三宮の東急ハンズの
地下2階にあるペットショップの片隅に、熱帯魚の水槽が置いてある。
これは、グッピーです。
その手前には、ボトルに入った熱帯魚ベタ(闘争心が強いので個別にするため)が並べてある。
また似たような小さなボトルにマリモだけが入っている。
何かなと思うと、 ピクシー・シュリンプ のいなくなったボトルであった。
宣伝のチラシには、神秘の妖精と書いてある。
こんな挿絵もありました。
私のみたのは、次の画像のエビなしです。
手軽に飼えるので、人気が出てきたようなのだ。 しかし大ブレークとはいかない。
ボトルが空であったように、放りっぱなしで飼い続けるのは簡単でないようだ。
私は、そもそもこのエビを知らなかった。
それで、調べてみると
ピクシー・シュリンプは、ハワイ産のオパエウラという熱帯性汽水エビの流通名;
オパエウラにはまだ不明点が沢山あり、寿命も 6年~25年など、よくわかっていない;
そうだ。
こんなの、どっかで見たなという気がした。
そうであった。
シーモンキー
1970年代だと思うが、謎の生物 ということで大流行したのだ。
英語版は、これ。
その当時も値段は高かったような記憶があるが、アメリカでも$13.95 だから高い。
謎の水中生物を付属の水槽とエサで育てる観察キットという歌い文句だ。
で、実態はこれだ。
要するにエビの仲間です。 正式名は、アルテミア (Artemia)。
小型の甲殻類で世界各地の塩水湖に生息し、代表種の Artemia salina は、
1億年前から変化していない生きた化石とされる。
種によってはブラインシュリンプ (brine shrimp) とも呼ばれ、
長期間乾燥に耐える休眠卵の採取を目的に採取・養殖され、市販されている。
この休眠卵 をボトルの水のなかにいれれば孵化するという訳です。
私も御多分にもれず、飼ったことがある。
芥子粒みたいな卵を塩水にいれると、1日で孵ってゴミみたいなのがうごめいている。
ミジンコの小さい奴だ。 これが幼生です。
大きくなると、怪獣みたいな奴になるかと思いきや同じミジンコのまま。
今なら、ミジンコだから大きくなるわけ訳がない思うが、
当時は5cm 位になって巨大化すると思っていた。
温度管理がわるく、1cm位になったときに全滅。 見るのに飽きていたので、それっきりだ。
ミジンコと思ったのは正解で、アルテミアは観賞魚の飼育・繁殖用として、
主にアメリカ(グレートソルト湖 と サンフランシスコ湾)で養殖されている。
サンフランシスコの養殖池
赤く濁っているのが、それだ。
Wikipedia 等で調べると、 シーモンキー とは、
1)飼いやすさとその姿のおもしろさに着目して、愛玩用・観賞用に改良された品種。
2)アメリカの通販業者ブラウンハット(en:Harold von Braunhut)によって
1957年にインスタントライフ、1962年にシーモンキーと名付けて売り出された。
であり、私に記憶されていたのは次の理由だ。
3)日本でも昭和40年代に通信販売商品としてちょっとしたブームを巻き起こし、
現在も教育玩具として販売されている。
4)外箱にはアルテミアの胴体に人の顔と手足が付いたイラストが描かれていた。
不思議な水生生物で、猿に似た動物だ、というので、子供の関心を引いたものである。
なるほど。
息子達の世代である30代の人でもシーモンキーなんて知らないだろうな。
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