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2017年10月21日土曜日

堺市 光明院

今回は百舌鳥八幡宮のお隣りにあるお寺光明院の紹介である。取材する予定はなかったが、八幡宮の境内に接していて山門が開いていたので入ってみた。多くの寺院は防犯のため閉鎖されている中で、門戸を開放してあり自由にお参りできる当院は立派な心掛けであります。このような寺院が増えてくると嬉しいのですが時代は全く逆方向に向かってますね。

実を申せばこの寺院は全く知らなかったので、Wikipediaで調べて見ると

仏頂山金輪寺光明院 – 大阪府堺市東百舌鳥赤畑町にある高野山真言宗の寺院。

との1行の記事だけであった。寺院のホームページも見当たらない。それで基礎情報をあちこちのブログから収集することにしたが数少ないし情報は少ない。それで掲示板に書かれている記事のみの寺院紹介とした。

それによると小さいながらも相応の由緒のあるお寺でした。

 山門前  頭守地蔵尊(とうもりじぞうそん) の石碑

山門  

由緒板  堺市による公式掲示板で、英語、中国語、韓国語版も記載されている。


次のように説明されている。面倒だったけど拡大画像を見ながら書き写しました。

      光 明 院

当寺は仏頂山金輪寺光明院と称し、高野山真言宗金剛峰寺に属します。
本尊は金輪仏頂釈迦如来(写真の仏像)で秘仏になっています。

天平元年(729)に光明皇后の発願により創建されました。
中世には、当寺の僧が先達になって熊野本宮に詣でた記録もあります。
その後江戸時代前期の寛文九年(1669)に寿宝比丘尼智海が当寺を再興しました。
当寺は江戸時代中期に、大鳥神社神宮寺である神鳳寺の役寺となりますが、慶応4年(1868)の神仏分離令により、神鳳寺が廃寺となったため釈迦三尊像十一面観音立像をはじめ仏像や仏画の多くが当寺に写され現在に至っています。
寺内にある地蔵堂には頭守り地蔵が祀られ、頭痛、中風除けとして参拝されています。
                                     堺市

山門前 石碑 大界外相 とある。


大界内相(だいかいないそう)という言葉と対になっている。この石碑大界外相(だいかいげそう)の大界は、僧侶となる儀式を行う聖なる場所、つまり戒壇院のことで、その内側外側という境界を示す標石だそうです。
                
大界内相の石碑は境内にも見当たらず。


山門前 石碑  酒を飲んで山門に入ってはいけない!  当然です。


本堂につづく石畳の参道


本堂


常夜燈

頭痛よけ地蔵尊石碑  若い頃は頭痛持ちだったが60代になって無くなってしまった。かわりに中風を心配しなければならぬ年齢になった。それで中風除け祈願のお賽銭をあげました。

地蔵堂

本堂裏手にある絵馬堂


境内にある 水掛不動明王



同じく 百舌鳥千力行者尊  石段の奥に祀られている。
 千力行者尊


不動明王行者像を見ることが出来たのは収穫でした。これでおしまい。

2 件のコメント:

  1. 大阪府堺市光明院には、江戸時代の仏師院達法橋が、制作しておりました釈迦如来坐像が存在して、なおかつ、大仏師祐勢という方も、祖師の肖像彫刻を造像していました。

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  2. 実は、その院達法橋は、来年の2022年で、ちょうど、生誕400年を迎える予定で御座います。

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