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2017年4月6日木曜日

神戸北区 末広稲荷神社

神戸電鉄沿線にある神社紹介である。幾つもの神戸の神社を写真取材してきたが、北区の神社はあまり訪づれていない。それで今回は少し足を延ばして北区鈴蘭台にある末広稲荷神社の紹介である。地図によると鈴蘭台駅から徒歩で10分くらい坂を登ったところにある。

取材は昨年の12月19日でいささか古い写真記事になるがお許しを乞う。

神戸電鉄新開地駅で準急に乗り込んで鈴蘭台駅で下車する。


鈴蘭駅構内  左側の電車が私の乗ってきた三田行の準急。


駅前風景

線路沿いの道路を北鈴蘭台方面に向かって歩いて行くと数分で神社の鳥居が見えてくる。ここが神社への昇り口である。

一の鳥居


コンクリートで舗装された道路なのだが、一応は末広稲荷神社の参道である。

参道の社碑


暫く上っていくと二の大鳥居が現れる。


鳥居の横は駐車場になっていて、奥まったところに戦没者の慰霊碑がある。


その左側に五の鳥居がある。


こちらの鳥居を潜って境内に向かう。

明治百年記念の石碑と神官の碑  


境内にある末広会館  例祭の際の集会所になっている。


手水舎  稲荷社だけあって柱はやはり朱塗りである。


境内入り口にある四の鳥居  手水舎の奥にある。 当たり前だが鳥居は全て朱稲荷鳥居である。 


社碑


由緒碑  これによると元々この地には何もなくて神有電鉄が新たに造成したとの事。


 昭和の初めに神戸電鉄(当時は神有電鉄)の従業員が交通安全・商売繁盛を祈って、伏見稲荷から分祀したと伝えられています。

鵯越駅での電車の転覆事故やトンネル内での電車の衝突事故などが起り、そのような事故が起こらないように交通安全を祈願するために分祀されたという。

石灯篭


稲荷神社の護り神であるお狐さま



お百度石

拝殿


ご祭神だが、伏見稲荷が分祀された神社なのでつぎの五柱になる。総称して稲荷大神と呼ぶ、


  • 宇迦之御魂大神 (うかのみたまのおおかみ) - 下社(中央座)
  • 佐田彦大神 (さたひこのおおかみ)- 中社(北座)
  • 大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ) - 上社(南座)
  • 田中大神(たなかのおおかみ) - 下社摂社(最北座)
  • 四大神 (しのおおかみ) - 中社摂社(最南座)

  • 神社境内にご祭神についての説明板はない。

    御神燈

    稲荷神社の奥には巌龍大神をお祀りしている。

    巌龍大神の額が掲げられた六の鳥居



    霊神大明神をお祀りする碑


    このような神々を祀っている。


    同じく巌龍大神の額が掲げられた七の鳥居



    巌龍大神社  小さ目の拝殿と言って良い。


     巌龍の御池



    巌龍大神の下方に色んな霊神大明神をお祀りする社が並んでいる。
    右側はまともな社だが、左側の社はブロック壁でセメントの波板が屋根になっている。落差を感じますね。


    こちらは蛇神様を祀っている。社はやはりブロック壁とセメントの波板。


    その隣にならんでいる社だが、こちらはご本尊が石になっている。


    勿論石造りの立派な社もある。


    それらの社の下は崖になっている。  危険だから降りてはいけない!


    境内に戻り四の鳥居から境内をぬける。


    この鳥居から二の大鳥居に向かって参道を下って行く。

    渡し石鳥居


    参道脇に末広観音尊を祀る社がある。


    末広観音尊社観音碑

    末広観音尊のお姿
     三の鳥居

    鳥居前の狛犬二基  稲荷神社だけあって狛犬であっても赤いよだれかけをしている。




    常夜燈

    末広厄除地蔵尊の碑

    末広厄除地蔵尊   2体祀られてあります。


    地蔵菩薩真言は、

    オン カカカ ビサンマーエイ ソワカ

    で7回唱えるべし。実際にやってみましたが、功徳はあるでしょうか?

    石の地蔵菩薩

    赤いよだれかけをかけていますが、これは風習です。願掛けをしたり加護を受ける際に、よだれかけけやお供え物をお地蔵さまに奉納する習わしがあると説明されている。赤ちゃんが丈夫に育つようにという願いが込められている。



    後方のブロンズ製の地蔵菩薩



    石の地蔵様

    三の鳥居からの参道

    この参道を下り切ったところに二の大鳥居がある。 これで参道を一周したことになる。


    稲荷神社の秋季例祭ではこのような御輿のお渡りがあるそうです。巫女さんも来ていますね。



    これでおしまい。

    2017年4月5日水曜日

    神戸長田区 水天宮

    長らくお休みしていた神戸の神社シリーズを再開する。何ヶ所も取材写真は撮っていたのだけど、記事にする時間がなく放っておいたものです。

    母の見舞いの帰り神戸電鉄に乗って、沿線の駅で降りて取材した神社を紹介していく。今回は神戸水天宮である。取材日は1月25日でかなり前になる。

    神戸電鉄長田駅から天神山の山頂にある神社が見える。これが神戸水天宮である。神鉄の線路に沿って5分位歩いて行き坂道を下る。そしてしばらくすると、Y字路に出るので右手の急な坂を道なりに上ると、その左奥に神戸水天宮の大きな看板が見えて来る。

    結構急な登りで、私のような年寄りにはちとしんどい。

    境内へは朱塗りの手すりが付けられている。


    この看板である。

    水天宮安産祈願の神社として地元では知られている。 幸いWikipediaに解説記事があるのでそれを引用する。

    神戸水天宮
    神戸水天宮拝殿.jpg
    所在地兵庫県神戸市長田区長田天神町五丁目5番1号
    位置北緯34度40分55.4秒
    東経135度08分46.3秒
    座標: 北緯34度40分55.4秒 東経135度08分46.3秒
    主祭神天御中主神
    創建不明
    別名水天宮さん
    例祭10月5日
    地図
    神戸水天宮の位置(兵庫県内)
    神戸水天宮
    神戸水天宮


    神戸水天宮(こうべすいてんぐう)

    兵庫県神戸市長田区長田天神町に鎮座する神社(水天宮)である。


    ご祭神:

    主祭神  天御中主神 あめのみなかぬしのかみ)


    右側の鉾をもつ女神である。左側は、イザナギイザナミの神。



    配祀神  安徳天皇


    第81代天皇で、その母は平清盛の娘の徳子(後の建礼門院


    建礼門院(平徳子)



    二位尼(にいのあま)平時子

    平清盛の正室で徳子の母。


    安徳天皇を抱いて入水する二位尼平時子)を描く。

    平清盛の正室で徳子の母。


    由緒:

    社伝によれば、当宮の鎮座する天神山には、「神代の頃に事代主神が天より降りてこられた」との言い伝えがあり、「宇奈弖(うなで)の丘」と称して神聖な山として守られてきた。

    大正3年(1914年)、当宮の初代宮司西学治が中心となって、福岡県久留米市鎮座の水天宮より分霊を勧請し、兵庫区楠町に奉安の後、長田区熊野神社内に奉斎した。

    大正11年10月、この宇奈弖の丘に仮本宮を建立して遷宮、翌12年4月、本宮に遷御し、「神戸水天宮」として鎮祭した。

    という事で大正末に建立された比較的新しい神社です。そのせいか社屋も真新しい。平家物語に因む神社と言えよう。

    大鳥居




    由緒舎

    拝殿への石段

    拝殿  朱塗りの柱が鮮やかである。 安産祈願の幟が掛けられている。



    社額



    拝殿奥の本殿は木々に邪魔されて見えにくい。



    手水舎 2本柱でしかも朱塗りである。


    常夜燈  これまた朱塗りである。


    拝殿横に境内社長田社の社がある。



    長田社  小さいけれどもその造りは立派です。


    ご祭神事代主神 (ことしろぬしのみこと)


    えびす神のことですね。

    同じく脇社の白長社(しらながしゃ)  本殿の西側にある。



    ご祭神大物主神


    以前奈良の大神神社の記事でご祭神として説明した。蛇神様です。桜井 大神神社


    脇社種宮(とくさのみや)   白長社の横にある。




    ご祭神西(にし)家(創始社家)御神霊  

    この水天宮を創設した西家の御神霊ということらしいが、良くわからない。初代宮司の西学治の人物像もはっきりしない。


    ご神木



    境内社務所


     久しぶりの神社記事でした。今回はこれでおしまい。 これからも記事を以前のように書き続けられるかどうかは分からない。辛い所である。