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2014年3月20日木曜日

日本製 Virtual Museum  

「私の画廊」 を作ろうと思って、参考のためインターネット上の色々な Virtual Museum
を調べてみました。 すごいのが幾つもあります。  
とても真似できません。それらは、実に沢山のお金と手間暇がかかっています。  
外国で作られたものは、立派なVirtual Museum (次回紹介します)が多かったですね。 

調べているうちに、つぎのVirtual Museum が見つかりました。 日本製です。

 The Vertual Museum of Japanese Arts 

日本芸術のVertual Museum です。 説明を読むと、外務省の委託を受けて
講談社が作成したようです。  金がかかっていて当たり前ですね。
でも、外務省が作ったわりには、内容が貧弱です。 
それを見つけた経緯とページに関する感想を、書いておきます。 
なかば義憤にかられてです。

まづ、こんなページがでます。


そこで、Fine Arts を見たいとおもって、そのアイコンをクリックします。
ぺージが切り替わるとき、ピィという電子音がでますが、それ嫌ですね。

選択画面が出てきます。その中に、絵巻物、襖絵、仏画、水墨画、文人画とか
色々あります。

私は水墨画が好きなのでそれを選びます。
すると水墨画のページになります。 上のボタンが水墨画の英語説明です。
英文は、とても読みにくいです。 これは、全般に渡ってです。 

下に2つのボタンがあり、雪舟雪村です。

雪舟(せっしゅう、1420年-1506年)



の 「秋冬山水図」 がアップされています。



雪村(せっそん、1504年-1589年頃)

の 「松鷹図」 です。

 


ちなみに、ページに 雪舟雪村 の画像はない。 私が、Wikipedia から探してきた。
こんな具合で、全体が設明されている。 

水墨画は、日本のほこる芸術であり、画家も作品も少なすぎるような気がする。

そう思い、気になったので、他の項目もチェックした。 

ある程度説明されているページと粗雑なページとが入り交じっている。

例えば、歌舞伎はまあ充実しているが、能と狂言は、貧弱。 
英文説明だけ長く、舞台の例は4つ挙げてあるだけ。 確認してください。 能と狂言 
文楽もこれだけ。 文楽

総体に、どのページでも 英語は読みにくく外人向けではない。 
例えば、Shoheiga (障屏画) のような普通の日本人も知らない、 Encyclopedia Britannica  にも出てこない単語を使うべきでないと思う。 

 
レイアウトが悪い。 メインになる画像のほうを大きくすべきだ。 
1ぺージ1項目にこだわる必要性なんかさらさらない。 見やすく読みやすくするべきだ。

そんな風に、ページを繰るごとに不満が募ってきた。 

腹立たしいページを挙げる。 

Martial Arts にある国技の Sumo のページだ。 Sumo 

(1) Sumo Match  Here the sumo wrestlers (sumotori) are Takanohana and Akebono.

(2) Sumo Match

(3) Sumo Match

(4) Sumo Match

(5) Referee (Gyoji ) in Ceremonial Dress

(6) Entry into the Ring of the Yokozuna Grand Champion

(Photo : Copyright Japan Sumo Association)

とあって、 写真が6枚だけ。

(1)Sumo Match


(2) Sumo Match


(3) Sumo Match


(4) Sumo Match


(5) Referee (Gyoji ) in Ceremonial Dress


(6) Entrance into the Ring by Yokozuna Grand Champion

 









貴乃花の写真だけ。 貴乃花-曙戦に4枚! あんまりだろう。 こんなページはない方がまし。 
相撲の全体像を簡略に紹介すべきだろう。 

Wikipedia の記事のほうが数等まし。 Wikipediaの相撲ページ 
英語版でもこんなに充実している。  Wikipediaの英語相撲ページ  

柔道にいたっては、 これ Judo 。    私ならずとも腸が煮えくりかえります。 
ご丁寧に 動画 つきです。 バカにしとんか と思いますよね。


ほかにも、盆栽 ね。 盆栽家は、こんなページ抹殺したいと思うでしょう。 

Wikipedia の充実ぶりと比べてみてください。 Wikipediaの盆栽ページ 
実を言うと、これでも不十分で記事自体がいくらか偏っています。

という訳で、 

The Vertual Museum of Japanese Arts 

は、未熟すぎます。 大げさにいうと 国辱ものだと思います。
信頼のおけない Wikipedia より、はるかに劣るなんて恥ずかしすぎます。
可能ならば、即刻書き直してほしい。 
もしくは、閉鎖してほしいというのが読んでみた私の感想です。


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