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2014年10月13日月曜日

サンドアート I


前回、砂の彫刻群を紹介したが、今回は砂絵を芸術にまで高めたサンドアートを紹介する。 

サンドアートといっても、沢山の種類がある。 どのような作品群か Wikipedia に従って要約してみよう。

1) 砂像彫刻 (サンドスカルプチュアもしくはサンドスタチュー)

砂浜の砂でお城等を造形する芸術。前回の砂の美術館の作品ですね。

2) 砂絵 (サンドペインティング)

糊の貼られたシートにマスキングして色砂をまぶして作る作品。 画布もしくは画板の上で、色砂を使って絵を描く作品も砂絵という。 チベット仏教の「砂曼荼羅」がその例。日本の「盆石」もそう。

3) グラスサンドアート (適当な日本語訳はないらしい。 瓶砂絵 はおかしいかな?)

瓶の中に色砂を敷き詰めて、その地層の模様で絵を描く作品。

4) 砂アニメーション (サンドアニメーション)

バックライトでガラスの上の砂を照らし、オーバーヘッドでストップモーション撮影をして制作する作品。

5) サンドアートパフォーマンス (これも適当な日本語訳はないらしい。 砂変容芸術 はおかしいかな?)

バックライトでガラスの上の砂を照らし、オーバーヘッドでライブ中継し、次々と砂絵を描いていき物語を展開させる作品、あるいは芸術。

4) と 5) の違いは、

アニメーションの定義は「フレーム・バイ・フレーム」(コマ撮り)であり、「サンドアートパフォーマンス」は連続画像なので、正確にはアニメーションではない。

ということです。

 順次画像を見ていこう。

2) 砂絵 (サンドペインティング)

まづは、チベット仏教の「砂曼荼羅」です。 以前TVで、制作過程を放映していました。 これは、どの作品も見ごたえがある。 幾つかの例を紹介する。








 
砂曼荼羅の制作と破壊の動画
 
ダライ・ラマが写っています。最後は、ただの砂に戻されてしまい川に流される。
 
 
 
construction and destruction of a mandala


つぎは、日本の盆石

これは、材質が砂だけではないので、正確にはサンドアートとは言いづらい。お盆の上で展開される山水ですな。 







動く砂絵。 海外のお土産物屋さんで、よく見かけるやつです。私も以前韓国に行った時に、露天商から買ったことがある。すぐに、ガラスの接着が悪くなり、砂が流れなくなってしまった。






海外の砂絵。 本来の意味での、糊の貼られたシートにマスキングして色砂をまぶして作る絵画。
ここで与える作品は、芸術作品とは言い難い。 芸術的な作品は、勿論存在するが次の機会にまわそう。


 


キティちゃんもいる。 これらの砂絵は、原画があって色砂のキットを用いて制作する。


このようなセットになっている。


3) グラスサンドアート 

 これも、沖縄などに行くと、お土産物屋さんで売っている。 こんな感じですね。


どうしたら、こんな複雑な絵柄ができるんだろう、と不思議に思うようなグラスサンドがあります。






4) と 5) については、次回にまわす。 今回は、これでおしまい。












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