フグ料理を食べることであった。 洲本城と芝右衛門狸
調理師をしている息子の要望で、3年トラフグを食べにいくことになり、
ワイフがインターネットや口コミで料理店を探していたのだが、
彼女の姉の推薦もあって温泉付き のここに決めたのだ。
3年トラフグ (鳴門海峡を見渡す漁場で養殖された、3年かけて育てたブランドふぐ)
その日の早朝 ワイフと共に自宅を出発。 息子の住む垂水までJRで行く。
そこから、息子の車に乗せてもらって
高速(神戸淡路鳴門自動車道)に入り 明石海峡大橋 をわたり
高速を一路 福良に向かう。 福良で高速を降りて、 目的地 休暇村 南淡路に向かう。
ナビがあるので、道を間違うことなく目的地に到着。
このまだ新しい建物だ。
眼下に福良湾を見渡す風光明美な高台に、このリゾート施設がある。
崖には、まだ水仙が咲いている。
海岸線まで歩いて下りることもできる。
早速、フグ料理の話に入ろう。 レストランは、2階にある。
我々が予約したのは、 淡路島 ふぐ懐石 コースだ。
窓から、外の景色が見える ゆったりとしたテーブルに案内してくれる。
写真に写っているように、品書きは次のようになる。
品書き
◇先附:白子豆腐◇刺身:3年とらふぐてっさ
◇鍋物:3年とらふぐてっちり
◇揚物:ふぐ唐揚げ
◇蒸し物:白子茶碗蒸し
◇酢物:ふぐ皮サラダ
◇飯物:ふぐ雑炊
◇果物:季節の物
ここに写っているのが、白子豆腐 と ふぐ皮サラダ だ。 あての 煮凝りもついている。
白子豆腐は、とろけるように美味。 ふぐ皮サラダもコロコロしていて美味。
なま玉ねぎは少しきつい。
こちらは、雑炊のためのセット。 ノリ、卵、漬物、塩。
これが、3年とらふぐてっちりの具だ。 証明書つきである。
てっちりは、子供のころの一番のご馳走であった。
親父のボーナスの出た日しか食べれない。 1年1回の贅沢。 それを思い出す。
骨付きの部分の肉が、強烈にうまい。
鶏のように弾力があり、コチッと身はしまり、しかも魚肉の風味がある。
コラーゲンがたっぷりという感じの食感。 極めて美味。
3年とらふぐてっさ だ。 酢だちをかける。
なんという歯ごたえを持った、口の中にジワーと広がる旨みよ。
極上の味、そして歯ざわり。 魚とはとうてい思えない。
皮のコリコリ感も何ともいえない。 極上の逸品。 う うまい!
ふぐ唐揚げ は、ふぐとは思えない歯ざわり。
鶏のから揚げのようだが、味は全く異なる。
油けがなく、骨付き肉の旨みだけがでてくる。 以外とジューシーだ。 これまた美味。
こちらは、白子茶碗蒸し で白子が塊で入っている。 口中でとろける。
卵のだし汁とよくあう。 美味。
〆は、 ふぐ雑炊。 ふぐと昆布からでた、だし汁が猛烈においしい。
下にある、マニュアル通りに作成した積り。
しかしだし汁が多すぎて、雑炊用のごはんが泳いでいる状態になったが、
一滴のつゆも残さずに食べきる。 漬物とのコンビネーションが絶妙。
これまた、極めて美味。
なに一つ残すことなく、3人で全て完食。 満腹しました。
魚料理は、ふぐに限る。
給仕さんのもてなしも とても良かった。
ごちそうさま。 大満足。 もう何も思い残すことはない。
食後 腹ごなしもこめて 温泉にはいる。
南淡路温泉郷には6つの源泉があり、休暇村の温泉「潮騒の湯」は、
そのなかでも療養泉として知られている南淡温泉を源泉としている。
ここが、「潮騒の湯」だ。 頭と体を洗ってから、展望大浴場にゆっくりはいる。
そして、ガラス戸をでると露天風呂とジャグジーがある。
露天風呂入り、手足をのばして、ここからの鳴門海峡を見晴らす眺望を楽しむ。
よきかな よきかな。
たまさかの極楽を味わったのであった。
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