころ(20代後半から30代にかけて)、行きつけの喫茶店で毎週少年サンデーを読むのが楽しみでしたが、その時に漂流教室』や『まことちゃんが連載されており、続きを楽しみにしていたものだ。 

漂流教室の怪獣
 
 
特に、まことちゃんは大人気であった。 グワシ
 
まことちゃんの グワシ (レコードのジャケット)



楳図かずおの グワシ (私もよく、グワシ をやったものです。)


まことちゃんは パチスロ業界にも進出している。



まことちゃんは、 Wikipedia にも掲載されている超有名人である。 
実年齢は、38歳のおっさん であるが。  まことちゃん 


ビッグコミックスピリッツに連載された、
わたしは真悟神の左手悪魔の右手14歳  なども、喫茶店でずっと熱心に読んでいた。


わたしは真吾     12歳のさとるとまりんの物語
 
 
神の左手悪魔の右手 主人公の想ちゃんがお姉ちゃんの耳から覗く。
 
 14歳  のチキン・ジョージですね。
「わたしは、動物を代表してやってきました!」
彼は、Tシャツの図柄にもなっている。
 
理屈ぬきのSFホラーで奇怪な生物が出てきて実に面白かったのである。

今見直してみると、時代を先駆ける名作群ですね。 さすが、天才漫画家といわれるだけのことはある。

さて、再開された平成まことちゃんは、子供達が学齢期だったので、毎週購入していたような記憶がある。 そこで、単行本の表紙をアップする。  ギャラリーフェイク の2番せんじである。
画像は、大悟への道  から、コピペさせて頂きました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

表紙を見ているだけで面白いですね。私もコピペしながら楽しみました。

そんな訳で、私はリアルタイムで彼の作品を読んでいたのだ。

同時代の作家という印象は持っているのだが、彼にはとんでもオジサンという印象がある。

1995年に 14歳 の連載終了後は、彼は漫画を描いていない。 私が記憶しているのは、
例のぼさぼさ頭で赤白のボーダーTシャツを着こんで、ひたすら、音楽やTV、ドラマ等の芸能活動に邁進する彼であった。 


KAZZこと楳図かずお率いるロックバンド・ウメビンズ。

最近もその活躍はつづいているらしい。 こんな画像があった。



きゃりーぱみゅぱみゅとのツーショット

この記事を書きつつ調べつつしていると、面白い画像や記事に出くわす。 
これでは切がないので、まことちゃんハウス 事件を述べて終わることにする。

再び Wikipedia より、

2007年に吉祥寺の自宅(まことちゃんハウス)を改築した際、外壁に赤と白のボーダーラインを入れた所、近隣住民2人から「景観を損ねる」として建設差し止め仮処分申請に発展したが、東京地裁は10月12日に住民側の請求を却下。その後、原告側から塗装中止を求める訴訟も起こされたが、建物が完成したことに伴い、外壁を撤去するまで毎月10万円の損害賠償を請求する訴訟に変更されたものの、東京地裁は2009年1月28日に「周囲の目を引くが、景観の調和を乱すとまでは認められない」として請求を棄却した。

訴訟は実際のお隣と向かいの2人の方から起こされたもので、その目的は 毎月10万円の損害賠償 だったようだ。 

これが問題のまことちゃんハウスです。



 

「周囲を見はっていて不気味だ」とされた塔は、これです。


大したことないように思える。 


このように、左右の隣家と比べて奥まった位置に建てられているので景観上も大して問題ないように思われる。 その結果、東京地裁は請求を棄却した わけですね。まともな判決でしょう。

これで、おしまいのつもりであったが、最新のニュースをあげよう。

楳図かずお、77歳で映画監督デビュー!
主演は片岡愛之助




恐怖漫画の巨匠・楳図かずおが、77歳にして長編映画監督デビューを果たすことがわかった。自ら脚本を手がける「マザー」は、“楳図ワールド”の秘密を解き明かすような自叙伝的なストーリー。主人公の楳図かずお役は、ドラマ「半沢直樹」で大ブレイクを果たした歌舞伎俳優の片岡愛之助が務める。

2014年9月27日[土]より新宿ピカデリーほか全国ロードショー

というニュースです。  彼曰、


「今は、 自分自身が作品だ 」


であります。 いや~ 大したものです。 信じられないくらい、活動的な老人です。
漫画なんか描かなくっても何ら差し支えない。

これで、今回は本当におしまい。 ごきげんよう。
 

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