老人は、朝が早い。 前日非常勤の講義をすませて、珍しく夕食
(といっても石橋駅の王将とか飲み屋でノンベするだけ)も取らずに、自宅に帰ってきた。
6時半ころから、恒例の自宅居酒屋を始めた。アンチョビサラダ、コロッケ、ミンチかつ、昨夜の残り物など、居酒屋メニューを並べてワイフとともにビールを飲むのである。 これが結構おいしくて、
2人で350ml缶を3缶空けてしまった。 その結果、ベッドに横になって新聞を読んでいるうちに
眠くなり、熟睡モードに入った。 ある意味、いつものことである。
その結果翌朝3時半に目が覚める。前日は1時半に目が覚めたのだ。
しかし、昼夜逆転している訳ではない。 退職老人の特権(久しぶりのセリフだ)を生かして、
ちゃんとお昼寝はしているのだ。
続きの新聞を読んで、積み上げてある本の一冊を小1時間ほど読んでいると、5時半になっている。
老人にとって、時間の経つのが早く感じられるというのは、実感である。
隣の母親の家で一緒に朝ごはんを食べるという日々の行事を行うまえに、約1時間の時間的余裕がある。 今日は、天気で空気も悪くない。 それで、カメラ片手に久しぶりに早朝の散歩をしたのだ。
コースは、自宅裏の篠原台の一周。
お墓の上の崖に、マンション群が見えるが、その周辺を散歩しようという訳だ。
炭山橋を渡って、道路沿いの坂を登っていく。
坂の景色は、このようになっていて民家が立ち並ぶ。
蔦の絡んだ2階建てのコンクリート建ての家が見えるであろうか。 このような家は今では珍しい。
道路上に、何やら白い紙きれのようなものがヒラヒラと動いている(飛んではいない)。
マンホール上で静止した。 蛾のアメリカシロヒトリが交尾中であった。
その濡れ場を、写させてもらった。 無粋な真似をしてすまぬ。
さらに坂を登っていくと、駐車してある車の下にトラ猫がいる。
こちらを不思議そうな顔で見ている。 朝の挨拶をしなければならない。
おはようございます、と言ってお顔を写させてもらった。 個人情報の侵害にはなるまい。
さらに、曲がりくねった坂を登っていくと、宅地造成で取り残された場所にくる。
山道をあるいていると、そこかしこで出会うような雑木の風景である。
まさにこの緑に覆われた場所の奥が、高級住宅地になっているのだ。手前の木に注目。
うーんと唸って、坂の行き止まりの所までいき、Uターンする。
土など見当たらない道路わきに野草が花を咲かせている。 名前は知らない。
雑草ではないようだ。どこかから種が飛んできて、こんな所に花を咲かせたのだ。
コンクリで舗装された道路を下る。向かいに見える木々は、六甲川の川辺に生えているものだ。
やはり、道路の脇に昆虫を発見。 接写してみた。 蜂か甲虫かよくわからない。
40分ほどの、特に何ということもない散歩であった。
母親との朝食は無事完了。
その後は、この記事を書いてから、科学研究費補助金研究成果報告書という長ったらしい名の
書類の続きを書く予定である。 自分の堕落ぶりをまざまざと感じながら書類カキコをするのだ。
科研の書類書き (この記事の読者は最初2名現在4名です。皆私の身内です。トホホ)
このコメントはブログの管理者によって削除されました。
返信削除