せんとくんといえば、奈良県の有名ゆるキャラである。
平城遷都1300年祭 を記念して作られたマスコットキャラクターであるが、当時このキャラについてはブーイングの嵐であった。
せんとくんの著作権は、奈良県が所有しており仇や疎かにはコピペできない。それで、3次使用というか、どなたか(特に名を秘す)のブログにあった画像を無断で拝借したのである。
Wikipedia から、その経緯を引用する。
平城遷都1300年記念事業協会は選定委員によって、東京芸術大大学院教授で彫刻家の籔内佐斗司が描いた童子に鹿の角を生やしたキャラクターをマスコットとして選び、500万円で著作権を譲り受けた。4月15日、キャラクターの愛称が「せんとくん」に決定した。
「せんとくん」に対しては、市民から「可愛くない」、また童子が仏に見えることから「仏を侮辱している」「仏に角を生やすのは不謹慎である」等の批判がある他、「平城遷都1300年祭を救う会」を名乗る任意団体が結成され、街頭やウェブ上などで反対運動を展開していた。更に2008年3月27日には奈良市と周辺の寺院の僧侶らで構成される親睦団体南都二六会が「仏をちゃかしたようなキャラクターに嫌悪感を覚える」などとしてマスコットの再考を求める意見書を提出した。
批判は、非公開で行われた選考過程の不透明さや、地方博のマスコットキャラとしては割高な費用にも向けられている。また、着ぐるみの制作費用は、約80万円だという。
この騒動で多くの報道が行われたために知名度は抜群となり、いわゆるゆるキャラとは一線を画したキャラクターと相まって徐々に知名度が高まった。2010年7月時点で、「せんとくん」関連グッズのライセンス料は30億円に達した。
という訳で、スキャンダルを自らの糧として有名ゆるキャラにのしあがったのである。
今や押しも押されもせぬ大スターなのだ。 偉い!
これに対抗して、どういう事が起こったかというと、 再び Wikipedia 引用だが、
選定過程などに疑問を持つ地元のデザイナーらが集まる「クリエイターズ会議・大和」は、独自のキャラクターを一般からの公募で選定し、「まんとくん」として発表した。南都二六会は、同会が独自に採用したキャラクター「なーむくん」を活用するとしている。
まんとくん
対抗キャラを作った訳です。 せんとくんには負けるが、両人とも有名になりました。
さらに、その後どうなったかというと、
2008年10月25日に彦根市で開催された『ゆるキャラまつりin彦根』で、「せんとくん」と「なーむくん」の「仲直り」が行われ、12月以降はきぐるみの製作が遅れていた「まんとくん」も加わり、3キャラクターがそろい踏みしてのイベント出演などが行われた。
となって、仲直りができました。 メデタシ、メデタシ。
それで、今回せんとくんの何を記事に書きたかったかというと、せんとくんに専用車が寄付(実は無償貸与)されたというニュースです。 別に彼のスキャンダル話ではない。
窓から顔を出して愛嬌を振りまくわけだ。
着ぐるみの中身の人は、これから暑くなるので各種イベントでは大変だろうが、
頑張って欲しいと思う。
毎日新聞ニュース記事によると、
地元の自動車販売「奈良ダイハツ」が「観光振興に役立てれば」と県に無償貸与した。車体にせんとくんを描き、ナンバーは「せんと」の語呂合わせで「1010」。
公認・非公認が入り乱れ、ゆるキャラによるPR合戦は激しさを増す一方。移動中でも沿道の人にアピールできる道具を手に入れたせんとくんは、体で喜びを表していた。【釣田祐喜】
であります。 大したニュースではなかったね。しかし、ゆるキャラウオッチャーとしては、見過ごしにできぬ。
ちなみに、せんとくんに関しては、奇怪画像が結構沢山あるのだ。やはり、ワルのイメージが抜けきれないらしい。 そこで、それらの画像をアップするのである。
美少年バージョンもあります。
籔内佐斗司の関連作品としては、ぶんぶん童子があります。これは、インパクトが強い。
JR大分駅の改札口付近に設置されているそうです。
時間になったので、これでおしまい。ごきげんよう。
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