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2017年10月4日水曜日

神戸須磨区 慶雲禅寺

今回は神戸案内に戻って須磨区慶雲禅寺の紹介である。車大歳神社の取材に行きそのついでに参拝させて頂いた。

先週の9月25日に母の見舞いに行った帰りである。もう1週間前になる。あんなに暑かったのがもう肌寒くなってきている。月日の経つのはあっという間である。

新開地から湊川公園まで歩き、神戸市営地下鉄湊川公園駅に乗り込む。

湊川公園駅改札


駅構内 地下鉄の駅構内というのは変わり映えがしませんね。


駅構内の路線案内図  これによると西神・山手線5駅目の妙法寺で下車する。


 妙法寺駅構内

駅構内からプラットを望む。 もう紅葉の始まっている木がありますね。


妙法寺駅で下車。駅前ロータリーに向かう。ここは神戸市バスの発着場になっている。

妙法寺駅舎 三角屋根が特徴的です。



駅前ロータリー  右端が5系統の停留所。高層住宅が沢山建っていて神戸市の一大ベッドタウンになっている。


神戸市バス5系統若草町行きに乗り込み車大道で下車する。ここまで来ると山が近く田舎の雰囲気が漂ってくる。



駐車場の管理人さんがいたので大歳神社がどの方向かを尋ねる。「お寺さんと神社は坂道を登ったところにあるから、そこでまた人に聞けばいい」ということでした。お寺さんは慶雲禅寺のことらしい。一応地図はプリントアウトして持ってきているが縮尺が大きいの道がどうもはっきりしない。

別に慌てるわけではないので散策がてら舗装された道路を登っていく。

道すがら  真っ赤に咲いている曼殊沙華の花


石垣に囲まれた立派なお屋敷を横目でにらんで山道を登る。


慶雲禅寺はすぐに見つかったのだが、後回しにして車大歳神社に向かおうと思い歩を進めるのであった。

ところが道路を進むと須磨区とは思えぬ深い竹林が広がり


さらに道路は狭くなり山道と化す。


構わず進むと再び竹林が広がり


その林を抜けるとあばら家の畑のような場所にでた。ついに行き止まりである。


どうやら道に迷ってしまった。それで慶雲禅寺まで戻ることにした。と言う訳で参拝の順序が逆になった。

慶雲禅寺の参拝をはじめる。

寺碑  慶雲禅寺 と刻されている。 巨きな御影石造りでツルツルに磨かれている。



山門  表札には 慶雲寺 とのみ記されている。



ここでお寺の基礎データを須磨観光協会から入手する。

臨済宗南禅寺派の寺院である。

本尊は釈迦牟尼仏で建武3年(1336)の創建だと伝えられている。


湊川の戦いの時、足利尊氏の陣へ飛んでくる矢を拾う僧が現れ、味方をまったく傷つけなかったために、尊氏軍の勝利に終わりました。尊氏は、それを日ごろ信仰してきた兵庫にある魚御堂地蔵の化身と考え、矢拾い地蔵としての地に移し、その仏像をまつる寺を創建しました。

そのお寺がこの慶雲寺である。どのような木像だったかは不明。幸いな事に鎌倉の浄光明寺の収蔵庫に安置されている木造彩色地蔵菩薩立像が残されており、その仏像は、「矢拾地蔵」(やひろいじぞう)とも呼ばれ、足利直義念持仏と伝えられている。


同じ伝説に由来している。恐らくこのような地蔵菩薩像と思われる。

1953(昭和28)年の火災により、「矢拾い地蔵」は焼失しました

道路側に建てられている毘沙門堂


その横の真新しい納骨堂

境内は綺麗に整備され手入れが行き届いている。 敷地が狭いためか境内のゆったりとした感じはあまりない。

歌碑  一寸読めませんね。



石灯籠

石垣前にひっそりと置かれている 地蔵尊の祠


鐘楼  足元にも鐘がある。


庫裡

本堂

庭園  というより住職さんのお家の庭ですね。


お寺の墓地 整然と墓石が並んでいる。


次回は車大歳神社である。 これでおしまい。

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